蜜よりも甘し(03)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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蜜よりも甘し(03)

15-06-14 09:30

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「蜜よりも甘し」へ

ただ、まぁ、だからといって、それから、何が起きた訳でもなかったが…。
その後、何となしに打ち解けた二人が早苗の母親が帰って来るまで一緒に克也の部屋で過ごした。

ようやっと帰ってきた早苗の母親から礼を言われて、それで終わり。そして、克也はまた、いつもの日常に戻る。
「あ、克也さん!こんにちは!」
筈だったのだが、しかし、この少女。
何を思ったか、あれから幾度なく克也の部屋に訪れる様になった。
そして、飯を食う。菓子を食う。テレビを見る。駄弁る。ダレる。風呂に入る。寝る。もはや、当初の様に克也に対しての遠慮も無くなっていた。だから、克也も徐々に早苗に対して遠慮をしなくなっていく。
そして、日に日に味を占めて図々しくなっていく。そう、克也も早苗へもお互いに図々しくなっていく。
「んっ…んっ」
いつも目で追っていた可愛い少女。
出会った、というか本格的に交流を持ったあの日からかなり日は経って、いまでは、その体を唇で追う様にさえなっていた。
「克…也さん、やっ…えっち…」
日に日に早苗の克也へのスキンシップが気軽になり、ボディタッチも多くなり、そして、遂には、そういう事の気になるマセた年頃の少女である早苗は克也に不可侵である筈の領域を解放した。
「やぁぁ…おへそ舐めるの…だっ…め…ぁん…ち、乳首も…ぁ…」
己の城にある清純な妖精の体を克也は舌を伸ばして貪る様に舐め回していく。
未成熟ながら、張りと艶のある年端もいかない少女の肌を舌全体で感じ取りながら、克也は早苗の胸に口を寄せて、ゆっくりと吸い付いていく。
もう、克也は早苗が愛しくて堪らないのだ。
「はぁぁんっ!……えっち…えっち…克也さんのえっち…ひぅっ?」
そして、興味本意で己の不可侵領域を克也に解放した早苗。克也ならいいかなと思ったのが運の尽きだった。自我が外れた克也にあれよあれよというまに侵略されて、今ではほとんど無抵抗状態である。
克也は早苗の体全身を隈無く舌を這いずらせて舐め回していった。早苗の全てを、そう、信じられない所までも。そして、それはいまも続いている。
こう二人きりになると克也は早苗を抱き寄せて、たっぷりと唇にキスをした後、早苗の体をまさぐったり、唇で首筋やお腹や足とキスして回る。そして、必ず、唾液で濡らした舌を使って早苗の体を舐め回していくのだ。
もう、これは変態だ。そうとしか言い様がない。
だけど、不思議な事に早苗はそれがちっとも嫌じゃなかった。


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