この話はつづきです。はじめから読まれる方は「名古屋の嵐(一)」へ
「ふん。ほら、手をどけろ」
体の上下を隠し続けている二人の奴隷に命じたものの、彼女達は頑なに見られまいとしている。
「どけろっ!」
「・・・」
二人はようやく両手をのけて乳房と秘丘を露わにした。
「手を頭の後ろで組め」嫌々従う女二人。
さあ見て下さいと言わんばかりの格好だ。
「よし。母さん、こっちを見な」しかし由美は首を横に振った。
「見るんだっ!」
大声を挙げられ、由美は背を向けたまま恐る恐る振り返ったが、同性二人の全裸姿が目に入るやすぐに顔を戻した。
「もっとよく見てっ!」
「治、もうやめて・・・」
「何を言ってるんだ」
治は母の体を力ずくで女達の方に向けるやそのすぐ後ろに回って両手で母の顔を挟み、無理やり女二人の方に向けた。
「あああ・・・」
息子の性奴隷にされた二人の痛ましい全裸姿がしっかり目に入って由美は嘆きの声を挙げた。
あんなに誇り高い綾さんが義弟に犯されて言いなりになっている・・・。
由紀さんは婚約しているのに・・・。
目から涙が溢れた。
その義母にあまりに屈辱的な姿を見られてしまっている綾は目をきつく閉じ、顔を横に背けて屈辱と戦っており、由紀の方は深くうな垂れて恥辱に苛まれている。
「ううう・・・」
母の熱い涙を手に感じて治は両手で顔を挟んだまま「へへへ」と下品に笑い、綾と由紀二人の奴隷姿を楽しんだ。
それから、「後ろを向いてケツを突き出せ!」と二人に命令した。綾と由紀はすぐに背を向けて尻を突き出す。
「あああ・・・」由美の涙が一斉に溢れた。
「へっへっへっへっ」思わず治の両手が母の巨乳を鷲掴みにした。
由美は驚愕して身を強張らせた。
治は後ろから母の乳房を揉み始める。
「やめて・・・治・・・」
逃げようと体をよじったりしてもどうにもならない。
治は母の耳元で、「おマンコしたい」と囁いた。
「ばか!気ちがい!」
「やらせろよ」
「ばか!綾さんっ!」
思わず義娘を呼んだ。
綾と由紀は振り返って、主人が後ろから実の母親の胸を揉んでいるのを知って絶句した。
「助けてっ!」
治の手が母親のタイト・スカートの中に入った。
「治、止めろ!止めろ!」
しかし性欲に歯止めが効かなくなっていた治はさらにパンティの中に手を入れ、マンコに触った。
「!」
マンコは濡れている。
「濡れとるじゃないか」
「違う!違う!止めろ!」
「母さん」
治は苦笑し、マンコをさすった。
実の息子によって体に火を付けられる事を恐れた由美は「止めろー!止めろー!」と抵抗したが、いつしか「やめて・・・」と弱々しく哀願するのだった。
「由美・・由美・・」
耳元でわざと母の名を甘く呼び捨てにした。
息子から初めてそんな風に言われた由美は異様な気持ちになり、抵抗を止めた。
「さあ、体を預けるんだ」
治は母を洗脳して言いなりにしようと悪魔の甘い囁きを続けた。
そんな母子相姦へ向かう二人を由紀と綾はおぞましくも恐ろしい気持ちで見詰めていた。
治はさすがに緊張していた。
母の服のボタンを外すのも遅く、喉の渇きさえ覚えた。高校時代に母のパンティを盗んでオナニーした事はあったが、直接体を抱いた事は勿論無い。
由美の方は、溺愛する息子が色魔になってしまった事を恐れ、嘆きながらも、愛情が薄れる事はなかった。
まるで愛欲の底無し沼に自ら飛び込んでしまったような、又変態蜘蛛の巣にうっかり掛かってしまったように、由美は初めもがきこそすれ直に異常性愛という魔力に取り付かれ、やがて息子の肉棒によって母子相姦という毒液を性器に注入されようとしていた。
家政婦達、さらに義娘の綾までもが性の奴隷にされた事を悲しみ、怒る一方で、彼女達が抵抗し切れなかったのがわかるのだった。
治は母のスカートも脱がしてスリップ姿にすると、そのセクシーさにときめいた。
すでに四十歳を過ぎ、しかもこの自分のような大きな子供がいるのにそのあだっぽさは何だ。
かつて高級クラブで大勢の男をその気にさせた色香が今なお漂っている。
それは綾にはないものだ。
由美は見惚れている息子を意味ありげな笑みを浮かべて眺めた。
つづき「名古屋の嵐(二十六)」へ
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