この話はつづきです。はじめから読まれる方は「背徳の戒め」へ
深夜のマンションでの出来事から靖代は康隆の言いなりに成ってしまった、心は否定しても止め処なく湧き上がる羞恥の快楽、それは麻薬の様な物であった
「靖代、気分はどうだ」
横で歩く康隆の問い掛けに靖代は俯いたまま答えなかった
「黙りですか」
康隆はそう言うと手に握るリモコンのメモリーを上に上げて行った
「…はぅぅぅぅ…ぃぃやぁぁぁ…やめてッ…お願いッ…やめてぇぇ…くださいッ…」
今まで普通に歩いていた靖代が突然歩くのを止めた、止めたというよりも歩けなくなったと言った方が正解であった、靖代はその場に立ち止まり徐々に膝が折れ始め身体を震わせ康隆を見上げた
「どうした、歩けよ」
康隆の言葉に靖代は哀しさの中に艶めかしい表情を滲ませ首を振った
「…だめッ…だめッ…おねがいッ…止めてッ…止めてくださいッ…」
靖代の震える声が切なさを醸し出していた、康隆はその靖代の姿に任鞠と笑い
「早く歩けよ!」
康隆の言葉に靖代は膝を震わせ足元をふら附かせながら歩みを始めたがまともに歩く事など困難であった、靖代の股間にはリモコン式のバイブレーターを埋め込まれ更に媚薬を塗り込まれていいるのである、媚薬の効果にバイブレーターの刺激が相まって絶大な快楽が靖代の躰を襲っていた
「…おねがいッ…おねがいですッ…もぅ…ゆるしてッ…」
縋り附く靖代に康隆は辺りを見渡し靖代が着ているサマーコートを素早く剥ぎ取った、靖代は両手で乳房を隠しその場にしゃがみ込んだ
「嫌ぁぁッ…おねがいコートを返してッ!」
深夜の地下道に靖代の声が反響した
「おねがいですッ…もぅ…ゆるしてッ…私をこれ以上…辱めないで…」
靖代の声が震え地下道に響き渡った
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