堕落・8_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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堕落・8

15-06-14 09:46

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「堕落・1」へ

会社を辞めた衣川郁美の住むマンションに華山佐和子が突然訪問して来た、郁美は佐和子を招き入れ少し広いリビングでガラステーブルを挟みお互い向かい合いテーブルに置かれたコーヒーが冷める程、お互い無言な時間が過ぎていった、そして佐和子が唇を開いた

「言ったでしょ、あの男から離れろと」

佐和子が静かな口調で言った、郁美は俯き憔悴し血色の悪い顔で頷いた

「でも、貴女も私と同じで、あの男からは逃げる事など出来ない躯にされてしまったのも事実よね…」

佐和子の言葉に郁美は唇を噛んだ、郁美も佐和子も大道裕史に拠って完全なマゾ女に仕上げられ最早普通の刺激では満足出来ない躯に調教されてしまっていた、佐和子はコーヒーカップを手に取り口に運び冷めたコーヒーを啜った、そして1つ溜め息を尽きソファーから立ち上がった

「郁美さん、貴女まだあの男の怖さを知らないでしょ?」

「…えっ、まだ?」

佐和子の言葉に郁美は不安な表情に成った

「あの男は貴女をまだ調教する気よ!…私のように」

佐和子は腰に張り付いたタイトスカートの裾に手を伸ばしタイトスカートを捲り上げ下半身を郁美の前に晒し出し、郁美は晒された佐和子の股間を見てゾッとした表情を浮かべた

「…佐和子さん…それは?」

佐和子は頬を恥ずかしさに赤らめ

「あの男は…平気で女の躯を改造する悪魔よ!」

佐和子のクリトリスは幼少時の男子児童の性器程に肥大化し然もピアスリングが2つ施され皮を全て切除され淫部は愛液で濡れていた

「…驚いたでしょ?…」

佐和子の表情が徐々に歪んでいった

「佐和子さん…」

郁美が声を佐和子に掛けた

「…ぁぁぁ…郁美…さんッ…あッ、あッ…そ、それにッ…ングゥゥゥゥ…此処に…来る前に…ああああ、浣腸されて来たの…ングゥゥゥゥ…ハァァァ…」

佐和子の股間から愛液が大量に流れクリトリスが見る見るうちに勃起していくのが判った

「佐和子さんッ…何故ここに…」

「貴女を連れ戻せって…あの男からの言い付けなの!!…ハァァァ…ングンンンン、あッ、あッ、だからァァ…早くッ…逃げてッ…早くッ…あの男には…私がなんとかするわッ…ぁぁぁぁ…」
、佐和子はそう言うとタイトスカートの裾を直し額に脂汗を浮かばせ身体を九の字に曲げ足元をフラつかせながら歩き玄関まで行くと郁美の方を振り返り

「判ったわね…早くッ…逃げるのよッ…」

佐和子はそう言うと部屋から飛び出していった、郁美は呆然と立ち竦み暫く動く事が出来なかった、そして華山佐和子の忠告通りに郁美は3日後にマンションを引き払いこの街から姿を消した

つづき「堕落・9」へ


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