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第18話『Confession - 思わぬ告白』
由紀のためにバスタオルを被せるという冷静な行動を取った実可子であったが、心の中は態度ほど冷静ではいられなかった。
生まれたままの姿に、まるでオムツしているかのような由紀が、実可子を見て言った。
「ああぁ、実可子さん、さっきお潮吹いたばっかりなのに、またびしょびしょに濡れてませんかぁ?」
玲も気づいていた実可子の太股伝う溢れ出した蜜に由紀も気づいたのだった。
「だって、目の前で女の子が自分でするところを見るの初めてなの」
「実可子さん、由紀も初めてですよ。女性に限らず、男の人の前でも。。。どうしよう?癖になりそうですぅ」
「玲様に責任取っていただくしかないかしら?」
「それって、玲様に調教していただくってことですかぁ?」
由紀は自ら口にした『調教』と言う言葉に過敏に反応してしまった。
「ああぁん、調教だなんて。なんか言葉だけで感じちゃいますぅ」
「由紀ちゃん、彼氏はいるの?」
「彼氏と言えば、彼氏なんですが、エッチしてもなんか感じないんですよね。オナニーの方が気持ちいいくらいです」
あっけらかんと話す由紀を、実可子は不思議に思いつつも羨ましく感じた。実可子は性に対し奥手であった。少なくとも、今夜まではここまで性に貪欲になることもなかった。
「まあ、由紀ちゃんたら。彼氏さんが聞いたらショックを受けちゃうわね」
「そうですね、確かに。でも、演技で感じてる振りしてますから、早く終わって欲しいって」
「女って怖いな。演技までするのか小悪魔由紀は?」
実可子と由紀の会話を黙って聞いていた玲が会話に割り込んだ。
「だってぇ、独り善がりと言うか、由紀を感じさせようとするより、自分が先に感じて終わっちゃうと言うか。。。」
「経験も余裕もないのかしら?」
由紀の言い分を理解し擁護するように実可子が言った。
「そうなんですね、きっと。。。でも、玲様の前では演技なんてしてませんよ。ほとんど、玲様には触れられてないのに、視線や言葉だけでも感じちゃいましたぁ」
「そう言えば、そうよね。玲様が自ら手を出すことなく、由紀ちゃんを使ったり、私を使ったり。それが大人の余裕なのでしょうか?」
実可子の質問に、由紀が面白がって玲に尋ねた。
「玲様ぁ、実可子さんと由紀が見てる前でオナニーしたいって思いますかぁ?」
「どうだろうね?それよりは、ふたりが感じて高まっていく姿を見てるのが良かったよ」
「玲様のオチンチンは由紀を見て大きくなってくれましたかぁ?」
「全身の血が集中したみたいになってたよ」
「嬉しいぃ。。。じゃあ、我慢汁いっぱい出ちゃいましたかぁ?」
由紀のあっけらかんとした質問にあたふたする玲を見て、実可子も面白がって由紀の口調や声色を真似た。
「玲様ぁ、実可子がいっぱい蜜を溢れさせて下着をびしょびしょにしたみたいに、玲様のおパンツもびしょびしょですかぁ?」
「何言っているんだ、実可子まで。。。でも、凄く似てるよ」
「ああぁん玲様ぁ、実可子嬉しいですぅ」
「ええぇ、わたしそんな風に喋っているんですか?」
「そうよ、小悪魔由紀ちゃん。可愛く甘えられて玲様メロメロよ」
実可子の言葉に嬉しそうな表情を見せると、由紀は甘えた声を出した。
「玲様ぁ、玲様のオチンチンが大きくなったとこ触ってみたいですぅ。。。ダメですかぁ?」
「参ったな。今後の仕事のことを考えると」
玲の答が想像と違ったのか、由紀は一瞬驚いた表情を見せると実可子と顔を合わせた。
「実可子さん、玲様ずるいと思いません?実可子さんと由紀にはいろんなことさせたのにぃ」
「そうね。。。玲様、由紀ちゃんは頭のいい子だから、仕事の時にはスイッチを切り換えてくれますよ」
玲が言ったことは意外だったのだろう、由紀の肩を持つためか、玲の背中を押すためか実可子が言った。
「それは解ってるよ、由紀は仕事でも気が利くし頭の回転も速いし」
「由紀ちゃん、またきっと気障なこと言うわよ」
実可子は玲にウィンクすると、由紀に向かってけしかけるように言った。
「実可子さん、由紀想像出来ますよ、玲様が次に何を言うか」
「そうね、わたしも何となく想像出来るかなぁ」
「じゃあ、ふたりで当てっこしません?当たった方が、玲様のオチンチンに触ることにしましょ」
「何なんだそれ?」
深夜を過ぎた雪の夜に、ホテルの一室でジャケットを脱いだだけの男が全裸の女ふたりと交わす会話の内容を、客観的に考えると玲には可笑しさが込み上げて来ていた。
「ふたりとも外れたら?どちらも触らない?それはそれで寂しいな」
「もぉ玲様ったら素直じゃないんだからぁ。触って欲しいんじゃないですかぁ?」
「こらっ、大人をからかって悪い子だな、由紀は」
「だってぇ。。。大人の玲様が由紀を見て感じてくださった証じゃないですかぁ」
「玲様、わたしも由紀ちゃんの気持ち解ります。それに、玲様が『実可子フェラしなさい』っ命令してくだされば喜んでいたしますよ。きっと由紀ちゃんも」
「きゃっ実可子さん、なんか大胆になってしまいましたね?もしかしたら、これが玲様の調教ってことですかぁ?」
質問とも感想とも取れる由紀の言葉は、玲にとっては答えようが無い質問に感じられた。確かに、実可子は今夜徐々に大胆になっていた。それは、自身の影響だけではなく、由紀の存在が大きいと玲は感じていた。
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