この話はつづきです。はじめから読まれる方は「名古屋の嵐(一)」へ
治は美智子と由紀二人の中に射精した後、邦江も嬲りたいのを我慢して食堂で遅い朝食を取り、自室に戻った。
テレビを付け、ソファに掛けてしばらくぼんやり見ていたが退屈だ。
傍に女体が無いのが何とも物足らず、家政婦や義姉、母を自由に抱けないのがもどかしかった。
女達を完全なセックス奴隷にするにはやはり仕事を辞めさせ、飼育室に住まわせるのが一番だ。
好きな時に抱いて性欲を満たす。
これこそが俺の本望だ。
なのに・・・仕事をしながらセックスも楽しもうだなんて、女達は甘い。
お前達は朝から晩まで毎日セックス・ペットとして生きるしかない!
頭の中はセックスの事だけを考えていろ!
どうやったら女達を飼育出来るか治はあれこれ考えた。
しかしそれは現実的に難しかった。
自分は宮沢家の長ではなく、後妻に入った由美の連れ子でしかない。
やはり義父の修一が一番の実権を持っている。
最悪、母の由美が離婚させられたらこの豪邸から出て行かなくてはならず、当然贅沢な暮らしも出来ない。
母にはホテルの副社長という地位を失ってもらいたいが修一の妻であり続けなくては困る。
どうしたら・・・。
義姉には飴と鞭で今の地位を辞めさせよう。
あいつはもう俺には逆らえないはずだ。
そして三人の家政婦は・・・これは簡単だろう。
代わりはいくらでもいる。
しかし、この家の中で女達を飼育したらすぐにばれてしまう・・・。
たとえ檻に入れても・・・。
治ははっきり決まらないながらもネット販売で首輪や鎖、皿、パンティなどを注文していった。
義姉と母は夜遅い帰りだった。先に綾が帰宅した。
彼女は紺のスーツ姿を着替える事もなく主人の部屋のドアをノックし、「ただ今帰りました、ご主人様」と挨拶をした。
「入れ」
治はソファに掛け、エロDVDを見ながら答えた。
ドアが開き、綾が現れる。
「遅いじゃないか」
「すみません」
「跪け」
「はい、ご主人様」
綾は主人のテレビを邪魔しないように横で跪いた。
つづき「名古屋の嵐(三十三)」へ
コメント