(死にたい程に恥ずかしいのに…なぜ、身体が火照るの…)
芳恵は戸惑いながら昼間の街中を歩いていた、直ぐ側には視るだけで嫌悪感を感じていた12歳年下の多村高志が薄気味悪くニタニタ笑いながら芳恵を監視ししている、芳恵は少しでも膝が折れればむっちりとした臀部が見えてしまうほどに短いミニスカートを穿かされ、うっすらと乳輪が見えてしまうほどのブラウスを着せられ街中を歩かされている
今年で47歳になる常識を弁えた年齢の芳恵にはこんな格好を摺るだけでも恥ずかしいというのにましてや昼日中に不特定多数の男女に視られるのである、芳恵は今にも泣き出しそうなほど恥ずかしい筈なのに、何故か身体の奥底から熱い物が溢れ身体の芯を熱くさせていたのだ、多村はその芳恵の心を読み取ったのか側に近付き耳打ちして来た
「田河部長、顔が火照ってますよ感じちゃったんですか」
脂ぎった顔を近付け声を掛ける多村の言葉に芳恵は多村高志を睨み付けた、しかし直ぐにその表情は恥ずかしい表情へと変わった、それは高志が芳恵の蜜壷に挿入させたバイブのリモコンを入れたからであった
「…ぁぁぁ、た、多村君っ…はぁぁ…止してぇ…」
芳恵の膝が折れかかった
「田河部長、それ以上膝が曲がればお尻が見えますよ」
多村の言葉に芳恵は唇を噛み、今にも折れそうな膝を震わせ真っ直ぐに起ち直し震える細い脚を前に動かした、多村は笑い卑猥な眼で言った
「さすがですね、普段から男を罵倒しているだけ有りますね、でも結構感じちゃてるみたいですね、乳首が起ってるのがモロわかりですよ」
多村高志の言葉に芳恵は全身がカッと熱くなった、直ぐに芳恵は両腕で乳房を隠した
「駄目ですよ、約束ですよねオッパイを隠さないで歩くって」
芳恵は胸に充てた両腕を無念さに顔を滲ませながら下に降ろした、しかし膣内で暴れ回るバイブの蠢きは芳恵の心を簡単に打ち砕いていった、膝が徐々に折れむっちりとした臀部がミニスカートの裾から見え始めてきたのだ
「お尻が見えてきましたよ、皆に視られますよ」
多村高志の声が遠くに聞こえはじめた、芳恵の身体が強制的な快楽の波に浚われ始めた
「…おねがいよぉぉ…多村君、おねがいっ、バイブを、バイブを止めてっ」
芳恵は震え上擦る声で多村高志に言った、多村は笑い耳打ちした、その言葉に卒倒しそうになった
「…で、出来ないわっ、そんな事出来るはずないわっ!」
多村が芳恵に言ったのはスカートを捲り挙げればバイブを止めてやると言う言葉であったのだ、出来る筈がなかった芳恵の脚が止まった
「…多村君っ…おねがいよぉぉ、おねがいぃぃ、バイブ止めてっ!」
芳恵は身体を震わせた、多村に切羽詰まった声で言った
「田河部長、こんな街中で逝っちゃうですか?」
最早多村の声は芳恵には届いていなかった
「…お願いっ…お願いっ…もぅ…」
芳恵の瞳から涙の雫が零れ落ちた
「…ぁぁぁ、ダメェェ、ダメェェ、イャぁぁぁ、ぁぁぁァァァァ、アアアア…逝くっ…逝くっ…イクゥゥゥウウウウ…」
芳恵は昼間の街中で不特定多数の人々に視られながら気を遣った、その姿を多村高志は薄気味悪く笑いながら視て言った
「田河部長、まだまだですよ」
全身をビクビク痙攣させる芳恵にはその言葉は届いていなかった。
つづき「熟辱(2)」へ
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