クラッシック音楽が静かに流れる上品な空間、各テーブルには上品な服装に慣れた男女が静かな会話を楽しみテーブルに置かれたフランス料理を堪能していた、その中に篠原高志と妻の紗織が居た、夫の高志はヒラメのムニエルを慣れた手付きで食し白ワインを含み胃の中へ流し込んだ、向に座る妻の紗織は目の前の料理には手を付けずナイフとフォークを握り締め眉間にシワを寄せ表情を歪ませ時折深い溜息の様な吐息を吐いた
「紗織、食べ無いのか?」
夫の高志が声を掛けた
「……お願いッ…」
紗織は小さく呟いた
「お願い?、何がだ?」
高志はそう言いながら料理を口に運んだ
「…あなた、お願いです…もぅ赦してッ…」
顔を歪ませる紗織に高志は聞こえない振りをしながらヒラメのムニエルを次々に口に運び白ワインを飲んだ
「駄目だ、料理を全部食べ終えたら許して遣る」
白ワインを口に運びながら答えグラスをテーブルに置くと再び料理を口に運んだ、紗織は頭を横に振り熱い湿った吐息と共に言った
「…ぁぁぁ無理です…無理よぉぉ…あなた、本当に無理なのッ…」
「何が無理なんだ?、言ってみろ」
高志の言葉に紗織は唇を噛み
「…スイッチ、スイッチを止めて下さいッ!」
小声で答える紗織に高志は少し笑みを浮かべ
「何のスイッチだ?」
高志の問い掛けに紗織は瞳を潤ませ、周りを気にしながら躊躇いながら言った
「…はぁぁ、バイブ、バイブのスイッチを止めて下さいッ!…お願いッ!」
熱い吐息混じりの湿った声に高志は厭らしく笑い
「それは駄目に決まってるだろ!」
「ぁぁぁそんなぁ、あなた、お家を出る時から…入って要るのよッ…」
懇願する紗織に高志は笑い
「本当にスケベな女だよな」
「非道いわッ…あなたの命令よ!」
紗織の言葉にほくそ笑み高志は食事を続けた、悪戯に時間だけが過ぎ、紗織はバイブの刺激に翻弄され続け額から脂汗を浮かべ周りを気にしながら目の前の料理に手を付け様にも込み上げる強制的な快楽が邪魔をし続け、紗織に限界が訪れた
「ぅぅぅあなた、お願いッ、スイッチ、止めて、もぅ我慢出来ないッ!」
紗織は太腿を擦り遭わせ瞳からは涙が零れ落ちた
「ぁぁぁぁぁぁ、ァァァッ…ダメッ、ダメッ、イッ、イッ、イッちゃうのぉぉ…」
高志が間髪入れず言った
「勝手に逝ったらお仕置きだぞっ!!」
高志の言葉に恐怖に身を震わせるも、快楽に抗う事など不可能であった
「ぁぁぁご免なさい…イッちゃう、イッちゃう…」
「こんな沢山の人の前で逝く来なのか?」
高志の言葉に紗織は快楽に悶絶し
「言わないでッ…あなた、あなた、イッちゃう、イッちゃう、ァァァァァッ…ダメッェェェ、イッ、イッ、イクゥゥゥゥーー…!」
紗織は上半身を震わせ大きく瞳を見開きレストランの店内で絶頂した。
つづき「贄の妻(寝室編)」へ
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