この話はつづきです。はじめから読まれる方は「家出少女 1」へ
「ああっ、ああっ、いやあっ、あああああっ」
女はアヌス用のペニスバンドでゆっくりゆっくりと
星羅のお尻を犯しながら、電気アンマでオマンコを刺激していた。
「ああ、最高だわ、あなた。その表情。私もイっちゃいそうよ」
女は苦痛と快感に歪む星羅の顔を眺めながら、恍惚とした笑みを浮かべていた。
「こんなの初めてでしょ。堕ちていく少女ってなんて美しいのかしら」
(早く終われ。この変態!)
「あああああ~、だめええええ~」
「はあああ~」
苦悶に歪む少女と恍惚に震える女は同時に気をやった。
「星羅ちゃん、星羅ちゃん」
美月の声で星羅は意識を取り戻した。
ボロボロの服でどこをどう帰ってきたのか記憶が無かった。
外は雨が降っているようでずぶ濡れだった。
ただ鞄には最初の3万円とは別に10万円が入っていた。
「あなたすごくよかったからボーナスよ。破れた服代と思って」
朦朧とした意識の中、女の声が耳に残っていた。
「美月さん、私無事に帰ってこれたんだ」
「いったい何があったの?とにかくシャワーでもして体を温めなきゃ」
美月は急いで星羅を風呂場に連れて行き、
破れている服を脱がせて温かいシャワーを浴びせた。
「春香は一緒じゃなかったの?」
「えっ?」
「ううん、何でもない」
美月は疑っていたことを恥じた。
星羅は温かいシャワーを浴びて落ち着いたのか、目から涙が零れ落ちた。
「うっうううう」
星羅は自分の愚かさを悔い、そして恐怖から解放された安堵感で
誰かに寄り添いたかった。
美月は何があったのか、それ以上訊けなかった。
ただ黙って星羅をその手で包み込むしか出来なかった。
星羅は裸だが美月は服を着たままだった。
自ずと星羅に浴びせるシャワーは美月にもかかった。
オナニーの後で慌てて服を着たため、
白いTシャツとパンティとジャージしか着ていない。
白いTシャツが濡れて、美月の形のよい乳房がくっきりと透けて見える。
美月の胸に抱かれその優しさが染み込んでくる星羅は、
それが当たり前のようにごく自然に目の前の乳房に手を添えた。
「あっ!」
その瞬間、星羅の人差し指が乳首に触れ、
美月の体を眩い閃光が駆け抜けた。
(何?この感覚)
美月にとっては初めての感触だった。
同性に触られたことは何度かあっても、
同性に愛撫されたことはなかった。
「せ、星羅ちゃん?な、何?」
美月は戸惑いながら、星羅の動向を推し量れないでいた。
いつの間にか星羅の涙は止まり、うっとりとした目になっている。
乳房の形に沿って撫でていた掌の5本の指が、
美月の戸惑いに答えるように、力を帯び曲がって
美月の柔らかい乳房の形を変形させた。
「はあんっ」
(あっ、また)
その快感に思わず力が抜け、シャワーを落としてしまった。
星羅の意図ははっきりした。
問題は自分がこれから起こることを拒めないことだった。
ついさっきのオナニーでイケなかったこともあったのだろう。
そのオカズの相手が星羅だったこともあったのだろう。
だがそれ以上に、同性の左手から受ける感覚は、
今まで自分が知らなかった未知の快感だった。
美月は恐る恐るこちらを真っ直ぐ見上げている星羅の顔を見た。
懇願するようなその表情の瞳の奥には、
「ここはまだほんの入り口ですよ。
私、美月さんをもっともっと気持ちよくさせてあげれますから。
女同士だからこそ、死ぬほど気持ちいいんだから」
といわんばかりの自信が潜んでいた。
美月にはもうその甘美な誘惑を拒める理由も力も持ち合わせていなかった。
「わかったわ」
美月の返事に星羅は嬉々としてTシャツの上から乳首を口に含めた。
「あんっ、待って、星羅ちゃん」
腰が崩れそうなほどの快感を振り切って美月が話を続ける。
「話を聞いて。いい?今夜だけ。今夜だけにしましょう。それが条件」
「ええ~?」
星羅は不満そうな顔をした。
「私はレズビアンじゃないし、好きな人もいるの。
でも今夜だけは全てを忘れて貴女を受け入れたい。
心も体も星羅ちゃんだけを愛することを誓うわ。
だから貴女も約束して」
星羅は渋々頷いた。
だがその目は全然諦めていないのを美月は読み取っていた。
それでも美月は自分から星羅を抱き締め、求めるように貪るように熱いキスを交わし始めた。
つづき「家出少女 10」へ
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