この話はつづきです。はじめから読まれる方は「名古屋の嵐(一)」へ
自室でテレビの深夜番組を見ていた治は、階段から変な音と共にうめき声が聞こえて耳をそばだてた。
『こんな時間に誰だ?』
気になって注意していると、再び階段を上がり始める足音が聞こえ、さらに、「どいつもこいつも・・」と義姉のぼやき声が聞こえた。
『あいつか』
治は苦々しい表情でテレビに目を戻した。
綾の足音は階段から二階の自室に向かって行き、やがてドアの開閉音が耳にされ、静まり返った。
『酔っ払っとるのか。珍しいな』
治はテレビを消し、隣の義姉の部屋に注意を集中した。
時々、「あのくそ野郎」とか「私を誰だと思ってやがるんだ」などという声が聞こえる。
相変わらず横柄な女だ、と不快に思いつつ治はなおも隣室の様子を窺っている。
しばらくすると鼾が聞こえ始めた。
服も着替えず、そのままベッドで眠ってしまったのだろう。
普段、全てにおいてきちんとしていて隙を見せないのに、その崩れようが治には好ましかった。
いびきは長く続き、無防備で眠っている様が強く意識されて治の中に良からぬ気持ちが湧いてきた。
気が付くと、勃起している。
彼は自室を出、暗い中で義姉の部屋のドアの前に立った。
そしてしばらく鼾を聞いていた後、ノブを回してドアを開けた。
煌々と明るい部屋。
緊張しつつ中に入り、ドアを閉めた。
鼾が一層大きく聞こえ、すぐ傍で義姉が眠っている事を強く実感させて緊張はさらに増す。
もしもここで目を覚まされたら・・と恐れつつ治はゆっくりベッドの方へ行った。
白地に黒の格子模様の上着にグレーのタイト・スカートという格好の綾がほぼ大の字で仰向けに眠っている光景が目に入り、治は足を止めた。
初めて見る光景。
男のような下品な寝姿だが、逆にエロチックでもある。
大きく盛り上がった胸、モデルのように長い脚線美、そして知的な美貌。
治は義姉のあられもない寝姿に見入っていた。
ベージュのパンストも妙に艶かしく、乱れて腿までずり上がっているスカートをそっと上までめくると、白いパンティがかすかに見える。
『この中にマンコが・・・』
肉棒からは淫液が垂れ始めていた。
治は思わずベッドに上がって義姉の胸を服の上から力いっぱいつかんだ。
綾が目を開き、驚きの表情で「きゃあーっ!」と叫んだ。
とっさに手で義姉の口を塞いだが、必死に抵抗された為、頬を二度思い切り打った。
そしてひるんだ義姉を無理やり起こし、服を脱がせようとした。
「やめろ!馬鹿!気違いっ!」又抵抗され、治は両手で義姉の首を締めた。
綾は恐怖の表情になった。
「静かにするか?」
綾は何度も頷く。
治は手を離した。
その義弟を綾は引きつった顔で見ていた。
「ふふふ、たわいの無い女だ」
「・・・」
治は、義姉の乱れた黒髪を直してやった。
これまでは勝気な印象の顔つきだったが、今は怯えた目でこちらを見ている。
「服を脱いでから寝なくちゃ駄目だぞ」
治は義姉の上着のボタンを外し始めた。
綾はおとなしくしている。
上着を脱がせてからスカートに掛かった。
「やめて・・・」
小声で頼む義姉を無視してスカートも脱がせた。
セクシーなパンストの下半身に治は肉棒をわななかせながら義姉の股を広げ、パンストの上から性器を嬲ろうとした。
「駄目」綾は義弟の手を押さえたが、「死にたいのか?」と、首を軽く絞められて抵抗をやめた。
治は硬い感触のパンスト越しに義姉の性器を弄んだ。
綾は口をぐっと閉じ、顔を顰めて耐えている。
つづき「名古屋の嵐(三)」へ
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