この話はつづきです。はじめから読まれる方は「名古屋の嵐(一)」へ
愚劣な色魔に対する同性達の抑えられぬ欲情を理解出来なかった由紀は、目の前のあまりに卑猥な光景に嫌悪感を抱いて椅子の上で小さくなっていた。
そんな彼女には目もくれず、治はこれから膣に精液を注ごうとして美智子の体を存分に味わっていた。
今まで想像内でしかなかった美智子との合体、しかも相手を悦ばせての合体に、彼の満足度はひとしおだった。
「ああ、もっと・・ああ・・しゃぶってえ・・」
揺れる乳房を掴み、乳首を口に含む。
「はあん・・・」
その傍では邦江が指をマンコに入れ、悩ましい表情で性を貪っている。
「あっ、あっ・・・」
淫液が床にまで滴り、構ってもらえないながらも熱くなっていた。
治は邦江の腕を掴んで引き寄せた。
「あああ・・・」
若き主人をとろんとした目で見た。
憎かった若者が今では愛しいような・・・。
キスをされると自分から舌を入れ、絡め合った。
「私にも・・・」
美智子もキスを求め、唇を合わせるとやはり互いに舌を絡め合った。
「ご主人様ー・・」
綾がすねたように義弟の首や背中をさすり、同性達への対抗心を露わにした。
治は三つの官能溢れる豊満な肉体に攻められているようで、統制が効かなくなっていた。
「あんあんあんあん・・・」
美智子が快感のとどめを刺してもらおうと自ら積極的に腰を振り始めた。
仕事にかまけてちっとも相手をしてくれない夫の事など忘れ、乱暴だが若くて逞しい肉棒に女の悦びを求める。
治も一緒になって律動を合わせ、やがて二人は「うっ」「あああ!」と、同時に上り詰めた。
「はああ・・・」
美智子は満たされた思いで主人の胸にもたれ、頭を何度も撫でられた。
「今度は私」邦江が美智子を治からどかそうとして譲られ、跨ったが、精を絞った肉棒はいささか萎えてしまっており、マンコに入れられない。
「なんでえ?」
恨めしそうに言う邦江。
しかし、むんむんの色気を放つその熟れた女体は若い変態男の肉棒をすぐに又元気付かせ、ぐっしょり濡れたマンコはようやく異性の大きな性の肉塊を奥まで入れてもらえるのだった。
「はああ・・・」
膣いっぱいを占める治の肉棒は期待以上の充実感を与え、邦江は顔を天井にまで上げて悦びと安堵感を伝えた。
治は重みのある乳房をたぷたぷと揉んだ。
「やってやって」
中々ピストンしてもらえないもどかしさに、邦江は自ら派手に体を上下に揺すったが、治は意地悪い笑いを浮かべ、「一生、俺に尽くすか?」と聞いた。
「はい、尽くします」邦江はピストンしながら誓った。
「しっかり俺を見て言うんだ」
年若い支配者に言われ、官能熟女は妖しい目を彼に向け、「私、あなたに一生尽くします」と再び誓った。
「嘘じゃないな?」
「はい」
「よおし」
治は性奴隷を抱き締めて下から激しい突きを繰り返し、さらに立ち上がると、深く繋がったまま食堂の中を一緒に蟹のように歩き出そうとした。
「あ・・」
初めての体験で邦江は戸惑い、うまく足を運べない。
「俺に合わせるんだ」
「はい・・・」
主人の足の動きに合わせてぎこちなく歩く。
最初は乱れていた歩調もいつしかうまく合うようになり、二人は恋人同士のように息もぴったりに食堂の中を歩き続けた。
彼らの行為を見て、昨夜すでにそれを行わされていた綾は妬まし気になっていた。義弟は自分の性欲さえ満たせば相手は誰でもいいのか・・。
美智子と邦江の官能むんむんの裸身に対し、同じ女として強い対抗心を抱いていた綾はふと、椅子に掛けてセックスの余韻に呆けている美智子に目を止めた。
嬲られ、辱められたのにその体は実に美しく官能的で、乳房は誇らしく突き出ており、同性の目から見ても非常に魅力的だ。
義姉の心中など知る由も無い治は一旦肉棒を抜くと邦江を後ろに向かせて再びマンコに挿入し、野犬のように荒々しく突き捲った。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ・・・」
口を大きく開き、涎を垂らしながらよがり続ける邦江の髪を鷲掴んで上向かせ、なおも付き捲る。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
他の家政婦と綾は時々邦江を見ては顔を顰めて目を逸らしたりしていた。
「んんん」
絶頂が近付いた治は邦江を、三人のいる食卓の方へ向かせて激しくせわしない律動を繰り返した。
「あっ、あっ、あっ、あっ・・・」
やがて絶頂に達するや邦江にしがみ付き、肉棒をさらに深くまで捻じ込んで射精した。
「ああ、いいっ!」
邦江はようやく絶頂を味わえて大きな悦びの声を挙げた。
どくどくどく・・・と若い精液が熟女の膣に 勢い良く注ぎ込まれた。
「はあああ・・・」
幸せな気持ち。
二人はしばらく身動きせずにいた後、治が邦江と後ろから深く繋がったまま、「股を大きく開け」と命じた。
熟女は同性達の目を気にしつつそうした。
「これから俺の言う通りの事を皆にはっきり言うんだぞ」
「はい・・・」
「邦江は今日から、愛しい治様の物になりました」
「邦江は今日から、愛しい治様の物になりました」
「これからは治様をご主人様と呼び」
「これからは治をご主人様と呼び」
「どんな事にも従う事を誓います」
「どんな事にも従う事を誓います」
「私はご主人様に抱かれる為に生まれて来たのです」
「私はご主人様に抱かれる為に生まれて来たのです」
「よし」
「あああ・・・」
人格と誇りを奪われ、物のように扱われる事に被虐の甘い感情が芽生えていた邦江は息子程年下の男に従順になる事に対しうぶな娘のような気持ちに囚われていた。
つづき「名古屋の嵐(十六)」へ
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