この話はつづきです。はじめから読まれる方は「名古屋の嵐(一)」へ
「うう・・うう・・」
涙でくしゃくしゃになった顔を晒しながら由紀は体を機械的に大きく上下に動かしており、そんな年下の同僚の哀れな姿を正視出来ない美智子と邦江は治の傍まで来ると、マンコをいじられながら嫌悪に目を閉じて立っていた。
「お前達も早くやってもらいたいんだろ?」
治は下卑た笑いを浮かべて聞いた。
美智子と邦江は初めこそ強制されてその場にじっと立っていたものの、やがて性器の中に指を出し入れされている内に腰をくねらせるようになっていた。
「ふふ」
彼女らの顔を見れば、懸命に快感と戦っている様が見て取れる。
「我慢せんでもいいんだぜ」
フィンガー・ピストンを派手に続けるに従い、二人の腰は〔の〕の字を描くように妖しくくねり、表情も快感をはっきり表すようになっていた。
「ん・・」
美智子の口からよがりの声が漏れ、さらに「ああん・・ああん・・」と続いた。
邦江も「ああ・・・ああ・・・」と悦びを告げた。
二人を両手で同時に可愛がっていた治はふと由紀の方を見た。
彼女は治に対しなおも自分で性の律動を続けながら、はるか年上の同僚二人が共に悦んでいるのを寂しそうな目で見ていた。
「お前もああなるんだ」
治に言われ、由紀は悲しそうに同僚二人から目を逸らした。
治は美智子と邦江の性器から手を離して由紀を抱き、「可愛がってやるぜ」と自ら律動を始めた。
由紀は絶望に沈んだ面持ちでこの凌辱者に身を任せている。
途中で快感を止められた邦江と美智子は不満そうに、自分で性器をさすったり、乳房を揉んだりした。
一方の綾は義弟に無視されているのが面白くなく、さらに三人の同性達に反感を抱きつつわざとエロ現場を無視して自棄的に昼食を又始めた。
つづき「名古屋の嵐(十四)」へ
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