この話はつづきです。はじめから読まれる方は「爺と人妻…1」へ
義造の手はイヤらしく紙パンツの中で、陰毛に触れていた。
《嫌だ。そんな所主人以外に触られるなんて。でも気持ち良い》
すると義造の手が、また乳房を揉み始める。
ひとみは変な想像を始めていた。
《高橋のおじいちゃん。まさか…。でもお年がお年だから…。》
そんな事を想像していると、身体が火照り始めてしまった。
すると義造の手が、また乳房を揉み始めた。 しかし、乳首への刺激を与えてはくれなかった。
ひとみの身体は、知らず知らずに逸れを求め、左右上下にクネクネと揺らぎ始めていた。
しかし義造は触ってくれない。 ほんの少しでも触られるものなら、声が出てしまいそうだった。
しかしひとみの身体は、勝手に義造の手を追い求め、揺らいでいる。
《良々!感じているな》
しかし、義造の手はひとみの期待を裏切り、また乳房から離れてゆく。
「さっ!今度は下半身をマッサージしましょう」
「はっ!はいっ!」
義造は、ひとみのちょっとガッカリした顔を見逃さなかった。
《よし。遂にアソコを触るかな》
義造はひとみの両脚をほんの少し開かせた。 そして、オイルを両手に延ばすと上から下へ、内から外へ、外から内へとサスリながらも揉みほぐす。
義造はひとみの右側に立ってマッサージをしていると、左手の小指を立てた。 太腿をサスリながら、小指をアソコに微妙に当てる。
「あああっ!」
「どうかしましたか?」
「あっ!いえっ!」
「じゃあ続けますね」
義造はひとみには見えない所で、ニヤニヤしながらマッサージを続ける。
そしてまた…。 今度はクリトリスだ。
「あっ!はあっ!」
「うんっ?やっぱりどうかしましたか?」
「いえ!マッサージが気持ち良いものですから」
ひとみは慌てて答えた。
「それは良かった」
《よし。残念だが、今日は此処までにしておこう》
義造はひとみの方から誘惑してくるように仕向けたいのだった。
足の指先まで終わると…。
「はいっ。今日は此処までにしときましょう。遣りすぎると逆に良くないからね」
「そっ!そうなんですか?」
ひとみのアソコは正直、ビショ濡れ状態だった。
義造も、それは分かっていたが、あえて止めたのだった。 義造のモノも固くはなっていないにしても、モヤモヤが…。
義造は我慢した。 どうしてもひとみからの誘いが欲しかった。
この。決して美人ではないが、本当に清楚の言葉がピッタリな顔立ちで、身体も中肉中背、人妻らしく、お腹にうっすらと着いた脂肪がイヤらしく見える、義造が本当に好きなタイプの女性からの誘惑で興奮したかった。
「良かったら、シャワーでも…」
「大丈夫です。家で…」
正直。ひとみのモヤモヤは絶頂に近かった。早く帰って政則に抱かれたい。
そんな事を思っていたのだった。
「料金はいかほど?」
「いえ。まだ開業してませんから、貰うわけにはいきません。違反になります。今日はサービスですよ」
「そっ!そんなわけには…」
「良いんですよ」
「それではもう来れません。だからいくらかでも…」
「それは困りますねえ。奥さんの白い肌を拝めなくなりますから。それでは2千円頂きましょう」
「もう!高橋のおじいちゃんったら。でも良いんですか?そんなに安くて」
「はいはい。また近い内に来て下さい」
「それじゃあ私。明後日がバイト休みだから、明後日でも大丈夫ですか?」
「良いですよ。明後日ですね。来る前に電話でもしてください」
「わかりました。またお願いします。主人にも言っときますね。それじゃあまた…失礼します」
「はいはい。また…」
ひとみは玄関のドアを開け出て行った。
その夜…
「貴方もやってもらったら?気持ちいいはよ」
「もしかして、他の男に触られて気持ち良かったんじゃあ…?」
「おバカ。私、お風呂入ってくるね」
「ああ」
ひとみは今日の出来事を思い出していた。 義造の指を…。
「やだ!またモヤモヤしてきちゃった」
以前はそんな事はなかった。自分で慰めるなんて。
確か、二人目の太陽を産んだ頃からだと思う。
ひとみはセックスに対して、そこまで深く考えた事もなかったし、オナニーをするなんて思いもしなかった。
ひとみは義造の嫌らしい手と指を思い出しながら、自分の指を這わせた。
「あああっ!気持ちいい」
左手で乳房を掴み、揉み。右手でクリトリスを擦ったり、ワギナに指を入れたりした。
しかし、自分で達する事はなかった。それより何より政則に抱いて欲しかった。
ひとみはモヤモヤしたまま寝室のドアを開いた。
するとそこには、政則が高鼾で寝ていた。
《無理もないわよね。私達のために一生懸命働いてくれてるし、今は大切なプロジェクトの責任者ですもんね》
ひとみは政則のオデコにチューをした。
《我慢して寝よっと》
なかなか寝付けななかったが、何とか朝を迎える事が出来た。
「ちょっと眠たいけど、今日は早番だから早く帰ってて寝ちゃおっと」
ひとみは朝からバタバタと家事を済ませ、息子の太陽を保育園に預けるとバイト先へと向かった。
しかし、そんな時に限ってと言うのか、出勤するバスの中で痴漢に遭ってしまった。
《どうしょう。後ろのサラリーマンみたい》
ひとみは忘れていた昨日の事が思い出されてしまっていた。
《あっ!嫌だ。感じている。もう塗れてる》
ひとみは声が出るのを必死に我慢した。
痴漢の手はもうスカートの中。パンテイの上かアソコをナゾツテいる。
《もう塗れてるのはバレてるよなあ?》
《あっ!ダメ!それ以上されたら…あああっ》
《良かった!もう直ぐバス停だ》
ひとまは痴漢の手を振り解いて、急いでバスを降りた。
《ヤダー!パンテイグショグショだは》
ひとみはとりあえず会社へと急いだ。
「オハヨーございます」
ひとみは元気に振る舞ったが、周りの人達は《どうかした?何か変よ。体は大丈夫かと、上司にまで心配させてしまった。
最終的には上司の一言で、休みになってしまった。
自宅の隣では高橋おじいちゃんの針灸院の看板が取り付けの最中だった。
《そうだ。今日でも高橋のおじいちゃん大丈夫かなあ。聞いてみよ》
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