この話はつづきです。はじめから読まれる方は「啜り泣く牝」へ
屈辱的な責めを受けその責めに身体が反応し感じてしまっている自分を隠そうとする典子の仕草さと表情に田代はニンマリと笑った
「えへへへ、こんな恥ずかしい事されても、感じてしまう女は哀しい生き物ですね」
田代の言葉に典子は潤んだ瞳で田代を睨み付けた
「ほほほ、まだ抵抗する気持ちだけは有るよ様ですね、でも僕に抵抗しない方が良いと思いますよ」
田代はそう言いながら典子の絞り出された乳房を揉み、更にツンと勃起した乳首を親指と中指の腹でこ煉り始めると、田代を睨み付けていた瞳が瞬く間に感じて要る女の独特な瞳へと変わり、それでも感じまいと必死で歯を喰いしばり感じて要る事を健気に否定しようとした
そんな健気な典子の意地を田代は弄び指の動きを緩急を付けながら乳首を責め続けていった
典子は顔を歪ませ卑劣な田代の責めに堪え様と自分をふるえ立たせたが田代の巧みな責めはそんな典子の意地すらも簡単に打ち砕いていった
「ぁぁ、ぁぁ、ぁぁ、ぃゃ、ぃゃ、やめてぇぇ…」
上擦るか細い声で典子は田代に訴えるが田代はニンマリと嗤い乳首をなぶり続けた
「…田代さん、お願いッ、やめてぇぇ…」
典子の膝がガクガクと震え立っているのですらやっとの事であった
田代は典子の身体を受け止める様に支えながら空いているもう片方の腕を股縄に伸ばし、縄に噛まされたクリトリスの充血した実を人差し指の腹で擦り始めた
典子の口が半開きに開き切ない喘ぎ声を挙げ始めた
「ぃゃ、ぃゃ、ぁぁぁ…イャァァァ、イャァァァ、ぁぁぁぁ…ァァァァ……許してぇぇ」
剥き出しにされた敏感な実を擦られ股縄から愛液が濾される様に垂れ落ち指をベトベトに汚していった
田代に愛撫を止め愛液で汚れた指を旨そうに自分の口で拭き取り、天井から吊されたフックをリモコンで下に下ろし、典子の背中の縄に引っ掛け両足を大きく開かせ閉じられぬ様に左右の足首に縄を掛け床から突き出たフックに縄を固く縛り付けた
田代は傍らの机の上に置かれたプラスチック容器を手に取り蓋を開け、人差し指と中指の腹に大量のクリームを掬い取り、それを剥き出しのクリトリスの実に塗り込み、更に股縄に食い込んだ蜜壷に丹念に塗り込み、更に勃起した乳首にも塗り込んでいった
そしてそのクリームの正体が直ぐに典子には判った、塗り込まれた箇所が異常に痒く熱く成り典子は尻を場末のストリッパーの様に腰をくねり始めた
「ぁぁぁぁ…熱いぃぃ…熱いぃぃ…ぁぁぁぁ…つらいわぁぁぁ…イヤ、イヤ、こんなのイヤァァァ」
典子が緊縛された不自由な裸体を句ねらせる姿を嗤いながら田代は言った
「どうですか女を狂わす媚薬クリームの感想は、これを塗られて正気な女なんかいませんからね」
背世羅笑う田代に典子は恨めしさと強烈な痒みに身を捩らせ身を悶えさせた
「奥さん、僕はこれから少しの間出掛けますから、充分その痒みを楽しんで下さいね」
田代はそう言うと典子に背を向け部屋を出て行こうとした
「…ぁぁぁぁ、田代さん、行かないで、於いてゆかないでぇぇ」
典子の悲痛な叫びを背にしながら田代は扉を締め部屋を後にした、典子は田代が返って来る間地獄の様な時間を過ごす事と成った
つづき「啜り泣く牝(4)」へ
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