家出少女 19_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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家出少女 19

15-06-14 09:33

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「家出少女 1」へ

「ちょっ、ちょっと、星羅さん、何を?!」
「・・・・」
少女の華奢な体格のどこからこんな力がでてくるのかと思われるほど強い力で体を床に押さえ込まれる。
突然のことで何が起こっているのかわからず、頭が真っ白になっていた。

「ど、どうしたの?ちょっと乱暴は止めて。きゃあーっ」
少女の手がスカートをたくし上げ、パンティの中に侵入してきたのだ。
そして暴れ喚く中、頬をぎゅっと片手で掴まれ、無理やり口の中に舌を入れてきた。
「んんんん~、止めなさい!
こんなことして、んんっ、どうなると思ってるの、
んんん~」
女は必死に喚き、懇願し、抵抗し続けた。
だが少女は血走った目で睨みつけるだけで一言も発しないまま力で押さえつけ、熟れた体をその慣れた手つきで犯し続けた。

時計の長い針は既に一周していた。
「あぐっ・・はぐっ・・・はぐぁああああ~~~」
それまで必死に声を押さえていた反動だろうか。
ついに17、8の少女とは思えぬ熟練のテクニックにその美貌からはとても想像出来ないような獣の断末魔のような声が頑なに閉じていた口を割って発せられたのだ。
和代が吉野家に入り、新婚早々義理の娘から受けた強烈ね洗礼だった。

太田和代は星羅の憧れの女性だった。
父の秘書をしており、私的にも何かと吉野家の世話をしてくれていた。
美貌で知的な大人の洗練された女性。
外ではいろいろな女性達と遊んでいた星羅の唯一の淡い恋心を抱く相手だった。
和代とは話すことさえ緊張してしまう程だった。
それだけに、大好きだった母が病死で亡くなってから僅か1年余りで自分の義母となって現れた時のショックは計り知れないものがあった。
どうしても許せなかった。
壊してやりたかった。
何もかも。
和代も父親も、自分の心も。
それは凶行となって和代を襲ったのだ。

つづき「家出少女 20」へ


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