家出少女 2_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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家出少女 2

15-06-14 09:36

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「家出少女 1」へ

ソファで雑誌を読む美月に、星羅が覗き込むように声を掛けてきた。
「美月さんの彼氏、かっこいいね」
「ん?彼に会ったの?」
星羅達は朝方、別々に帰ってきていた。

「うん、そこですれ違った。やっぱり昨日は彼氏とお泊りだったんだ」
「まあね。私だけ一人じゃ寂しいし」
「ふ~ん。それで今日は寝不足で目が腫れてるんだ」
「えっ?嘘っ・・・こらっ、大人をからかうな!」
美月はケラケラ笑う星羅を軽く小突いた。
じゃれ合いが落ち着いたところで星羅がポツリと呟いた。
「星羅、もう子供じゃないよ・・・」
「ん?」
「昨日の夜、星羅がどこにいたか教えてあげようか」
美月はドキリッとした。
あくまでも推測だが、星羅と春香が申し合わせて昨晩一緒にいたのでは、
と疑っていたからだ。
顔を見つめたまま硬直している美月の耳元にそっと近付き、彼女はこう囁いた。
「ホ・テ・ル」
まさかと思いつつ、聞かされたその単語は妙に艶かしく美月の耳に残り、
どっと汗が噴出すのを覚えた。
星羅の帰宅の約1時間後、まるで全精気を吸い取られたような疲れた様子で
朝帰りしてきた春香は、午後をとうに過ぎているというのにまだ寝ている。
彼女の大きないびきと共に、一昨日の夜の光景が否応なしに頭に浮かんだ。
薄暗いベッドの上で2体の女体が絡み合う様を目の当たりにした時の衝撃と興奮が蘇る。
「あああ~っいいいっ、イクっ~~~」
そんな美月をよそに、星羅はクスクスとまた無邪気な少女の表情に戻ると、
外出するのか上着を羽織りそのまま外に出て行った。

星羅はすっかり美月と春香のマンションに居ついていた。
美月は度々家に帰るよう説得していたのだが、その度に春香が
擁護するほうに回って話が進まないというのが現実だった。
もう18歳だし、親に一度連絡をとったということなので
美月もそれ以上何も言えなかった。
ただし当初の計画の3人でのルームシェアというわけにはいかないので、
相変わらず星羅はソファで寝ていた。

「あああ~ん」
「シーっ。声が大きいですって。美月さんに聞こえちゃうじゃないですか」
「いあ~ん、そんなこと言ったって・・・自然に出ちゃうんだもん。
あっあっ・・・そっそんな風に・・・はうっ、舐められたら・・・
ああっ・・・星羅ちゃんが・・・星羅ちゃんがっ、上手すぎるから・・・」
「星羅が悪いの?じゃあ、止めちゃいますか」
春香の股間に蹲っていた頭が持ち上がった。
「いやっ・・・いじわる・・・」
聴き取れないほど小さな声で呟きながら、
春香は自分の股間から覗き見る小悪魔に物欲しそうな視線を向けた。
その視線が星羅をゾクゾクさせる。
「続けて欲しいんですか?星羅に舐めて欲しいの?」
そう言って長い舌を出す星羅に春香は観念したようにコクリと小さく頷いた。
星羅はにっこりと微笑むと、再び紅く愛液でテカテカに光った陰唇に
柔らかい舌を這わせ始めた。
「うっ、・・・はあっ・・・はあっ・・・はっ・・・・・・・・・・・
そこっ、もうイっちゃう。もう無理、声出ちゃうっ、うううっ」
ものの1分も立たぬうちに春香は音を上げる。
「だめですよ。今夜は朝まで徹底的に春香お姉さんを気持ち良くさせてあげるんだから。
美月さんに気付かれないよう自分で口を押さえて声は我慢してください」
星羅の舌の動きが素早くなった。
「ああっ!」
待ってとばかりに慌てて春香は両手で自分の口を塞ぎ、弓なりに仰け反った。
「んんんんっ、んんんんんん~~~っ」
激しいエクスタシーの嵐が春香を襲い、声を出せない不満と共に身体がのた打ち回る。
最後には星羅に肥大したクリトリスを軽く咬まれると、意識が遠退いていった。

つづき「家出少女 3」へ


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