先日、甥っ子の智ちゃんが我が家に遊びに来ておりました
彼が子供の頃はよく可愛がっていましたが久しぶりに会った彼は22歳の逞しい青年に成長していました
『ずいぶん見ない間に大きくなったのね…最初見たときはわからなったわ』
前日の夜、夫の一彰から明日は仕事だから観光案内でもしてあげろよと言われていた私は智ちゃんを誘います
そんな事があり夫しか知らない私は若作りな格好をし智ちゃんとデート気分で外出、浮かれてしまっていたのかも…
一日をかけ市内の名所旧跡を案内しながら白いコンクリに照り返す真昼の光線がじりじりと肌を火照らします
『暑いでしょ…私の傘(日傘)に入りなさいよ』と言いながら視線を合わせた瞬間にドキッと心を突き抜く緊張感が走る程の男前に…この子がお風呂に入れてた赤ちゃん?と思う程に立派な太い腕が私の脇の下に、腕を組まれた智ちゃんの腕が私の胸に当たっている様な…私は真っ赤に頬を染めて俯いてしまいました
智ちゃんにすれば子供の頃に手を繋いだ延長の様なものでしょうか?
しかし…今でもTVで五山の送り火のニュースが流れる度に思い出す出来事が起こるとは…
あってはならない過ち、起こってはいけない過ちが…
それは……
楽しい一日も終わろうとしていたムードも最高潮に、市内も夕暮れに陽が傾き私達は最後の都タワーの展望台にエレベーターで上った時に…望遠鏡を覗いていた智ちゃんが『送り火ってあるんだよね?五山ってどの山…ここから見える?』
私が望遠鏡を覗くと目が眩むくらい凄く望遠になっていて『ちょっと待って。今、合わせるから…』と言った瞬間に私のお尻に当たるものが…
私は心の中で…もう智ちゃんも大胆ね…と思いながらも絶景の夕暮れに街の灯りがキラキラと輝き始めた街並みにそのままにして五山を探していました
するとその手は私のお尻を撫でる様に下がり始めてスカートの中に…ダメよ…ダメ…と思いながらも声は出ません
腕を組んだ時の様にドキドキともう智ちゃんたら…と街をさ迷う様に五山が探せません
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