この話はつづきです。はじめから読まれる方は「名古屋の嵐(一)」へ
その綾に構わず治は由紀への性の律動を熱く行い、やがて「あ、あ、あ・・」とせわしない声を挙げた末に「うっ」と呻いて膣内に精液を放出した。
最後の一滴まで注ぎ込もうと、由紀を抱き締めたままじっとしている。
由紀は打ちひしがれた思いで、凌辱者の熱い精液が流れ込んで来るのをはっきり感じていた。
同時に、愛する昭雄との結婚生活が崩れて行くのを絶望的な思いでいた。
「良かった・・・」
治は長い間の欲望を達成出来て満足感に浸りながら肉棒をマンコから抜き取り、「きれいにしな」と命じた。
由紀はじっとしていたが、「ほら!」と腕を掴まれて強引に跪かされ、少しの間ためらった後、舌を出して肉棒を舐め始めた。
自分を強姦して将来の夢を奪い去った憎い物を愛しいように舐めさせられる・・・。
かつて経験した事が無い屈辱で、あまりに惨めだった。舐めている内に涙が頬を伝った。
それを見た治は加虐の悦びで薄ら笑いを浮かべた。
『こいつも飼育してやる』
ぎこちない舌の動きが初々しさを感じさせた。
しばらくして「しゃぶれ」と命じた。
由紀は肉棒を口に咥え、ゆっくり前後に動かす。
「噛むなよ」
意思の無いような動きなので、頭を掴まれて荒々しく前後に動かされた。
「うう・・」
乱暴な動きで苦しみ、手を離されるとフェラチオをやめて咳き込んだ。
「お前、婚約しとるんだろ?」
処女のような性に不慣れな感じが可笑しかったが、それが治にはかえって好ましく、この先自分の色にすっかり染めてやろうとほくそ笑んだ。
ふと食卓を見れば、義姉がふて腐れた様子で飯を頬張っている。
「悪いなあ、姉さん」言われても彼女は無視していた。
治は義姉の所へ行き、「そう怒るなよ」と頭に手をやった。
綾は嫌がって手をよける。
「妬いとるのか?」
「別に」
「出掛けられんで悪かったなあ」
綾はまだ飯を食べている。
「俺も食うか」
そして「おおい、飯だ」と三人の家政婦を呼んだ。
家政婦達はそれぞれパンティを履き、さらにブラジャーを着けようとしたが、「ブラは着けるな」と言われた為、パンティ一枚の姿で食卓に着いた。
向かいに子息と令嬢。
自分達は裸で、特に外出着の令嬢とのあまりの違いに戸惑った。
綾の方は家政婦達の裸姿が同性としていやらしく、出来るだけ見ないようにして食事を続けた。
治は由紀の中で一回出した直後なので強い欲情は無いが、三人の裸姿が何とも目に快い。
食べている間、美智子と邦江は性器の疼きに悩まされていた。
先程治によって性器を可愛がられながらも中断された為オナニーをしていたのだが、まだ絶頂に達していなかったのだ。
腹を満たす事も大事だが、まずは性器の疼きを解消しなければ落ち着かない。
しかし家政婦という立場なので大っぴらにオナニー出来ない。
それでも子息だけならまだしも、令嬢がいるのでひどく憚られた。
両脚を擦り合わせたりして凌ごうとするのだが、いかんともし難い。
そんな二人を綾は厳しい目で見た。
二人の戸惑いが何かをすでに察していたものの同性として反感を持っていて、苦しめばいい、と冷ややかな思いでいた。
「すいません、トイレに・・・」
美智子が耐えかねて治に言った。
「私も・・・」邦江が続く。
「しっこか?」
「え?ええ・・・」
「よし、行って来い」
二人が立ち上がって席を離れた。
「あっちの方でしょ?」!
綾が意地悪そうに言い、治は「ん?」と義姉の意味ありげな笑みを見てぴんと来た。
「そうか。ならはっきり言えばいいのに」
治は椅子の向きを変えて座り直し、「パンツを脱いでここに跨れ」と自分の下半身を指して熟年家政婦に命じた。
美智子と邦江は思ってもみなかった事にひどく困惑している。
「早く!」
「はい、ご主人様・・」
美智子が先にパンティを脱ぎ、治と向かい合って彼の脚の上に跨ろうとしたが、治の肉棒は萎えていてマンコに入れられない。
「すぐ又立つ」
美智子はがっかりして彼の上に跨った。
「手を後ろへやって」
「はい」
美智子は両手を後ろへやった。
「よおし」
治は自分の茶碗と箸を持ち、飯の上に載っている食べ掛けのハンバーグを箸に挟んで美智子の口へ持って行った。
「さあ、食べるんだ」
「・・・」
美智子は恥ずかしそうにハンバーグを口に入れて噛む。
「うまいか?」
頷いた。
やがて飲み込むと、もう一度ハンバーグを与えられ、食べた。
それから、箸に挟んだ飯を口の中に入れてもらった。
「よく噛みなさい」
はるか年下の若者から子供のように扱われ、くすぐったいような気持ちになった。
そうしている内に治の肉棒は再び勢いを増し、パンツから飛び出したそれは美智子の疼くマンコの中へずぶずぶずぶ・・・と埋め込まれて行った。
「ああ、、いい!」
美智子は待ちかねた太く硬い肉棒を入れてもらえたうれしさに主人の背に腕を回して悦びを伝えた。
「いいです、ご主人様!ああ、美智子をいっぱい突いて下さい!」
「いい子だ」治は下から突き上げた。
「ああん!」
律動が続く。
「もっとお!もっとお!」
中で主人の肉棒を味わう人妻に、隣の綾は我慢出来なくなって服を脱ぎ、スカートも脱ぎ捨てて裸になって行った。
そして全裸になると、「私も」と乳房を掴んでそれを義弟の顔に擦ったり、股を開いて両手でマンコを開いたりするのだった。
まだ相手をしてもらえない邦江も待っておれずに自らパンティを脱いでオナニーを始めるのだった。
そんな乱痴気騒ぎに、由紀は呆然としていた。
子息ばかりでなく令嬢も同僚達も狂っている・・・。
こんな気違いだとは・・・。
つづき「名古屋の嵐(十五)」へ
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