私の君様_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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私の君様

15-06-14 09:50

君様は、スッとした、横顔で、朧な月を見上げていました。
「ほんとうに美しいものですわ」  
君様は、やや伏せ目がちに、私を見ます。
「こんなに静かな宵は、久しぶりだ。ありがとう」
私は、杯に透明なお酒を注ぐと、君様のたおやかな唇が、それを含みます。
「私も、いただいてよろしいでしょうか」
「もちろん」
私は、自分の杯で、酒を飲もうとすると、
急に君様が、私の身体を抱きよせました。

おどろく私は、とっさに君様から離れようとしましたが、君様の腕は、私の身体をすっぽりと
つつんでおしまいです。 
私の唇を、軽くなぞると、君様は、自分の唇を重ね、ひんやりとした甘辛い酒を私に注ぎ入れました。
「君様」
「どう?」
「少し辛いですわ」
「そうか」
私は、別の酒を杯に注ぎ、
「こちらのほうが好きでしたわ」
「ちょうだい」
君様は、イタズラぽく微笑み、自分の唇を私に差し出すのです。
少しの間のあと、私は、躊躇することなく
君様の唇を、ふさいでおりました。
一度、唇を離した君様ですが、
次の瞬間、再び激しく唇を重ね遭いました。
君様は、力強く私を抱きしめ、私の着物の上から、身体中を愛撫しました。
「君様のものでございます。すべては、あなた様におささげするための
「貴女には、命さえかけても何もおしくはない。」
「ああ、抱いてくださいませ」

君様は、私の乳房を、優しく愛撫し、片方のお手は、まだ固く閉じている部分を
掻き分けます。
「あああっ」
君様の熱い吐息は、私を淫らにいたします。
君様の愛撫と、指先により、私の身体は、
汗と液で、例えようもないくらい火照り始めています。
「う、ううん・・・あっ」
大きくヒラカレタ私の両足のあいだに
君様は、お顔をうずめ、私を舐めたおします。
「はあああっんんっ・・・・ああ」
静けさの秋の宵に、私の喘ぎと、その音だけが
響きます。
君様は、時々掠れた声で
「きれいだ・・・・もっと・・・・」
などと、私の耳元で、囁きます。
艶やかな君様。艶やかで、獣のように美しく、身体中から、熱い情愛を感じ、私は間もなく落ちるでしょう。
ついに、君様のものが私の身体に触れてきました。
「君様の・・・くださいませえ」
「わかっているよ、貴女のものだ」
君様は、再び激しく私を抱きしめると、
同時にそれも、私の身体を貫きました。 
「うああああっ・・・・あぁっ・がっああっ」
「もっと声出して・・・大きく・・・そうっ、身体をそらして!」
私は、君様の言いますとおり、あらわになった乳房も、アソコもかまわず喘ぎ
続けました。
「んんっ・・・」
「こんなに入ってます・もっと・んああっ」
「貴女は・・・・こんなになって
・・はあああっ」
「だめでございます!んきゃああっ」
「いいよ・・・いって」
「き、君様あああっ」
「んぐっ・・・いって」
「ひゃああん!いきますいきますいきますぅぅ!」
「くわっあああっ!ううっ」
「いきまぁすううっ・・・へあああんんっ」
「はあああっはあはあはああっ」

君様は、全てを私に差し出され、果てました。
乱れた黒髪は、筋の通ったお顔にかかり、それはまたたいそう美しく、その指は、再びわたしのそこを、優しく愛撫し続けております。


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