パートの女(終焉)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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パートの女(終焉)

15-06-14 10:02

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「パートの女(倉庫編)」へ

路上で大勢の見知らぬ人間達から失笑され嘲笑われながら麻衣子が恍惚の表情を浮かべ絶頂し、其れでも尚も快楽を得よう都する麻衣子、その姿を満足気に笑う忠夫、2人の淫靡な生活が続いていた

忠夫は勤務する貿易会社の常務補佐取締役に昇進し40代の若さで役員迄昇り詰めたのは異例中の異例であった、当然その裏には麻衣子を利用し社長を含め役員連中を麻衣子の躯で骨抜きにし他の役員候補連中を出し抜いた結果であった、役員に成ってから忠夫の生活が一変したのも事実で、高級マンションに運転手付の通勤、役員特権としてリゾート地に高級別荘、高級外車を数台所有する生活へと変わって行ったが、麻衣子と共に生活するスタイルは変わる事がなかった

「ぁぁぁ、ンッグゥゥゥゥ…ハァァァァ、御主人様ァァァァァ、見知らぬ人で逝って仕舞う…淫乱露出マゾの…麻衣子をぉぉぉ、お許しくださいッ…グゥゥゥゥ…ヒィィィ、ダメッ…ダメッ…ァァァァァ…もうッ…逝っちゃゥゥゥゥ…ァァァァァァ…逝くッ…逝くッ…逝くゥゥゥゥゥ」麻衣子はアダルトショップで客達の慰み物にされ玩具にされ虐げられる快楽に陶酔していた、然し、このプレイが忠夫の命取りと成った、数週間後、麻衣子が何者かに拉致された、何時もの様に忠夫は麻衣子を野外露出プレイをさせていた時であった忠夫と麻衣子の距離が離れた時に複数の人間達にワゴン車に乗せられ拉致されその一週間後に一枚のDVDが忠夫が勤務する貿易会社の社長に送り付けられたら、社長はDVDの再生画像に愕然としすぐに忠夫を含め幹部役員を召集した

「見たまえコレを!!」モニターに映し出された画像には麻衣子が拷問に掛けられ泣き叫びながら尋問に答える麻衣子の姿が映し出されていた

「わたし…はっ…、ングゥゥゥ…ハァハァハァァ…、御主人様のッ…命令でッ…ハァァァ…役員様方の肉奴隷に…成ァァァァ…ンッグゥゥ…りッ…ましたッ…ハァァァンッグゥゥゥ…会社の乗っ取りにも、計画倒産にも、関わりましたッ…ぁぁぁ、ギャャーーーンッグゥゥ…」麻衣子は十字架に縛られ乳首とクリトリスに電流を流され更に真っ赤に熱せられた鉄の棒を背中に押し付けられ肉が焼ける白い煙を上げながら絶叫していた

「誰ですか!こんな物を送り付けて来たのは!!」常務取締役の長谷部が叫んだ、社長の田所が苦虫をかじる様に答えた

「加納経済研究所だよ!」社長の言葉に一堂が愕然とした、加納経済研究所とは企業の合併に必ずと言っていい程絡む、乗っ取り屋であった

「社長ッ!どうするんですか!こんな事、あんた、世間やマスコミ、いや会長にでも知れたら、我々の横領背任行為は一気にバレてしまう!、逸れだけじゃない、我々全員が刑務所行きだ!」専務の高桑が狼狽しながら社長に詰め寄った

「社長ッ!、奴らは加納はなんて言って来ているんだ!」常務が声を震わせ訊いた

「奴らの要求はこの会社の株全てを寄越せだッ!、おい君!!君は何をやっていたんだ!」忠夫を指刺し叫んだ、忠夫は下を向き麻衣子の責めなぶられる姿に愕然としていた

「いいかこの事は絶対に外部に漏れない様にするんだ!」

「社長ッ!それで、どうするんですか?」

「どうする?、我々が助かる道は1つだッ!奴らの要求を全てのむしかあるまい」社長の言葉に一堂が落胆した、数週間後に或るホテルで社長を含め幹部役員全員と加納経済研究所の社長が加納耕造とその部下数名が逢い、要求通りに持ち株全てを加納耕造に渡した

「加納さん、所で麻衣子はどこですか?」忠夫が尋ねた、加納は部下に目配りをすると隣の部屋から廃人状態の麻衣子が連れて来られたら、麻衣子の身体は無残な程に傷付、無数の焼かれた跡が残り拷問の凄まじさを物語っていた、忠夫は麻衣子を抱きしめそして、懐から密売人から秘密裏に取り寄せた拳銃を抜き加納耕造とその部下数名を一瞬のうちに射殺した、銃声に気付いた他の部下達が部屋に雪崩れ込み忠夫を含め全員に銃弾を発射し全員が即死した、その後マスコミがこぞって報道した、忠夫と麻衣子の変質愛がクローズアップされたが、元夫の正明は麻衣子の遺骨を受け入れを拒否し、忠夫と共に無縁仏として葬られた。(完)


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