この話はつづきです。はじめから読まれる方は「家出少女 1」へ
少女の吸い付くような人差し指が、
ツツツーと肩から乳房を覆っている腕にかけて
なぞるように下りてくる。
「お姉さまって真面目なくせに、嘘つきなんですね」
「ええっ?」
美月は身を捩りながら怪訝そうな顔をした。
「春香お姉さまが帰ってくるかもしれないから?
それとも、彼氏に申し訳ないから?」
「そ、そうよ」
その間も星羅の指は留まらず、
美月の体の線を這い回っている。
「ほら、嘘つき」
「ど、どうして私が嘘をつかなきゃならないのよ。
本当に私は・・・」
「そんなに怖いですか?」
「怖い?」
美月の眼に星羅のじっと見つめる大きな瞳が写った。
「想像していたよりずっと感じてしまうことが」
背中で5本の指が爪を立ててススーっと這い上げってきた。
美月は思わずゾクゾクっとする快感に身震いした。
「知ってましたよ。美月お姉さまが度々星羅達の行為を
覗きながらオナニーしていたこと」
(あっ!!)
美月は急に体温が2度程上昇したみたいに熱くなった。
「見ていてどうでした?変態と思った?不潔だと思った?
春香さんは美月お姉さまの目にどんな感じに写りました?」
星羅はこのタイミングとばかりにゆっくりと美月の腕を下ろすと、
上を向いているピンクの乳首を口に含んだ。
「ああっ!」
(ほら、やっぱり。すごく素敵な声を上げるわ)
口の中でピンと勃起し始めた乳首を舌で転がす。
もう一方の乳首には二本の指で美月を追い詰める。
「美月お姉さまは知りたいんです。そうでしょ?
あの時、春香さんがどんな世界をみていたのか」
「ああっ、ダメよ、ああん、やめ・・・てああっ」
(スゴい。どうして?女同士だから?感じるところがわかっちゃうの?
やだ、この子、もしかしたら慎之介より全然上手い?
ダメっ、やだっ、どうして?すごくビンビン感じちゃうよ~)
「さあ、お姉さま。欲望に正直になりましょう。
本当の不幸は変わってしまうことじゃなくて、
知らないまま時が過ぎることですよ。
今夜、お姉さまがどんな世界をみるのか?
星羅から一つだけ言えることは、
決して後悔はさせませんってこと」
少女はニヤっとしながら、
右手をススッと股間に伸ばしていった。
つづき「家出少女 12」へ
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