名古屋の嵐(三十)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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名古屋の嵐(三十)

15-06-14 09:26

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「名古屋の嵐(一)」へ


嵐のような一日が過ぎ、何事もなかったかのように明るく平穏な部屋の中で目を覚ました。
隣には由紀だけが横になっている。
治は掛け時計に目をやった。
すでに十時を回っている。

『あいつ、もう仕事に行ったんだな』
義姉とは出来るものなら一日中怠惰に暮らしたいが、現実にはそうも行かない。
こうやって由紀だけでもペットのように付き添ってくれていれば・・・と、片腕に彼女を抱いた。
すでに目を覚ましていた由紀は浮かない顔をしている。
布団をめくられ、裸の胸を揉まれた。
そして額や頬、唇などにキスをされた。
「新婚みたいでいいだろ?」
「・・・」
「ふん」
治は掛け布団を足元までめくり、全裸の由紀を愛撫していった。
チュッ、チュッ、チュッ・・・と全身にわたるキスの音が部屋に響いていた。
このおいしい女体を好きな時に味わえる・・・治は満足感に浸って由紀を可愛がった。
「そろそろ朝の挨拶をしてもらおうか。起きな」
言われて由紀は起き上がり、「おはようございます、ご主人様」と気の無い調子で言った。
「何だ、それは。ここで跪け」
指されたベッドの近くの絨緞の上で由紀は跪き、主人の顔を見ながら、「おはようございます、ご主人様」と出来るだけ心を込めて挨拶をした。
「よおし。きのう可愛がってやった事に感謝しろ」
あまりの横柄さに少し詰まりながらも、「きのうは可愛がって下さってありがとうございました」と礼を言った。
「よし」
治はパンツから、勃起している肉棒を取り出した。
「これを舐めろ。朝の挨拶だ」由紀は、とうもろこしのような大きな肉棒に今更ながら目を見張り、それを両手でそっと持つと舐め始めた。
舐めている内に、自分がこの男に所有物として支配されているという実感が又も湧いて来、被虐の悦びに囚われるのだった。
「しゃぶれ」
命令されて巨棒を口に咥え、ゆっくり前後に動かした。
「そうだ」
治は目を細めて奴隷を見ていた。

頃は良し、と奴隷を四つん這いにさせ、後ろから挿入した。
「あああ・・・」
メス犬由紀は巨棒でマンコを占められ、たまらない充足感に浸った。
「あっあっあっ・・・」
髪を乱してよがる。
治はその由紀を立たせ、後ろから繋がったまま部屋を出て行った。
「ああ、そんな・・・」
恥ずかしい姿を同僚達に見られる・・・。
「見てもらうんだ」
治はよちよち歩きで廊下を進んだ。
下からクリーナーの音が聞こえており、由紀が抜けた分、大変な思いで仕事をしている事だろう。

階段まで来ると治は律動を続けた。
「うっうっうっ・・・」
まるで高いステージでショーをしているような感じで、今にも他の家政婦二人が現れるようだ。
由は声を聞かれまいと手で口を覆っている。
「早く見られたいだろ?」
治は腰を[の]の字に巧みに動かした。
それが何度も繰り返される内に由紀の腰も主人に合わせている。
「はあ・・・」
甘い声が漏れたその時、階段下でこちらを見上げている美智子の姿に気付いた。
治はにやっと笑い、「お前もやって欲しいだろ?」と聞いた。
美智子は悔しそうに同僚の由紀を見ていたが、仕事中なので積極的に出られない。
そんな美智子に見せ付けるように治は由紀の乳房をねっとりこってり揉み、さらに由紀の顔をこちらに向けて頬にキスをした。
「ああ あ・・・」
「可愛い由紀。大好きだ」
「ご主人様・・・由紀も好きです、ご主人様・・・」
治は派手に性ピストンをして美智子を一層悔しがらせる。
そこへ邦江も現れ、二階の性交中の二人を腹立たしく見上げた。
治は邦江のおかげで母親も抱けたと思っているので悪い気はしていない。
「ほら、仕事をしろよ、お前達」
「・・・」
由紀だけ特別扱いされている嫉妬心や、子息の傍若無人さへの腹立たしさの為に美智子と邦江はとても働ける心境ではない。
治はそんな二人の気持ちをわかっている上で苛めており、彼女らがこれからどう出るか面白がっていた。
そしていきなり肉棒を由紀のマンコから抜いて、「ほら!」と階段下の二人に見せ付けた。
美智子と邦江は治の肉棒から目が離せず、やがて美智子が夢遊病者のようにふらふらと階段を上がり始めた。
「ふふ」
治は勝ち誇ったような気分でこの人妻を見下ろしていた。
美智子は主人の所まで来るとスカートを脱ぎ、さらにパンティも脱いで主人の肉棒を自らマンコに入れようとした。
「そんな・・・私が先です」
由紀が反対したが、美智子は負けていず、「あんたはずっと可愛がってもらってたじゃない」と言い張って肉棒をマンコに当て、ずぶずぶずぶ・・・と挿入していった。
「ああ、大きくて素敵・・・」
美智子は主人の体に腕を回して性の律動を始めた。
「悔しいけど、あなたの事が好き」
治ははるか年上の人妻がするに任せていた。
ふと階下を見れば、邦江がパンティの中に手を入れてオナニーしている。

つづき「名古屋の嵐(三十一)」へ

  


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