隣人(20cmの禁悦)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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隣人(20cmの禁悦)

15-06-14 09:52

―――――「壁……」。この世の中で、これほど便利で、かつエロティックなものはないだろう。

敷居一つてるだけで、隣りでは何をしているか分からない。セックスをしていようが、オナニーをしていようが…。ファーストフード店に入って、フッと思うことは無いだろうか?座席の隣りが敷居を隔てて、直ぐ女子用トイレである事に…。もし今夜、自宅に戻って、隣りの部屋からなぎ声が聞こえてきたら、あなたなら、どうしますか……?

 
「あなた、おかえり」
「ただいま…、今日も疲れたよ。しかし課長は頭にくるな」
午後九時過ぎ、夫の横田がな様子で帰宅すると、京子は冷えたグラスにビールを注ぎ、夫のテーブルに置いた。
靖男は35歳。長身でルックスも良い。エリート街道を歩んでいたが、この不況下、2年前に会社が倒産し、その後、新しい会社に入ったものの、年下の上司に馴染めず営業成績も良くなかった。
二人は5年前に結婚し、今の3LDK新築分譲マンションに入居した。都内のかなり高いマンションだったが、当時は靖男の会社が倒産するとは思わず、今はローンの支払いが負担になっている。
妻の横田は29歳。スレンダー美人でありながら、形の良いヒップと豊満な乳房をしている。
結婚したと同時に、仕事の看護師を辞めていたが、今年になって勤めを再開した。まだ子供がいないので、子供ができるまでは勤めることにしたのだ。
「明日は私、夜勤だから、晩御飯はカレーを作っておくわね」
「いいね。京子のカレーは野菜も多くて最高に美味いからな。じゃ、明日は会えないから、今夜はたっぷりと…」
靖男は、京子のに手を滑らした。
「京子は本当に最高の妻だよ。俺たち、セックスの相性も抜群だな…」
「あっ、もう、靖男さんったら……」

翌日の昼頃、天気も良く、京子は窓を開けて掃除をしていた。そして廊下側の2重になっている防音サッシを開けた時、外からの物音に気付いた。玄関のドアを開けて覗き込むと、どうやら今まで売りに出されていた、隣りの203号室に誰かが引越しをしているようだ。
5年経てば、新築分譲マンションも築浅の「中古」マンションになり、京子たちが購入した時よりもかなり安く売り出されていた。インターネットで安い売り出し価格を知った時は靖男も正直、ショックを受けている様子だった。
(私達も、新築じゃなくて、中古マンションで充分だったわ…)
「ピンポーン」
3時頃、京子がカレーを作っていると、オートロックのモニターホンではなく、玄関ドア横のチャイムが鳴った。
「ハーイ、どなたですか?」
京子は、直ぐにはドアを開けず訊ねた。
「隣りの203号室に新しく引っ越してきた、吉木と申します」
「あっ、ハーイ、今開けまーす」
京子は、さきほど見た、お隣りさんだと思い、玄関を開けた。
「すいません。新しく引越してきたので、ご近所の挨拶回りをしてました。よろしくお願いします」
といい、頭を下げ、手土産のバームクーヘンを差し出した。は、ガッチリした体格で、40代の真面目な男性といったところだ。
「あっ、どうも。こちらこそ、よろしくお願いします」
京子も、笑顔で挨拶をした。

数ヶ月経ったある日のこと、京子の病院にバイクの事故で怪我をし、入院してきた男性がいた。その男はなんと隣に引っ越してきた吉木だった。
は43歳で独身。仕事はフリーライターで、複数の雑誌に連載している。都内は車よりバイクの方がフットワークがいいので、吉木自慢のバイク、シャドウファントム750で移動していたが、その途中で出会い頭に乗用車と衝突した。
「もしかして、お隣りの吉木さんですか?」
左足に包帯を巻き、ベッドに横たわっていた吉木に気がつき、京子はびっくりしてねた。
「えっ、お隣りの横田さん?」
吉木もびっくりして聞き返した。そして、看護婦姿のセクシーで淫靡なオーラを放つ京子を見て、喉をゴクリと鳴らした。人妻であるがえのエロティシズムさえできた。
京子も、自分がナース服を着ると病院の先生や職員、患者たちに、らしい目で見られている事に気付いていたが、ろそれが自信となり悪い気はしなかった。
「まさか、この病院に横田さんが勤めていたなんて、ビックリですよ。すいません、なんか見っとも無い姿を見せてしまって…」
「いいえ、バイクで事故に遭ったそうですね。大丈夫ですか?」
「はい、足の骨折だけで助かりました。ただ、治りを良くするために添え木で固定したので、安静を取って一週間くらい入院するみたいです」
吉木は苦笑いで言った。
(横田さんの奥さんがこんなにっぽいとは思わなかったな…)
吉木は、ついらしい目で見てしまったが、直ぐに目線を反らした。
「吉木さんはお仕事は何をされてるんですか」
「私はフリーライターをしてます。特に、裏社会や風俗関係の記事を書いてるんですよ。今は人妻の性の実態について書いてます。あっ、失礼。人妻の横田さんにこんな話してもいけないですよね…」
「いいえ、興味あるわ。最近の人妻の性はどうなんですか?」
京子はな表情を浮かべて聞いた。
「最近、インターネットで不倫専門の出会い系サイトがあって、そのサイトがどれくらい本物か調べたんです。私のスタンスは実践です。そのサイトを利用してみたんですが…」
「どうだったんですか…」
京子は、息を飲んで聞いた。
「ええ、あっさりと人妻と出会えて、一晩過ごしましたよ」
「えっ、人妻ってそんなに簡単に不倫してしまうんですか?」
「そうです。びっくりでしょ?私が会った女性もご主人と子供を愛する、良妻賢母な女性でしたが、性欲を満たしたいというだけの理由で、他の男とエッチをしてしまうんですよ」
吉木は思わず、豊麗な胸とかしいヒップを舐めるように見てしまった。と同時に抑えられないほどの欲情をえた。
「もし良かったら、この週刊未来にその記事が載ってるので読んで下さい」
吉木は、京子に自分の記事が載っている本を渡した。
「まぁ、吉木さんって、いやらしい。吉木さんの奥様にばれないんですか?」
「私は独身なんですよ。7年前に離婚してから、ずっと一人暮らしです」
「そうですか。でも3LDKのマンションに一人で暮らしてるんですか?」
「ええ。実は色々な副業をやってまして。部屋の内装を改造して…、まぁ、この話はやめときましょう。お隣さんに話すといことなので…」
吉木は、思わず奥歯にものがつまった感じになり、話しをした。
「そろそろ私、ナースセンターに戻りますね。何か用があったらいつでも呼んで下さい。この本は後で読みます。フフッ」
京子は、ナースセンターに戻りながら、胸元や腰を舐めるように見ていた吉木の目が脳裏に浮かんだ。
京子は夫を愛し、一度も不貞なことなどしたことは無い。靖男以外の男は結婚する前に付き合っていた男、数人だけで、今の時代、男を数人しか知らないのは珍しい方かも知れない。しかし、京子は吉木に対し、今までにない何かを感じていた。

(そういえば、吉木さん、週刊誌に記事が載ってるって言ってたわ)
その日の帰りの電車で、雑誌をから出し、記事を探した。
「あった。吉木光一、実名で書いてるのね」
その内容は凄くリアルなものだった。不倫サイトの利用方法、ダミーの見分け方、効率の良い書き込み内容、相手の容姿と素性、ホテルでの情事、そして変態プレーなど、吉木の実践、そのテクニックが欲しげも無く書かれている。まるで指南書のようだった。
「凄いわ、吉木さんがこんな変態なプレーをするなんて……」
すっかり京子はその文面とに吸い込まれていった。よく女性誌にも不倫サイトのホームページが紹介されているので、気にはなっていたのだ。
最後に吉木の紹介が書いてあったが、雑誌5冊、新聞1誌に連載記事を書き、深夜番組にも出たことのある、売れっ子ライターだと言うことがわかった。
 京子は、何か見てはいけない物を見てしまった気分だったが、同時に、秘部がジュンといた。
(多くの人妻が、こんなに浮気してセックスをしているなんて……)
吉木の記事を見た事で、京子の中に、夫以外の男に抱かれてみたいいうとしての情欲が沸き起こっていた……。

「この雑誌、有難う御座いました。吉木さんって、有名な方なんですね」
翌日、京子は熟読した雑誌を吉木に返そうとした。
「この雑誌はプレゼントしますよ」
「いいえ、こんなエッチな雑誌持ってたら、主人に何て言われるかわからないわ」
「それはそうだね、ハハッ。ちょっと内緒話があるんで、向かいのカーテンを閉めてくれますか」
吉木のベッドは一番奥の左側。6人部屋で4人が利用している。右隣りとはカーテン一枚で仕切られている。吉木は向かい側が見える正面のカーテンを閉めるよう、京子に言った。
「えっ、内緒話ですか?雑誌の内容のこと?」
京子も興味があったので、言われるがままカーテンを閉めた。
「アッ、イタタタッ……」
「吉木さん、大丈夫ですか!?」
足を痛がっている様子の吉木に、京子は心配して近寄った。と、その時、京子の手に、吉木は触れた。そして握り締めた。
「吉木さん、どうしたんですか……?」
京子は手を払おうとするが、吉木はさらに強く握り締めた。
「今度、看護婦の実態を記事にしようと思ってるんですよ。横田さん、いや、京子さん、協力して貰えませんか」
といい、京子の腕を引き寄せて、ベッドに覆い被さる様に倒した。
「あっ…!やめて……ッ」
「京子さん、静かにして。周りに聞こえないよう小声で話そう」
吉木は、京子の耳元でいた。そして、吉木にさるように倒れ込んだ京子の後ろに手を回し、背中から首筋にかけてのツボに、指を這わせた。
「はうッ………」
京子の紅唇から思わず声が漏れた。
「京子さんのナース姿、最高にセクシーだよ」
と耳元で囁き、左手で、たわわな胸のふくらみを揉みほぐした。
「ああっ……ッ」
そして、京子が背中から首筋が性感帯と言うことを知っているかのように右手の指をツツーッと這わせる。これが吉木という男がもつ性感帯を見極める臭覚だった。
「ああっ、うっ……や・め・て……」
京子はあまりにも突然な展開に、動揺が隠し切れず抵抗するものの、素早い吉木の性感帯への卓越した技術にが反応してしまった。
(何なの、このな空間は……カーテン1つでっているけど、すぐ隣には患者さんがいる。病室がカーテン1つでこんなに淫靡な空間になるなんて……)
京子は、カーテンだけでられたな空間に禁悦な感覚がった。それは、すでに職場としての空間ではなかった。
さらに吉木の蛇のような指は、既にせり上がったナース服をり上げ、恥部の股布に這わせた。
「ああっ…ッ!」
大きい声が出そうになった瞬間、吉木は京子の紅唇を覆った。
「やめてッ……」
拒否はするものの、秘肉でクチュクチュと動く巧みな指使いが、女体にをらせ、徐々に理性を失っていき、抵抗していた手の力がんだ……。
そして、舌をドロドロと絡め、お互いの粘液を混じり合わせる。京子も、ついに、舌を入れ返して受け入れた………この上ない濃厚なキス。京子の蜜泉は肉汁でれていた。
京子はついに、禁悦の扉を開けてしまった…。吉木の記事にも、「一度扉を開けると、抑止出来なくなるのが、不倫という麻薬である」と書かれていた。京子はその記事を思い出しながら、主人の靖男に対していけないことをしているという背徳感と、すぐ隣りに患者がいるというスリル感が、今まで味わったことのない悦楽の世界へと京子をっていった。
「ナースは手の自由が利かない患者のオナニーを手伝ってくれるって本当かい?」
パンティの中に手を入れ、京子のグチョグチョになった蜜穴に指を弾かせながら、吉木は囁いた。
「ええ、本当よ……あゥ、あァ……!」
実は、京子も病院でのフェラチオ経験は1回だけあった。それは男子高校生への奉仕だった。事故で両腕の自由が数日間利かず、パンツの交換をしていたところ、勃起したペニスの鈴口から精液がジュルッと垂れていた。そして京子は可愛そうになりフェラチオをしてあげたのだ。
「やっぱりそうか、それが看護婦の実態ということだな。スケベなメス豚どもだ。それなら、俺のもシャブってもらおうか…」
吉木はズボンをズリ下ろし、自身の赤黒い肉鉾を突き出した。足を添え木で固定して以来風呂に入っていない男根からは、のような臭いが放っていた。
「さぁ、この臭いペニスをえろ」
ペニスを見た瞬間、蜜肉の奥がジュンジュンき、もう京子の中で抵抗する思考回路は遮断されていた。盛りの付いたのように黒棒を欲しがり、自ら顔を男根に近づけシャブりついた。
「あぁ、臭くておいしい……」
京子は、その美味なる肉鉾のを美味しそうに舐め回し、恥粕を掃除した。そして、裏筋の縫い目にツツーッと舌を這わし、さらに玉袋をチュパチュパと丁寧に吸い上げる。今度は肉筒を咥え、上下に顔を動かし、紅唇で素早くきながら、トロンとしたで吉木の顔を見る。
「何て淫乱なメス豚だ…」
吉木が京子を小声でる。京子が今の主人と結婚する直前まで、付き合っていた男は20歳以上も年上の医師だった。京子が女として開眼したのは主人の靖男ではなく、その医師の激しく、たるセックスによってであった。
 京子は主人を愛していたが、最近のワンパターンで漫然としたセックスは、正直飽きていたのだ。しかし、そんなことは靖男には言えない。卑俗な女だと思われるからだ。そんな京子の奥底に潜んでいた雌獣の本性を、吉木は一瞬にして見極め、呼び起こしたのだ。
「あぁ、我慢できないわ。私の下のお口にも咥えさせて……」
京子は小声でえる。吉木は足を固定されてるので、女に上になってもらうしかない。それを京子は承知とばかりに、騎乗位の淫形を整える。
 実は、京子は騎乗位が好きだった。膣口の奥までネットリと挿入でき、恥骨が擦れ合う感じが大好きだった。しかし、夫の靖男は何故か、騎乗位を好まなかった。京子のは一気に吐き出された。
「んん、ぐん、あぐんィ……」
周りに聞こえないようぎ声を押し殺す。時折、大きな声が出そうになると手でグッと口を押さえ我慢する。そして、さらにタオルを口に咥え込んだ。
「ふんん、はぐん、ぶぶぁ……」
あまりの悦楽に京子の膣内が艶めかしくする。吸い付くのように膣奥がうねくる。
「あぁ気持ちいい…、なんと言う名器なんだ…」
吉木もこの吸い付くようなりを堪能し、今までにないほど分身である肉幹に青筋が走り、怒張した。
ベッドのむ音を聞かれまいとゆっくり艶めかしいく動かしていた京子の腰が、徐々に早くなり、大きな乳肉は上下左右に揺れ動く。
「ぐんん、はんぐィ、ふんん……ん!」
京子は直ぐ右隣りの患者に、喘ぎ声やベッドの軋む音が聞こえていると思ったが、その腰の動きを止める事は出来なかった。
蜜穴は愛液でグチョグチョになり、らしい音をたて、京子の内腿を淫液が伝わる。京子は自分の乳房をグッと摑み、天を仰ぐようにけ反った。京子は得も知れないエクスタシーの中にいた。本来なら大きな喘ぎ声を発しているはずだが、それを我慢してタオルを口に咥えながら、仰け反っている女体がもなく厭らしい。男根を吸い込む膣皺壁がどよめき、している。
「うっ、イキそうだ。ミミズ千匹とはこのことだ…」
吉木もとうとう我慢出来なくなり、京子の中に白濁液を発射した。その精液を絞り取ろうと意思があるかのように膣内が波を打つ。
2人はまるでが絶息するかのようにり、果てて重なり合った。

「また、あとで」
秘事を終え、京子は吉木にキスをし、身なりを整え、そそくさと部屋を後にした。吉木はしばらく正面のカーテンを閉めたままにしていた。
「おそらく、右隣りの男にバレただろう…フフッ」
隣りの男は、三浦という男で23歳。2、3度挨拶を交わした程度である。その男は正面のカーテンを閉めていることが多く、あまり話したことがなかった。見た感じ眼鏡をかけたインテリ風で、母親が何度か見舞いに来ていた。
一週間が経ち、退院の日が来た。しかし添え木が取れるまで自宅療養である。ベッドの荷物を片付けていると、隣りの三浦が声を掛けてきた。
「今日で退院ですか、いいですね。僕は後1週間ほどかかるんですよ」
その男の目は何かを語っていた。
(フッ、やはり聞かれていたか…)
「そうか、それは君も大変だね。早く治して、彼女にエッチしてあげないとね。ハハッ」
「いいえ、僕は今、彼女いないので、専らですから。ところで、フリーライターの吉木さんですよね。僕、ファンなんですよ。雑誌の連載もよく見てます」
「えっ、本当かい?なんだ、それを早く言ってくれりゃあ、いろいろ裏社会の真実を教えて上げたのに」
「すいません、始めは全く気付かなくて…。でも、あのエッチな喘ぎ声が聞こえた時から誰か気になって、それで吉木先生って気付いたんです」
「ハハッ、やはり気付かれていたか。いくらなんでもカーテン一枚じゃ聞こえるよね」
「そのらしい喘ぎ声を聞きながら、僕、1Pを実施してたんですよ」
「ハハハッ、そうか。それじゃ、の証として…」
素直に明るく話す三浦に好感を持ち、彼だけに今度連載する看護婦の実態の内容を特別に教えてあげた。、この病院に勤務している京子のことも。
(そうか、あのぎ声の主は、看護婦の横田京子さんだったのか…)
三浦は、いつも巡回に来てくれる看護婦の一人である京子を思い出し、また股間を熱くさせた。


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