私の妻、絹枝は不倫をしている
それは私が仕向けた物だ
何故と皆思うかも知れないが私は不能だからだ
地位も名誉も有る私だが残念ながら男として妻を歓ばせる筈の一物が要を足さないのだ
私は49歳
22歳までしがないサラリーマンで有ったが、偶然覚えたネット株取引にはまり、初めこそは破産までゆかないが損ばかりをしていたが、友人知人のアドバイスを参考に自分成りに試行錯誤を繰り返しながら株取引を繰り返しして行く内に儲けを出すことに成功した
そして大きな株取引に成功し莫大な資産を得た
それを元手に水産貿易に参入し見事に成功を収めた
そしてある日の事だ
知人に紹介された女、つまり今の妻絹枝と直ぐに結婚した
それは私が37歳の時である
絹枝は40歳で有ったが私は気にする事などしなかった
初めは妻を満足させる事が出来たがある日の事だ、妻と共に小旅行に出掛けた時に不幸が起きた
妻がハンドル操作を誤り田舎道の路外に転落した
妻に大きな怪我は無かったが私は腰の骨を骨折する大怪我を負った
怪我の方は順調に回復していったが、残念な事に男としての機能を失ってしまった
妻はその事に深く傷付き私に負い目を感じる様に成った
そして私はもう1人の自分に気付いたのである
もう1人の自分、それは真性のサディストだと云う事である
私は事ある事に妻をなじり続けた、そして気が付いた、妻もまた真性のマゾヒストだと云う事を
私は妻を或る男に逢わせた
それは私の部下の男だ
その男は36歳で私の会社で働いている有望な男だ
私は妻にその男を逢わせ、また男には妻を滅茶苦茶に調教しろと命じているのであった
その男は実は私と同じサディストだからである
男は直ぐに快諾し、妻を言葉巧みに誘惑しそして調教を開始したのである
つづき「哀虐妻(2)」へ
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