この話はつづきです。はじめから読まれる方は「生保な妻」へ
妻と久しぶりの2人きりでの入浴をした。妻の身体は相変わらず柔らかく、優しく、肌のキメが細かい。掌にボディソープをとり全身を洗った。妻も同じ事をした。私のペニスを見て妻は何を思ったのだろう…。
ベッドに行き、妻の身体に触れて愛撫を始めるとまたしてもあの動画が鮮明に蘇る。パソコンのスピーカーから聞こえたあの喘ぎ声が耳に届いてくる。この潤った肉穴を男に弄られたのか…。この溢れ出す粘液を啜られたのか…。妻がペニスを手にして口に含んだ。相変わらずの妙技で刺激してくる。この舌技を味わえば口でイキたくなるのも頷ける。
そして私は少し複雑な気持ちで妻に挿入した。勃起したペニスをネットリ心地良く絡みつくように肉襞が包み込んでくる。あの男達もこれを味わい、病みつきになったのか…。
私が彼らと違ったのは妻の中に射精を許された行為だろうか。彼らが無し得なかった子宮を精液で汚し、満たす事に優越感を覚えて果てた。
「なぁ…美穂」
「何?」
ペニスを挿入したまま話かけた。
「怒らないから答えてくれ…」
「いきなり何?」
妻は私の首に腕を絡ませた。
「身体を使って取引きしてるだろ?」
「えっ‼︎何?急に…」
「正直に答えてくれ。俺は怒る気もない…美穂を愛してるから正直に答えて欲しいんだ」
「何言ってるの…そんな事…」
「若い男達と遊んで愉しかっただろ?別にいいんだ。けれども俺に隠したり、嘘をつかれるのは嫌なんだ」
「ど…どういう事?」
「俺の会社があんな風になってから苦労もかけたし、ストレスだって溜まってるだろうから、他の男に抱かれてしまうような気持ちになってしまっても仕方ないけど、隠したり嘘をつかないで欲しいだけなんだ」
「それって…浮気をしてもいいって認めてるって事?」
「俺は…何処かでおかしくなったらしい…美穂が抱かれても構わない…でも、その現場に居合わせてそれを見届けたいんだ…」
「えっ?何言ってるの?パパ…」
「変態だと軽蔑してくれても構わないよ…でもそういう愛の形もあるんだよ」
「それって…愛なの?」
「かなり歪んだ形になってしまったけどね…」
妻は私を抱きしめ舌を絡めてきた。
私は再びペニスを奥へ運んだ。
「パパ…どうして…」
「俺はずっと美穂を愛してるよ…だから美穂が他人に抱かれ、悦ぶ姿が見てみたいんだ…愛する美穂が1番綺麗な姿をね」
私達夫婦の営みはそれから数時間続いた。私の言葉は理解出来ない部分もあるだろうが、妻は理解せざる得なかった。
妻を抱きながら言った。
「今度、美穂がセックスをしているところを見せてくれ」
「あ…相手は…どうするの?」
押し寄せる快感に耐えながら聞いてきた。
「美穂が相手ならどうにでもなるさ…いいかい?」
「だったら…あん…スワッピングの方が…いいわ…パパ1人じゃ可哀想だもん…」
妻と久しぶりに肌を重ね合わせた日から私なりの苦悶の日々が続いた。
本当にスワッピング…夫婦交換なんてしてもいいのか?子供もいるのに大人がそんな背徳行為をしていいのか悩み、迷った。しかし、私の中のドロドロとした欲望は渦を巻きながら私を飲み込んだ。
ネット上でそういった行為を公にしている夫婦は意外にも多く、ホームページやブログに晒さないだけで掲示板で相手を募集する夫婦やカップルもいた。年齢層も50代の夫婦から20代のカップルや夫婦、中には不倫相手とのプレイの一環で募集する者すらいた。
私は出来れば少し、歳の離れた40代の夫婦がいいと思っていた。理由としてあまり歳が近いと自分達と色々、比較対象にしてしまい、いずれ嫌悪感を抱いてしまうかもしれないということ。そして人間として成熟された男女であれば雰囲気を壊す事も無いだろうと考えた。
私達夫婦にしてみれば超初心者であり、願わくば相手の夫婦にリードしてもらいたいとも考えていた。
何組かメールを出してみたが、中々私の理想に合うカップルが現れなかった。半ば諦めて他の方法を考えようとしていた時に、やっと巡り会えた。
隣りの県に住む、小松さんという人だった。歳は、ご主人が45歳。奥様が41歳という夫婦で約3年程前から夫婦交換を楽しんでいるという夫婦だ。私は、この夫婦なら私達夫婦を導いてくれるのではないか?と思った。
私は早速メールを出してコンタクトをとってみた。すると、メールを送信してから1時間もしない内に返信が届いた。
メールありがとうございます。しっかりと内容を読み、理解させていただきました。圭祐さん夫妻に覚悟が出来ているというのでしたら、きっと私と妻は圭祐さん夫妻のお役に立てると思います。なにぶんデリケートな事ですので圭祐さんだけの意志ではなく、素敵な奥様のご理解が必要です。了承がとれているのでしたらきっと私達、お互いの夫婦にとってきっと素敵な出会いになると思います。参考までに私達の写真を添付しますので拝見してご判断して下さっても結構です。
では、返信お待ちしております。
丁寧な文書は私の中でかなり好感が持てた。そして、画像を開くとそこには歳を感じさせない奥さんと品のあるスポーツマンに見える男性が写っていた。
私は自己判断で申し訳ないが小松さんに是非、手解きをお願いする内容と妻と私が写っている画像を添付して返信した。
圭祐さんのお返事、とても嬉しく光栄に思いますありがとうございます。早速で申し訳ないのですが、当方が掲示板に書いた日時でよろしいですか?場所については私達の双方にとって余り訪れることの無い場所がいいと思いますので、後で決めましょう。それでは、お互いのルールとして、如何なる事に対しても相手の女性に強要しない事をはじめにモラルをもって接するということでよろしいでしょうかね?部屋は、一応、2部屋用意します。いきなり、お互いのパートナーの前では…ということもあり得なくもないでしょうからね。 等々、私が解りやすく妻にも配慮した文面を送信してきた。
つづき「生保な妻7」へ
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