啜り泣く牝_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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啜り泣く牝

15-06-14 09:33

鏡の前に典子は力無く立ち竦み表情の無い顔は何処か妖しい憂いが漂っていた

「奥さん早くしなよ」

傍らで安ソファーにふんぞり返る太った男が典子に気味悪い声で言った

典子は男の言葉に肩を少し強ばらせ震える両手をブラウスの胸元まで運び、ブラウスのボタンを1つ1つ外して行った
典子のその姿に男はニンマリ嗤い深い息を吐き張り、でた腹ががま蛙の様に膨らみそして萎んだ
典子の細く白い指が震えブラウスの全てのボタンを外しヒップに張り付いたタイトスカートのフックとファスナーを下げると足元に落ち、ブラウスを両肩から滑り落としブラウスはタイトスカートの上に覆い被さる様に舞い落ちた
典子は下着姿になった自分の姿が鏡に写るのを視て瞳を固く閉じ肩を震わせ掠れた声で男に言った

「田代さん、もぅこれで許して下さい」

典子はブラジャーに覆われたふくよかなバストを両腕をクロスさせ隠した

「奥さん、約束は全て脱ぐ、でしたね」

男が気味悪く笑った
その言葉に典子は肩を震わせた瞳に涙を浮かばせ両腕を背中に回し、ブラジャーのホックを外し肩紐を抜き、ブラジャーが床に舞落ち少し垂れた乳房が表れ片腕で隠しきれない乳房を隠しながらヒップのパンティーを摺下げ脱いだ
典子は夫以外の異性に初めて生まれたままの姿を晒し、男は典子の裸体を視て薄気味悪く笑った

「ひひひひ、奥さん、思ってた通りに良い躯してるぜ」

男は口を半開きにした口元から汚らしい涎を垂らした

「お願い、田代さん、これで気が済んだでしょ!」

典子は身体を九の時に曲げ身を震わせた

「何を言ってるんだい、これからが本番だぜ!」

男は安ソファーから立ち上がり傍らに置かれた縄を手に取り典子の身体に貪り付き両腕を背中に回すし縄で縛り、乳房の上下に縄を食い込ませ、乳房を絞り出し、更に腰の括れに縄を巻き付け縦に縄を通し、無惨な程に縄が股に食い込ませた
縄の食い込みに典子はくぐもった悲鳴を上げ、生まれて初めて緊縛される恥ずかしさと辱められる恐怖に典子は嘆いた

「嫌ぁぁ…お願いッ、辱めないでぇぇ…」

部屋に典子の悲鳴が染み込んで行った

つづき「啜り泣く牝(2)」へ


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