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牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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15-06-14 10:04

「ねぇ、まちゃ」
「ん?」
私は突然、親友の李亜に話しかけられた。
「男の人と、・・・したコトある?」
「えっ!?」

私は驚きのあまり、戸惑ってしまった。
そう、李亜の言いたいことは、・・・私が誰かと、性行為したことあるか、ってことだ。

山田 麻智子、20歳。愛称は“まちゃ”。
思えば私に、彼氏なんていた覚えはない。

「・・・ナイけど」
私は恐る恐る答えた。
「やっぱりね。・・・実はここだけの話、渋谷くん、まちゃのこと好きらしいよ」
____えっ

渋谷くんと言えば、私の通ってる大学の、イケメンで有名な優等生だ。
「マジで?てか、なんで知ってんの」
李亜は、少し間を空けてからこう言った。
「盗み聞き。・・・なんちって」
そう聞こえた瞬間、私はあることを思い出した。
「ヤバッ!李亜、ごめん!私、用事思い出したっ」
私はそう言って、一目散に走り出した。
「ちょ、まちゃっ・・・!?」

「・・・はぁ、はぁ。遅れました」
私はとあるファミレスの中にいた。
実は私は、この春、仕事を始めた。
高校時代、バイトをしてなかったワケじゃないけど、本格的なのは初めてだ。

「ちょっと山田さん、今度は遅れないようにしてよね」
「はーい・・・」
店長に注意され、気分はサゲサゲ・・・↓↓

__チリンチリン・・・

私ははっとした。
「いらっしゃいま____・・・」

ドキッ

「・・・山田?」
そう、そこにいたのは・・・
「し・・ぶやくん__?」

バクバク 心臓の音が高鳴って余計にドキドキする。
でも・・・どうして一人でこんなところに?
「わりー。この前来たとき、忘れ物して・・・」
「こ、この前来たとき!?」

え・・・それってカノジョじゃ・・・
でっでも!渋谷くんて私のこと好きなんじゃ!?
私はそんな想いを巡らせながら、渋谷くんの忘れ物を探す。

「・・・あった!もしかして、これじゃ?」
「おー、そうそう!さんきゅーな」

ポンッ
渋谷くんの手が、私の頭に被さった。
手で触れたり、見なくても分かる。
渋谷くんの手、こんなにおっきいんだ___。

ピクッ おっきいと言えば、・・・

『男の人と、・・・したコトある?』

男の人の、大事な・・・

「・・・どうした?山田」
はっ
「ううん!なんでも・・・」
私ったら、なんてふしだらな・・・。
「あ、時間空いてんなら、後で入り口んとこ来てくんねーか?」

それって・・・・____

「渋谷くん」
私の声を聞いて、渋谷くんはくるっと後ろに振り返った。
「・・・ずっと黙ってた。俺、お前のこと好きだ」

トクン…トクン…

「ゎ、私・・・っ」
グイッ いきなり、腕を捕まれた。
「や、何す・・・っ」
渋谷くんは、黙って走り出した。

ん、ここは・・・
「・・・ここで、しねーか?」
連れてこられたのは、ラブホテルだった。
「!?え、嘘っ」
「俺、本気で山田のことが好きだから」
キュンッ
ムリヤリ連れてこられたのに、ときめいてしまった。

「準備いいよな」
「はぃ・・・っ」
私は服を脱がされずに、そのままの格好でいた。

わしっ

「きゃ?!」
いきなり胸を揉まれ、服の上から突起に触れられた。
「ん、ちょっ・・・」
「ブラ着けてねーのか」
「・・・・・」
実は今日は、ブラを着けずに来てしまったのだ。

がばっ 服を捲られ、たわわに実った乳房があらわになった。
ツーー……
丁寧に丁寧に、胸の周りを指でなぞられた。
「ああッ」
ちょうど下乳を指が通ったときに、思わずカラダをくねらせた。
「・・・」
「ああっ、ダメェっ」
私のソコが感じると悟ったらしく、渋谷くんは何度もそこを往復した。

チュパチュパ
__となると、今度は乳首を舐められた。何度も口に含んでは出し、暖かい感触が体中に染み渡ってきた。
「んあ、あぁ」
舌先でコロコロ転がされ、何度も感じた。

「ひんっ」
指での愛撫も、・・・感じまくった。
一体渋谷くんは、何人の女の子とヤってきたのだろう?
何故だか悔しい、・・・渋谷くんは、私だけのモノじゃないのに__。
「・・・俺、ヤったことあると思う?」
こくんと私は、頷いた。
「でも、こー見えて俺、童貞なんだよ。こーやってても、全部雑誌の受けいりだし」
「えっ」
そう答えてる間に、乳首をアマガミされた。「あうッ・・・」

刺激されるたび、きゅんきゅんした。胸の奥がとろけちゃいそうな、きゅるんとした感じ。

「はぅうっ!!」
下半身に、湿ったものを感じた。
アソコを、渋谷くんの舌で、舐められた。
「あんっ、あんっ」
舐められてはまた舐められ、そのたび喘ぎまくった。涙が出そうなくらい気持ちよくて・・・。

スルリ とうとうパンティも脱がされ、私はハズカシイ格好になった。
「処女だろ?」
渋谷くんの言葉に、私は頷いた。

クリクリ クリトリスをこねられた。
「はひィ、ああ・・・っ」

なんで、そんな敏感なトコ____

何度も何度も刺激された。もう、これで充分だと思った。でも、まだなんか、タリナイと思った。その時__。
「いれるぞ!」

ピト…… 彼の大事な部分が私の大事な部分に当たった。
ベッドが愛液でぐちゃぐちゃだった。

__「あンっ・・・」

ズポッ・・・

何かが私の中に入る感触がした。

「__痛ッ!痛い・・・」
「ワリィ、我慢しろっ・・・」
思いもしなかった激痛が私の中をはしった。

プツ………

私の初めてが、壊れる音がした。

“処女膜”____。

突然、痛みが快感へと変わった。
「!あんっ、やばいよぉ・・・っ?!」
「・・・俺も!気持ちいいっ」
渋谷くんが腰を振ってくると、私もかきまわされるように気持ちがよかった。
「あんっ!あんあんあんっ!!!」
「出るっ!!」
ふと、私はあることを思い出した。
「コンドームっ・・・」

「・・・」

渋谷くんは黙っていた。

「あんっ、イク!!」
「俺も!・・・・・っく!!」

ビュルルルルルルッ!!!

・・・・・私の中に、出てしまった。

「・・・渋谷・・くん」
「なんてな!」
「えっ?」
見ると、彼のアソコにはコンドームがぴっとりとくっついていた。
「・・・ありがとう」

気持ちよかった。初めての経験をした。なんだか、嬉しかった。

「俺たち、つきあおーぜ」
こくん・・・
私は頷いた。

今度は、初めてじゃないけど・・・

どれも、きっと大切な日になるから____。

~end~


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