家出少女 14_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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家出少女 14

15-06-14 09:34

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「家出少女 1」へ

春香が疲れて家に帰ってきたのは、
もうすぐ日を跨ぎそうな時だった。
「あ~疲れた!ただいま。美月起きてる?」
だがリビングは薄暗く、美月だけじゃなく星羅の姿もない。

「美月?星羅もまだ帰ってきてないの?」
(おかしいな。あの子どこか泊まりなのかしら?)
「美月、もう寝た?」
コンコンコン
「・・・」
ノックをしても反応がない。
(寝たのか。私ももう寝よ)
「ふあ~あ」
大きな欠伸をして自分の部屋に戻ろうとした時、
美月の部屋から艶かしい声がした。
「ああ~もうダメェ」
(えっ?美月?今の美月の声?)
春香は扉の向こうの妖しい気配に一気に心臓の鼓動が速くなった。
そーっと足を忍ばせ、扉に聞き耳を立てた。
「ああっ・・・はあんっ・・・もう我慢できない」
(やっぱり美月の声。彼氏が来てるの?
うわあ、まずいところに帰ってきちゃったな)
春香は悪いと思いながらも、初めて出くわす美月のエッチな場面に
興味津々に息を潜めた。
「ああ~ん、そんなにしたらイッちゃうよ~」
(へ~え、こんなかわいい声出すんだ、美月って。
あのお堅い美月がどんな顔してやってるんだろう?
ちょっと覗けないかな?)
春香は試しにそっと扉のノブを回してみた。
カチッ
(あっ、回った。開いてる。ごめんね、美月)
しめしめとばかりに春香はそっと扉の隙間から中の様子を覗った。
「ぁっ!!・・・」
思わず声を上げるところだった。
ベッドでは足を大きくM字に広げ、
ピンク色の美月のオマンコが丸見えになっていた。
その美月の上に逆さに重なるように69になって、
彼女の濡れ濡れになったオマンコに
人差し指を出し入れしているのは、彼氏ではなく星羅だった。
(あっあっあっ、やっちゃったんだ。
あの子、本当に美月を落としちゃったんだ)
「ああっ、ごめん、もうこれ以上無理、イクぅ、いい?イっちゃうよ?」
「ダ~メっ!星羅も一緒にイクんだから。
もっと真剣に舐めてくれなきゃ止めちゃうよ」
星羅の手の動きがピタッと止まる。
「いや~ん、止めないでェ、お願い!」
春香の方からも、美月が下から頭をもたげ、
星羅のオマンコを必死で舐めだすのがわかった。
「はあ、はあ、はあ」
春香は美月の今の切羽詰った気持ちが痛いほどわかる。
それだけに美月に同調するように体が熱くなり、
奥から欲望が沸々と盛り上がっていくのだった。
「ああ~、そう、いいっ気持ちいい、ああ、そこっ」
星羅は満足気に悦びの表情を見せ、
ご褒美にと、太股の後ろから回した人差し指で膣を掻き回し、
舌でクリトリスを掃くように高速で弾いた。
「んんんん~!!んんっ!んんっ!んんっ!あああああ~イっくうううう」
「星羅もイっちゃううう」
同時にイった二人の様子を胸を揉みながら覗いていた自分に、
星羅の次の視線がロックオンされていたことまでは春香は気付かなかった。

足を大きく放り出したまま動かない女体から
少女はゴロンと転がった。
横たわるその体を名残惜しむように撫でながら、
余韻を楽しんでいるように思えた。
だが次の瞬間少女の体がさっと捻れたかと思うと、
扉の隙間で黒く煌めく瞳は瞬時に捉えられた。
無反応になった横の乳房にスススーと右手が這わされ、
長く伸ばした舌で天辺の乳首を捉える。
その間一切途切れることのない鋭い目線が語っていた。
(まだまだ物足りないの。次は貴女を相手してあげる)
暗闇の中の猫のように見開いた目に誘われるように扉は静かに開いた。

「ああんっ、そこっ、気持ちいいいいっ!!あああっ、星羅ああ」
激しい金切り声の女の声に美月は目を覚ました。
頭が真っ白になったまま、
すぐにはまだ状況が把握出来なかった。
だがいきなり目に飛び込んできた光景は、
以前何度か見た覚えのある光景だった。

つづき「家出少女 15」へ


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