狂女8_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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狂女8

15-06-14 09:16

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「狂女」へ

二人は今夜名古屋に帰ってしまう為、今の内に聞かなくては。
僕は叔父さんの傍へ行き、「加奈さんの事、どう思ってるんですか?」と思い切って聞いた。
「好きだよ」
叔父さんは僕の方を振り向き、あっさり答えた。

「それって・・・」
「妹だからかわいいに決まっとるじゃないか」
「・・・」
「おまえ、変な事思っとるな」
叔父さんは苦笑いを浮かべている。
「こいつは女房じゃないんだぜ。俺はあくまでも保護者」
「はあ・・・」
しばらく僕たちは黙っていたが、叔父さんは妹を片腕に抱いたまま参道を横切って露店の斜め後ろへ行った。
「雄一君、加奈に惚れちまったようだな」
僕は少し緊張した。
「まあ、元はと言えば俺が焚き付けたようなもんだからな」
それから彼は僕の耳元で、「本当は、俺、この女が好きなんだ」と小声で言った。
僕はさらに硬くなった。
「人形のように素直だしな。他の女なんか女房にする気が無い」
かがり火や露店の明かりが届かない暗がりで初めて打ち明けられ、僕は秘密を共有したような思いに囚われた。
「自分と血が繋がった女を抱くっていいもんだぞ」叔父の顔は不気味に見えた。
怖いと同時に、妖しい魔力が僕を捉えていた。
「君もこの加奈とは血縁関係だし」
「加奈さんと寝たんですか・・・?」
「ふふ」
僕はおぞましい気になった。
「妹を抱くのは最高だ」
まるで犯罪者のような顔付きで言う叔父はこの僕を共犯者とみなしているかのようだ。
いつしか再び勃起していた。
やがて、それまでおとなしくしていた加奈叔母さんが兄から離れ、後ろから両腕で僕の体を抱いた。
「ああ・・・」
ペニスから精液が溢れ出した。
「好きー」
どうしたら良いか戸惑っていると、「やっぱり若い方がいいのかな?」
叔父さんが苦笑して呟いた。
加奈さんの乳房が背中に当たり、何とも言えない気分だ。
叔父が止めようとしないので僕は興奮に任せて加奈さんと向かい合い、抱き締めて唇にキスをした。
精液が勢いを増して溢れている。
いつまで続けたのか、「皆が見るぞ」という叔父の声で加奈さんから離れた。
すると彼女は首を傾けて上着のボタンを外し始めた。
「こら」
叔父さんは妹の手を押さえてやめさせる。
「んん、やるー」
駄々をこねる妹を納得させようとしたのか、叔父は彼女を連れて社殿の裏へ行った。
僕も後から付いて行く。
闇の中、叔父は妹を壁にもたれさせてスカートをめくると、彼女の両手をパンティ越しの性器に当てさせ、「ほら、自分でやれ」と自慰を命じた。
初めは嫌がっていた加奈さんもいつしか手を動かし、やがて、開いた口から甘く悩ましい声が洩れ出した。
「ああん・・・」
両脚を淫らな格好で開き、目を閉じて快感に浸っているその姿は実に刺激的で、僕は夢中で彼女に見入った。
叔父は両手をズボンのポケットに入れてにやにやしている。
「ああん、ああん・・・」
加奈さんはいつしかパンティを自ら下ろし、直接性器を慰めていた。
「そろそろいい頃だ」
叔父さんはズボンとパンツを下ろすと、「見ているんだ」と僕に言って妹に近付き、彼女の片脚を持ち上げてペニスを割れ目に挿入していった。
「あああ!」
加奈さんは顔を上げ、セックスの喜びをあからさまに伝えた。
兄と妹の結合に僕は恐ろしくなり、まともに見ていられなくなって木の幹に顔を埋めた。
しかしそのうちに二人の性行為が気になり、恐る恐る彼らの方に目をやった。
叔父が加奈さんと向かい合ってリズミカルな上下運動を繰り返しており、加奈さんは口を開けてよがっている。
僕は叔父が妬ましくなった。
出来るものなら彼を引き離したい!
だが実際はそんな勇気も無く、彼らの痴態に息を呑んで見入るばかりだった。
二人はまるで人間の形をした獣だ。
盛りの付いたメスよろしく性痴呆の女の悩ましいよがり声が洩れている最中、叔父がペニスを抜いた。
「そら、君もやりな」
僕は驚いて彼を見た。
「やりたいんだろ?」
「・・・」
「さあ!」
急かされるようにして僕はズボンを脱ぎ、パンツの穴からペニスを出したが、怖くて実行出来ない。
「初めてなのか?」
「はい」
「やっぱりな。だけど入れちまえばいい」
僕は罪悪感と性欲の間で迷っていた。
「早くしないと、こいつ抵抗するぞ」
その言葉に押されるように僕は叔母に近付き、いきり立っているペニスを彼女の割れ目に当てた。
だが、その位置で入れていいのか良くわからない。
「早く!」
急かされた僕は思い切り叔母の割れ目にペニスを突き刺した。
「はあん・・・」
目の前で聞く甘い声に喜び、僕は夢中で腰を上下に動かした。
「あ、あ、あ、あ・・・」
彼女の表情をじっくり眺める余裕も無く、まさに獣のようにピストン運動をしばらく繰り返した後、大量の精液を中に注ぎ込んだ。

つづき「狂女9」へ


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