この話はつづきです。はじめから読まれる方は「燃ゆる若女将」へ
夕刻、板長の建治は上機嫌だった。仲居の一人が『板長、藤の間のお客様お願いします』『ハイよ、これが最後だね…お出ししたらあがって良いよ』
その仲居が『女将さん終わりましたのでお先に帰ります』と事務所に顔を見せると志乃は『お疲れ様でした、明日もお願いします』と言い帳簿に目を落とした
次に志乃が帳簿から目を上げたのは板長の建治が顔を見せた時だった
建治は入って来るなり『いやー藤の間のお客さん、ライターだと言うから一品多くサービスしちゃったよ』
志乃は『藤の間って横山様でしょ?初めてのお客様だけど旅館の宣伝にもなるし常連客にもなるかもだからサービスしても良いんじゃない?』
建治は『もう終わりそうかい?』志乃は『ええ…もう少しで…』建治は受話器を持ちながら『旦那に電話した方が良いんじゃない?』と建治に促されるがままに『もしもし…貴方…帳簿が合わなくて(止めて)…遅くなりそうだから(ダメッ)…ごめんね(ハァッ)…先に寝てて…切るわよ』電話の最中も建治は私の後ろから抱き付く様に胸を揉みしだいたり、下着の中に手を入れ弄り回し絡み付きます 志乃は電話中にも吐息が洩れそうになり電話を切ると建治に『直ぐに終わらせて行きますから部屋で待ってて下さい』と懇願します
志乃が部屋に入ると入り口で黙って服を脱ぎ下着も取って長襦袢に着替え部屋に入ります
そんな志乃に建治は『さすが若女将わかってるじゃないか』と微笑み微笑んだが志乃は早く終わらせて早く帰りたいだけだった
しかし、建治は『もう駄目だ』と真顔になり『長襦袢から崩れてるから着物も崩れてくるんだ…正しい縛り方を教えてあげますよ』と言いました
志乃は訝しげに『正しい縛り方?』建治は『そうです正しい縛り方です。着付け教室や講習会もあるでしょ』と鞄から赤いロ―プを出します
そして白い長襦袢の上から真っ赤なロ―プが志乃の体を梱包する様に縛らていきます
志乃は今まで一度も体験の無い縛りに驚きながらも自由を奪われ絞まるロ―プの感触に麻痺して溺れていきます
志乃は拘束され束縛される事で何も余計な事を考えなくても良くなり行為だけに集中が出来て縄の感触に蕩けていきます
そして…板長の建治に羞恥心を辱しめられ感じてしまいます
まさかライターの横山様が中庭の向こうから覗いているとも知らずに乱れて淫らな姿を晒してしまいます
つづき「燃ゆる若女将4」へ
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