閑静な住宅街の一角に慎ましく佇む住宅、広い庭に置かれた白いガーデニングチィアーに浅く座り優しい日差しを浴びながら紅茶を楽しむ志村悦子が居た
悦子の夫は外資系企業に勤務し役職は部長補佐をしている
悦子と夫は見合い結婚であったが恋愛に近い物があった
只悦子は結婚に踏み切れなかったのは夫よりも3つ年上である事を気にしていたからであったが、夫は歳の差を気にせずにいてくれる優しい心の持ち主であった為、悦子は結婚に踏み切ったのであった
そして今は夫の両親が残した家に慎ましく暮らしている
そして夫は単身海外に赴任して3年が過ぎていた
そんなある日の午後に悦子の持つ携帯電話に見ず知らずの携帯番号が表示された
悦子は何の躊躇いもせずに通話ボタンを押した
「はい、志村でございますが」
悦子は優しい声で話した
「奥さん、旦那に内緒で悪い事しちゃったら駄目だよ」
薄気味悪い声で喋る男の声に悦子は眉をひそめ怪訝な表情を浮かべた
「あの番号をお間違えではありませんか」
悦子はそう言うと薄気味悪い声で笑いながら男が言った
「えへへへ、志村悦子さんだろ、旦那はイギリスへ行って3年位経つよな~、奥さんが身体淋しく成るのも判るぜ」
男の言葉に悦子の背中に寒気が走った
「変なん悪戯電話はお辞め下さい!」
悦子は語尾を強めて言うと男は深く溜め息を付き言った
「村田義弘を知ってるよね、知らない筈はないよね~」
男の発した名前に悦子は身体が震えた、逸れを見透かした様に男が話を続けた
「奥さんも人が悪いぜ~、年下の旦那に年下の浮気相手、さぞかし年下が好きなんだね~えへへへ」
「何の御用ですか今、取り込んで居ますので失礼致します」
悦子はそう言って通話ボタンを切ろうとした
「電話を切って困るのは奥さんの方じゃ無いのかい?、いや別に佳いんだぜ切ったって、只奥さんのAV顔負けのセックスのさぁ動画がバラ撒かれるだけだけどね」
「何ですって!!」
悦子はそう声を出すと次の声が出なかった、一年前に友人の結婚披露宴に出た際に知り合った村田義弘と言う若い男に隙をみせそのまま成り行きのままに一夜を共にしてしまったのであった
「なあ奥さん、あんた大人しそうな顔して本当は結構な好きもんだな~」
「辞めて下さい!!、警察に言いますよ!」
強い口調で言う悦子の声に男はせせら笑った
「奥さんよ~あんた警察になんて言うんだよ?、私浮気してますって言うのかよ、俺は別に佳いんだぜ警察に突き出されたって、警察の皆さんに奥さんの厭らしい動画をお見せするだけだからよ!」
男の言葉に悦子は恐ろしさに全身の力が抜けていった
「奥さん訊いてるかい?」
「望みは何ですか、お金ですか?」
「ほぉー金持ちは直ぐに金で片を付けたがるよね~えへへへ、まぁ金は幾らあっても困らないよなぁ~」
「一体何ですか!何が望みなの!」
「望みかい、えへへへ、まぁそんなに焦るなよ、2~3日中に或る物を届けるからよ、其れからのお楽しみだぜ~」
男はそう言うと一方的に電話を切った
悦子は携帯電話を握り締めたままその場に立ち尽くした
そして男の言った通りに悦子宛てに小包が届けられた
悦子は恐る恐るその小包を開けると小さな箱の中にプラスチック容器が出て来た
その時あの男から電話が掛かってきた、悦子は少し躊躇ったが通話ボタンを押した
「えへへへ奥さん小包が届いたろ」
男の声に嫌悪感が身体を走った
「はい、届きました」
「そうかい、なら、その蓋を開けてみなよ、それとももう開けちまったかな」
「いえまだ開けてません」
「なら早く蓋を開けなよ、開けたら中のクリームをタップリと指で掬って、奥さんの一番感じるスケベな穴に塗り込みな!」
男の卑猥は言葉使いに悦子は携帯電話を握り締めた
しかし弱みを握られている悦子に逆らう事など出来なかった
悦子は男の命ぜられるままに蓋を回し開け半透明のクリームを指に掬い一番敏感な部分にパンティ-をずらし塗り込んでいった
「塗り込んでるかい奥さん」
男の声に声を震わせながら答えた
「そうかい、いい子だまだまだ塗り込めよ!」
男の命ぜられる通りそのクリームが何物なのかも知らぬまま悦子はプラスチック容器の半分位の量を陰部に塗り込んだのだった
悦子の指がクリームと愛液に混ざり合って汚れていた
「沢山塗り込みました」
悦子の声が明らかに震えていた
「奥さん、また2~3日後にプレゼントを贈るぜ、逸れまで辛抱するんだな」
男はそう言うと一方的に通話を終えた
悦子には男の言う意味が判らなかったが
その意味が数分後に身を持って知らしめられる事に成った
悦子の身体が一気に熱くなり陰部に強烈な痒みが走り始めた
男が送り付けた物は強烈な媚薬クリームであったのだった
悦子はこの日から地獄の日々を送る事と成った
つづき「人妻悦子の転落(2)」へ
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