ほとばしる欲情と迷走する魂 11_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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ほとばしる欲情と迷走する魂 11

15-06-14 09:48

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「ほとばしる欲情と迷走する魂 1」へ

健次は大学の先輩と夜の街を飲み歩いていた。
「先輩、飲み過ぎなんですよ」

「ふざけんな。まだまだ。それよりお前、あれ、彼女とはうまくいってるのか?」
「はいはい、上手くいってますって。あ~あ、ちゃんと真っ直ぐ歩いてくださいよ」
千鳥足の先輩を誘導しながら人混みの中を駅に向かう。
「お兄さん、可愛い子いるよ。遊んでかない?」
ウザい呼び込みは無視して、足早に去ろうとする。
「おいおいおい、斉藤ちょっと待て」
「ええ~、先輩早く行きましょうよ」
先輩が呼び込みの兄ちゃんと何か交渉し始めた。
「斉藤!こっちだ。奢ってやるから」
「ええ~?!俺はいいっすよ~」
「バカ、たまにはお前もこういう遊びしたほうがいいんだよ」
強引な先輩に逆らえず、渋々と呼び込みが案内する店へ入っていった。

そこは店というにはあまりに寂れた薄暗い部屋だった。
しばらく一人で待っていると、チャイナドレスに身を包んだ
女の子が入ってきた。
「おにさん、時間ないよ。さっさ脱いで」
カタコトの日本語と衣装からチャイニーズだと思われた。
彼女はすぐにドレスを脱いでパンティだけになった。
薄暗い中でもお世辞にもオッパイが大きいと言えない体形なのはわかった。
ぼんやりと女の子の白い顔だけが浮かびあがる。
可愛らしい子だったが、まだ暗くてよくは見えない。
「君いくつ?」
「19」
先輩に強引に誘われて付いてきたはいいが、健次はずっと不安だった。
(俺、勃つかな?あの日以来、全然ぴくりともしないんだけど)
ベッドに横たわった健次の息子を女の子は優しく手で握り締めた。
「結構飲み過ぎたから、勃たないかもしれないよ」
「大丈夫。任せるね」
そう言う女の子の顔が一瞬口角を上げて楽しげな表情に見えた。
そして健次の縮こまったチンポをカポッと咥え込んだ。
ちゅぱっ、れろれろ、んぐっ、ちゅっ、れろ
(おお、確かにスゴイ舌使いするな、この子。これならもしかしたら・・・)
まったりと動く舌が適度な吸引力と噛み合って、すごいエロく感じた。
とても19才のテクニックとは思えない。
だが肝心の息子はいっこうに大きくなる様子を見せなかった。
(くそっ、やっぱりダメか)
「悪い。こんなはずじゃないんだけど、今日はやっぱり飲み過ぎたみたいだ。
もういいよ」
すると彼女は咥えながら、またもや小悪魔のように微笑んだように見えた。
健次にはそれが
『全然問題ない。これからがいいところ。必ず勃たせてあげる』
と言ってるように思えた。
ぶぼぼぼぼ~
彼女は一転バキュームのように亀頭を吸い上げ始めた。
その振動が金玉まで伝わる。
ぼぼぼぼぼぼぼお~
聞いたことのないような音と共に彼女の唇が震えると、
冷たかった雁首に血の気が通い始めるのを感じた。
「おお~っ?!」
同時に舌が尿道をチョロチョロ突く。
(こ、これは・・・)
一回りチンポが膨らんだような気がした。
ブブっ、ブブっ、ブブっ、ブブっ、ぶぶぶ~っ
強引なようにも見えるが、柔らかいチンポにはこれが意外と気持ちいい。
今までうんともすんとも言わなかった息子が徐々に頭を持ち上げ始めた。
(おっ、おおっ、おおおっ!)
健次は心の中で叫び、歓喜した。
恋人が他の男に突かれまくって狂喜する姿を見てから、
オスとしての自信を失い、女性不信になりかけていた。
いや、それよりも、あの時の異常な興奮に自分でも説明がつかず、
ずっと自己否定していたのかもしれない。
だが今、感動すら覚えるこのペチャパイ女のフェラチオで
生まれ変わったような希望が湧いてきた。
(また強い男として自信を取り戻せるかもしれない)
「これ、私の得意技だよ」
彼女はもうギンギンに固くなったチンポを手でシゴきながら、
今度ははっきりと小悪魔の微笑みを見せた。
「おお~、おうっ、すっげえ気持ちいいっ!」
女の子は全てを飲み尽くすように頭を上下させている。
明らかに亀頭は喉の奥まで届いている。
喉の粘膜が締め付けるように雁首を擦るのだ。
「おおっおおおおお~っ!」
健次は腰をビクビクさせながら彼女の喉奥めがけ、
久しぶりの濃いザーメンを発射させた。
(ううわあっ、腰砕けそう!!)
「おにさん、濃いね。溜まってたね。気持ちよかたか?」
「ああ、すんげえ良かった。すごいね、君。
なあ、お金はずむから、ここで本番やらせてもらえないかな?」
そう言って改めて顔を上げた彼女を見た健次は目を細めた。
「君、本当に19?」
目が慣れ、暗さで覆われていたあらゆる物が見えるようになって、
初めて気付いた。
白くなる程の厚化粧で覆い隠された少女の顔は、
どう見たって中学生か小学校の高学年くらいにしか見えない。
ペチャパイなのも当たり前だ。
発育前である幼さはどうしたって隠しきれない。
「うん。私19よ。そすれば私お金もらえる。
でも本番ダメ。怖い人に怒られる」
「・・・」

「斉藤、どうだった?スッキリしたか?ャイニーズは初めてだったけど、
なかなかよかったな~」
「はあ~、先輩はいいっすね」
「ああ?」
言い表せない虚しさが健次を包み込んでいた。

つづき「ほとばしる欲情と迷走する魂 12」へ


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