生保な妻_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

ホームページ 戻る 

生保な妻

15-06-14 09:45

結婚生活10年目、地方都市で小規模の会社に勤める会社員です。
3年前に子供が産まれたのを機に私の実家の近くに家を建てました。
しかし、会社が予想外に関連企業の煽りを喰らって傾きました。社長から涙ながらに私達の減給を訴えられ、その条件を飲み立て直す事を団結したのでした。

しかし、家のローンと生活費はきつく、妻は働きに出る事を決意したのです。妻の選んだ職種は生保レディでした。
私は未だに妻が大好きで心から愛しています。そんな妻が生保レディになるのは一抹の不安がありました。
自慢話になってしまいますが妻は元バトミントン選手の潮○玲子さんに似ていて非常に男受けするタイプなんです。
そんな妻が生保レディになるなんて・・
少し受け入れ難い事実でした。

妻の美穂(当時32歳、私は2歳年上です)は準大手の生命保険会社に入社し、試験を合格したのでした。最初の1ヶ月は先輩と得意先を回ったみたいです。私はその間、毎日のように根掘り葉掘り聞いていました(本人は鬱陶しかったでしょう)
そして、美穂が1人立ちする時に一緒にスーツを買いに行きました。私は当たり前のように地味なパンツスーツを勧めましたが美穂は少し目立つようなスカートのスーツを選びました。そこで意見が食い違いました。美穂の言い分は
「先輩から脚を出す営業と出さない営業とでは全然違う」
と、言われたそうです。なんだか保険を色仕掛けで契約させるのか・・・と、思いました。
美穂は家族の為だからと主張してきて私を押し切りました。

私の恐れていた事も無く、妻は頑張っていました。毎日、自分の軽自動車で隣り町から、その隣りの町まで足を伸ばしていたよでした。我が家の財務状況もなんとか黒字になったのは生保を始めてから1年位経った頃でした。営業所内でも指折りの生保レディとして活躍していたのでした。私は妻に頑張り過ぎて体を壊すなよと言っていました。
そんな中、妻が営業を終え帰宅したのですが、取引先の飲み会に誘われたので少しだけ顔を出して来ると言ってシャワーを浴びて派手なスーツに着替えて外出したのです。夜の営業はそれが始めてでした。私の胸は高鳴り胸騒ぎが止まりませんでした。
酒の席に呼ばれて行くなんて・・・。
子供と遊びながらも妻が心配で気が漫ろになっていました。

その日はほんのり頬をピンク色に染めて代行で帰ってきました。アルコールに余り強くない妻にもしもの事があったらと思い、強く注意すると妻は私を睨むようにして
「この家の為にやってるの・・」
と、一言。何も言い返す言葉も見つかりませんでした。
それから、頻繁ではありませんが妻は夜の営業に出掛けて行く事がありました。
ある時、私は変な会話を耳にしたのです。同僚と滅多に行かないのですが、たまには行こうと飲みに誘われて入った居酒屋で隣りの席にいた20代と思われる男連中の会話でした。
「俺さ、実はあの保険屋の姉ちゃんとヤったんだよね〜」
「ええっ?マジでか?いいな〜あの色っぺえ姉ちゃんだろ?美穂ちゃん‼︎狙ってたんだよな〜」

男が口にした名前を聞いて耳を疑いました。
「どうだったんよ?」
「さっすが人妻は違うよな〜何から何まで・・・あの姉ちゃん相当好きもんだなぁ〜1回ヤったら俺らと同い年位の女には戻れねえよ」
「はぁ〜そんなに凄いんか?」
「凄いも何も、旦那と子供がいるから中はダメだから口にくれって」
男は勝ち誇った表情を浮かべて言った。
「やっぱ俺も保険乗り換えるかな?こりゃ」
「とりあえずハンコついたら乾杯して、酔わせりゃなんとかなるから・・」
「俺のザーメンも飲んでくれるかな?」
「もう、そりゃゴクゴク…なんだったら3P誘ってみっか?」
「いいね〜やろうやろう‼︎」

男は携帯を取り出して電話をし始めた。
「あっ‼︎美穂ちゃん?今晩は〜…もしかして旦那さんと最中だった?夜遅くごめんね。実は俺の仲間が美穂ちゃんとこの保険に興味あるって言うんだ…うん、うん…違う違う…そんなんじゃないから。だから今度一緒に飯でも行かない?って事…そう、それだけ…お取り込み中ごめんね…バイバーイ」
美穂、生保レディ…そのキーワードだけで十分だった。そして男連中が出した保険屋の名前が美穂の勤める会社だった。
それは疑いから確信になった。美穂とこの男はセックスをした。男の口調からそれは事実だと思った。
暫く時間が経ち、男連中は会計に席を立った。店を出るまで美穂の話題で持ちきりだった。
私は男達を追うように同僚を置いて席を立った。

私は店から出た男達を呼び止めた。事情を話すと男は急に落ち着きを無くした。
「別に君らをどうこうしようと言うつもりはないんだ…ただ証拠を…妻との事を動画で撮ってきて欲しいんだ」
私の言ったことに動揺を隠せないでいた。それはそうだろう…妻との浮気を許すからその代わりに動画を撮影してこいと旦那が言っているのだ。
解せない表情を浮かべて男はその条件を承諾しメルアドと携帯番号を交換した。
私は愛する妻がどんな風に乱れるのか…ただそれが知りたかっただけだった。
そんなやり取りがあった事も知らず、相変わらず目立つスーツに身に纏って仕事に忙しく出掛けて行く妻…。
ついにその日はやってきた。
「今日は新しいお客さんになってくれるかもしれない人と食事しながら話す事になってるから」

妻は一見、清楚に見えるタイトスカートのスーツを纏い出掛けた。
妻は抱かれるつもりで出掛けて行くのか…?私には知る由もない…。
子供と遊びながら時間が過ぎるのを待ったが落ち着く事が出来ず、中々時間が過ぎていかなかった。
今頃、あいつらと淫らに…。そう考えると居ても立っても居られなかった。
すると携帯にメールが入った。
妻からだった。ごめんなさいもう少しかかります。先に寝ててね。
そして、読み終えるとまたメールがきた。
今から奥さんいただきます‼︎ご主人の代わりにいっぱい満足させてから返します。例のやつもばっちり撮るんで許して下さいね 笑
胸が引き裂かれそうな気分になった。

つづき「生保な妻2」へ


コメント
お名前:
気持ち:

コード:

お知らせ

なし

小説を検索