姑の罠3_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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姑の罠3

15-06-14 09:24

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「姑の罠」へ

私達はブライダル会場に入りドレスを見ていると声を掛けられ商談コーナーに案内されます

『…お客様はラッキーですよ…実はキャンペーンで人気の最新ウェディングドレスを試着して頂くと言うキャンペーンでして…担当者が来ました』

担当者は主任の黒田と名乗り名刺を差し出しパソコンを開きながら『どうぞお座りください』

座ると密着した栞のナプキンにオシッコと残り汁が吸収され栞はトイレに行ってて良かった(スカートにシミが出来ないか余計な心配をせずに済んで)と話しに集中して、前屈みにパソコンを覗き込んで目の前の男がエレベーターの男だと気付かなかった

黒田は『今回は特別なんですよ…抽選なんですが選ばれし一名様だけが無料で…フェア記念で…』

話しは殆どが義母が進めて栞はドレスを選んだだけ

するとそんな私に義母は『貴方のドレスよ…貴方が決めなさい』と叱られます
黒田は『まあまあ…特別な事ですからゆっくり考えて下さい…申し込まないと当たりませんから』(笑)

栞は『そうですよね…まだ決まった訳じゃないから…』と契約書も読まずにサインをして『お願いします』と黒田に契約書を手渡してしまいます

黒田はニヤリッと笑い『簡単に説明しますね…ホテル、ドレス、メイク、カメラマンは全て無料です…ホテルはファッションホテルになりますがお城の様な華麗なお部屋です…ご案内しますのでご安心下さい…スタジオをご希望でしたら実費になります

スタイリストもこちらで用意するなら実費になります

すると義母が横から口をだし『撮るだけなんだから無料で全てお任せにしたら?私も手伝うから…』

栞は黒田に『はい…全てお任せします…宜しくお願いします』と頭を下げ『選ばれると良いけど…嬉しくて楽しみです』と微笑み席を立ちます
黒田は栞の背後に回り込み『大丈夫…選ばれますよ』と栞にわからない様に息を深く吸い込み、栞の匂いを嗅ぎ取ると『本当に楽しみだ』と舌舐めずりしながら栞の後ろ姿を見送った

つづき「姑の罠4」へ


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