母と息子_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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母と息子

15-06-14 09:14

旦那と結婚したと同時に息子の龍を授かりました。が、私が妊娠した事を知ると旦那は家に寄り付かなくなりました。
そして私は龍を1人で育てる覚悟、旦那と別れる覚悟を決めました。
それからは昼のパートと夜の水商売にと死に物狂いでした。龍と一緒にいてあげられないのは辛かったです。
なんとか母に預け、面倒を見てもらいながら12年の月日が経ちました。龍も来春から中学に入学という時期です。

23歳で龍を産んでから死に物狂いに育ててきました。苦労はかけたけど中々素直に育ってくれました。
私は、水商売の方で年齢的にキャバクラじゃ通用しなくなりスナックに勤めていました。

そのスナックには昼間、パートをさせってもらっている会社の社長が常連客として来ていました。あくまでも社長と私の秘密でした。そして、私は社長が来店すると必ず接客をしていたのです。
そんなある日、酔った社長が私の身の上話をしてきたのです。
「なあ、綾・・・今、苦しいんだって?」
「えっ?そんな事ないですよ〜」
笑顔を作りながら心で泣いていました。
「いいんだよ・・・幾らか手伝ってやるから」
「な、何言ってるんですか〜」
「いや、冗談な話じゃないんだよ・・ウチは従業員も少ないだろ?もう隠すのも限界なんだよ」
「それって・・クビって事?ですか?」
「いやいや、そうじゃないんだよ・・」
社長が、私の耳元に近づいてきました。
「定期的に手伝いはしてやるから・・俺の女になれ・・悪くない話だろ?ウチとここで働く以上は出してやる・・」
私は一瞬、耳を疑いました。しかし、社長の目は本気でした。
するとママが
「綾ちゃん、私は悪くないと思うわよ・・龍ちゃんと一緒にいてあげられる時間も持てる事だし・・そりゃ綾ちゃんがいなくなるのはウチには痛手だけど綾ちゃんと龍ちゃんにとってはいい話だと思うわ・・でも忙しい日だけでも来てくれれば大丈夫だから」
私は愕然としました。社長とママの間では出来ている話なんだと・・・。
私はその月限りで昼のパート先を辞める事になりスナックも週に1、2回顔を出すだけになりました。
その代わりに59歳の中小企業の社長の愛人として生きる事になったのです。

社長は子育てを誓い、禁欲を誓った私の熟れ始めた肉体に官能の肉欲を再び目覚めさせ、私はあっという間に老体に近い社長の身体の虜になってしまいました。
若さに任せてペニスを挿入してくるだけのセックスとは違い、前戯で必ず私をイカせてくれたのです。挿入してからも歳からは想像出来ない位力強いピストンをしてくれたり、優しく包み込むようなセックスをしてくれたり・・。いつしか、私は社長と会うのが楽しみになっていました。
と、共に私と龍はそれまで以上に親子の絆を深める貴重な時間を貰いました。
最初こそ嫌悪感がありましたが、親子として生きる喜びを与え、女性としての悦びを与えてくれた社長の愛人に身も心もなっていました。

そんな充実?した日々を過ごしていたのですが、ある日・・酔った社長からの着信がありました。
「おう、綾か?今なにしてる?」
「え?別に何も・・家に居ますよ」
「今からおまえの家に行くからな・・」
「え?ちょっと・・ダメです」
言った時にはもう遅かったのです。電話は切れていました。そして、酔っ払っていようが何しようが言った事は実行する人です。
「龍、これから母さんのお客さんが来るから早く寝なさい」
この不自然な会話に龍は何かを感じないわけがありません・・ましてや多感な時期の息子に・・。
酔っ払った社長は女性を欲しがる傾向にあり、きっと抱きに来ると思い、急いでシャワーに入り、ほんのり薄化粧をして社長に買ってもらった下着と服を着て迎えました。

予想通りでした。
社長はアパートの階段を上るとインターホンを連打しました。
玄関に慌てて招き入れると玄関先で身体を抱き締めディープキスをしてきたのです。
もうこの時点で龍が寝てる筈がありませんでした・・・。
酔った社長を寝かせようと私の寝室に連れていきました。
と、言っても龍の部屋とリビングと襖で1枚で遮られているだけです。
社長を布団に寝かせ、ネクタイを取ると私を抱き寄せました。
「なんでここまで来たか分かるか?そうだ・・綾を抱きに来たんだよ」
「ダメです・・隣に居ますから」
「ハッハッハッ〜そうか・・なら聞かせてやれよ・・女のあの時の声を」
「ダメですって・・」
必死に抵抗しましたがあっという間に全裸にされ社長にイカされてしまいました。声を押し殺していたつもりですが、静かなアパートの部屋の中には響き渡ったのです。
それから空が白々と明るくなる位まで社長に抱かれました。
社長はいつもより興奮したようで何度も何度も身体を求めてきました。
社長は満足するとタクシーを呼んで帰って行きました。
その日から社長は月に2度位、アパートを訪ねて来ては私を抱いて帰る生活が続きました。

つづき「母と息子2」へ


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