名古屋の嵐(七)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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名古屋の嵐(七)

15-06-14 09:31

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「名古屋の嵐(一)」へ


治が目覚めた時、すでに日の光が部屋に降り注いでいた。
まぶしそうに顔を顰めながら起き上がると、ベッドの端で義姉がうな垂れて座っているのに気付いた。
すぐに事情が飲み込めなかったが、昨夜の事を思い出すやにんまりした。

「おはよう」
声を掛けても返事が無い。
「おはようっ!」
声高にもう一回言うと、振り返って「おはよう」と小声で挨拶する。
「おはようじゃないだろ」
責めたが、綾は黙っている。
「こっちへ来い」
「ねえ。もう、あんな事はやめよう?」
「何を言っとるんだっ!こっちへ来いっ!」
しばらく綾は動かなかったが、義弟の威圧感に負けて仕方無く彼の方へ行った。
「お前、もう忘れたのかっ?」
「・・・」
「あんなに楽しんだのに」
「あれは一時的に・・・」
「ばかやろうっ!」
治は義姉を睨み付けた。
綾は唇を噛んでさらに俯いた。
「ここに俺の子供が出来るんだぞ」
そう言って、ネグリジェ姿の義姉の腹をさすった。
「あんたってひどい・・・。鬼よ・・」
「ふん。あんなに楽しんで何が鬼だ」
「・・・」
「お前は俺の言う通りにしていればいいんだよ」
治はベッドから離れ、義姉を抱こうとする。
綾は力無く抵抗した。
「跪けっ!」
それでも従はない綾。
治は義姉の首をさすりながら、「殺されたいのか?」と、小声だが陰険な口調で脅した。
それが何とも不気味で本当に殺されかねないと感じた。
「死んだら骨になるんだぞ。三十で白骨死体。どっかの山で見つかるかもな」
綾の脚が小刻みに震え出した。
気が付けば義弟の前で跪いている。
「ふふ、それでいいんだ。可愛い綾」
「私、やっぱり・・・」
綾は哀れっぽい表情で義弟を見上げた。
「そうだ。おまえは奴隷なんだ」
毒のある笑いを浮かべて言う義弟に対して綾は抗し切れない。
「二度と逆らわないように誓え。私は奴隷です、ってな」「私はあなたの奴隷です・・」
「そうだ。一生尽くせ」
「私はあなたに一生尽くします、ご主人様・・」
「そうだ。へへへ・・。もし又逆らったら、今度こそ白骨死体だからな」
「はい、もう二度と逆らいません。だから私を許して下さい。あなたに全てを捧げます、ご主人様」
「よおし、いい子だ」
治は義姉の頭を撫でた。
壁に掛かった時計を見れば、すでに十一時を過ぎている。
「どっか飯を食いに行くか」
治は義姉に言い、トイレに入った。
綾は一緒に出掛ける準備に掛かった。

自室の化粧鏡に向かい、顔を眺める。
心なしか、少しやつれた感じだ。
深夜に帰宅してからの出来事がぐるぐる頭の中を駆け巡って目が虚ろになった。
信じられないが、全て事実なのだ。
強姦されて中に出された・・・。
逆らってもどうにもならず、挙句に夢中になってしまった・・・。
ベランダでは恥ずかしい格好で犯され、今日は跪いて誓わされた。まるで奴隷だ・・・。
もし逆らったら本当に殺されるかもしれない・・・。
しかし、あの時の恍惚とした気分を思い出すと義弟を憎めない・・・。

あれから化粧を落とさずに眠ってしまい、今から洗い落として新たに化粧をすると時間が掛かるので少し直す程度にした。
髪も乱れを直す程度だ。
しかし下着は全部義弟に持って行かれてしまった為、好みのを選んでもらうしかなかった。
暖かい日の光の中で綾は義弟に嫌われないように化粧と髪を整え、良し、と立ち上がった。部屋を出、義弟の部屋へと廊下を歩く。
家の中は静かで、今頃家政婦三人は昼食の準備に余念が無いだろう。両親はすでにホテルに出勤している。
義弟の部屋のドアをノックした。
「入れ」
綾はドアを開け、中に入った。
治はまだパジャマのままの格好で、ベッドの上で義姉のたくさんのパンティの中から、あれかこれかと選んでいる。
「どれがいいか迷っちまうな」
苦笑しながら言い、結局、光沢のあるシルク・ピンクに金の刺繍の入ったセクシーな一枚を選んだ。
それから義姉のネグリジェのボタンを外しに掛かった。
大人の女をいいように扱う快感。
ネグリジェを脱がせ、スリムだが巨乳の官能的な裸身をあらわにした。「何回見てもいいな」治は目の前の宝物を粘り付くような目で見て体をさすった。
誇り高く突き出た釣鐘型の巨乳、肉の締まった、コンパスのように長い両脚、そして陰毛が見えそうな程きわどくえぐれた白いシルク・パンティ。
「脱がせてやるな」
パンティを下ろしていったが、陰毛がすっかり見えると手を止め、マンコを撫でさすった。
「んん・・・」
綾の口から悩ましげな声が漏れた。
治はしゃがんでさすり続けた。
「はあああ・・・」
目を閉じ、赤い口紅が塗られた口を大き目に開けて甘美な声を部屋に響かせた。
「ああ、いい・・・ご主人様・・・」
醜い陰毛を剃ってやり、幼女のようなつるつるの秘丘にして性奴隷の証にしたいと思いながら治はマンコを可愛がる。
やがてパンティをさらに下ろし、両足から抜き取った。全裸にされた綾は明るい日差しを浴びて誇らしい姿で立っていた。
治はこのままパンティを履かせて外出の身支度をさせる気が無くなり、勃起している肉棒をいきなり綾の性器に挿入してピストン運動を始めた。
「あああ・・・」
綾は義弟の背に腕を回してよがり声を挙げた。
「はあん・・・。ああ、いいですう・・・」
「可愛いぞ、綾」
「ありがとうございます・・ご主人様・・・」
二人一緒の息の合ったリズミカルな上下運動はまるで恋人同士のようだ。
「あっ、あっ、あっ、あっ・・・」
「聞こえるぞ」
言われて綾は手で口を塞いだが、くぐもった声が漏れる。
「んんんん・・・んっ、んっ、んっ、んっ、んっ・・・」
乳房を揉まれ、乳首を舐められもした。
「んっ、んっ、んっ・・・」
手を離され、治がにやにやして見た。「ああ・・あん、あん、あん・・・」[の]の字にマンコをえぐられると綾も合わせた。
「あああ、いいわあ・・・最高・・・」
深い陶酔感に浸り続けた。
治はつながったままベッドに腰を下ろし、綾が跨った格好になった。
「自分でやってみろ」
綾は上下に大きく性ピストンを始めた。
「あん、あん、あん、あん、あん・・・」
巨乳が勢い良く跳ねている。
治はたまらない快感に浸りながらも、目の前の巨乳の動きを楽しんだ。やがて絶頂が近付くと治と綾は抱き合ってせわしない動きとなり、最後に治が「うっ」と呻いて射精した。
「ああああ・・・・・」
綾は悦びの声を挙げた。

つづき「名古屋の嵐(八)」へ


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