この話はつづきです。はじめから読まれる方は「女優白羽瀬菜月の転落 1」へ
菜月と真理恵の母娘は、早速猪股三郎が監督する「監禁少女(仮題)」に出演が決まった。
菜月は、高校1年生の役で、真理恵は母親の役だ。
真理恵の職業は、菜月が通う高校の教師役である。
ストーリーはこうだ。
菜月が、下校して家に帰る途中、男3人組に拉致される。
そして男達のアジトに連れ込まれる。菜月が高校に入学して僅か1ヶ月にも満たない時期という設定だ。
男達の目的は、東南アジアに少女を売春婦として売り飛ばすことだった。
そのため菜月はあらゆる性技を男達に仕込まれる。
半年後には、娼婦として売り飛ばされるはずだったが、ここで手違いが発生した。
3人組の男のうちの一人が造反。
2人を殺害して菜月を連れて逃亡。
菜月は男とそして、男の愛人と一緒に生活をする。
男の愛人は、レズを菜月に教え込む。
その間、母親の真理恵は一生懸命娘を探すが見つからず、悶々としている内に用務員の男と関係を結び、男の子供を孕む。
もちろん規律の厳しい学校だったため、学校から追い出される。
用務員の男と夫婦生活送りながら夜の生活へ。
すでに、娘がいなくなって5年が過ぎたある日、娘に似た女性を歌舞伎町で発見。
ついて行くとそこは、ロリータの風俗でセーラー服を着た菜月がお客にサービスしてる場所だった。
母親の真理恵も思わずそこで働かせてくださいと懇願し、母娘共々そこで働くが、
菜月を最初に拉致した男3人組の元締めが、2人を発見して東南アジアに母娘娼婦として売り飛ばすという話だった。
もちろん実録ということで、母親の真理恵には用務員の安井の子を孕んでもうらうし、
菜月に施される性技も一切演技なしの実演ということも決まった。
男達3人組は、元プロレスラーや元ラガーマンなど身体ががたい連中が選ばれた。
菜月が、必死で逃げようとしても絶対逃げられない腕力の強い男達だ。
もちろん拉致される時も本気で抵抗してもらう。
もちろん男達に襲われる時も、本気で抵抗することが条件だった。
一切ヤラセが無い本物の演技が、真理恵と菜月に求められたのだった。
(11へ続く)
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