妻味喰い 美咲_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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妻味喰い 美咲

15-06-14 10:07

マンションの住込み管理人をしていた大谷は昼間も陽が差し込まない一番奥の部屋で横になっていた
ガチャガチャと隣の部屋のドアが開く音がして大谷はそう言えば不動産屋から連絡があったなぁ…と起き上がった
不動産はどんな客を連れて来たのかと大谷は壁に耳を付けて聞き耳をたてていた

男の声で『この部屋で良いんじゃないか?お風呂に入れるし…』 大谷は男かと壁から離れ様とすると聞き耳をたてている近くでゴンッと音がして『あっ…!!痛ぁいぃ…』と艶やかな女の声が聞こえました

男『トイレットペーパーやソープとか必要な物は後で買って来るよ』

女『いいわよ…家賃が…』

不動産『上の部屋や他の部屋はココより高くなりますよ』

男『寝るだけなんだから…良いんじゃないか?』
女『お世話になりますお願いします』

大谷が美咲の声を聞いた第一声でしたが大谷は男か女か入居をするのかも判断出来ずに気にも止めずにいました それから暫くしてまた隣の部屋から『…優しく入れて…』大谷は壁に耳を押し当てていました
『こっちに入れて…そこじゃないの…ココに入れて…』

『入る?』『大きいかなぁ?』『ちょうど良いぃ…』等の聞こえてくる女の言葉に大谷は妄想を膨らましていましたが
大谷は届いた書類から山本美咲とあったなぁ訳ありそうだけど注意していないとトラブルの元になるかも?と思っていました

翌日の朝、大谷が管理人室で座っていると管理人室の前を美咲が挨拶もしないで素通りをしました
大谷は一瞬の事に隣の美咲と今の女性が同一人物か判断できませんでしたが…マンションで初めて見る顔に今のが美咲だろうと思いました
大谷が顔を上げた時には美咲は通り過ぎた後だったので美咲の顔は見ていませんでしたが、ベージュのスーツでカッカッとハイヒールの音を響かせてスタスタと歩く後ろ姿に大谷は安マンションに似つかわないなと思いました
大谷のマンションは年金暮らしの老人や外国人や学生まで入居している幅広いマンションだから大谷も住人に関わり合わずにのんびり管理人をしていました 大谷は鼻毛を引き抜きながら久しぶりのヒットか?最近は美魔女ブームだからなとほくそ笑んで美咲を思い返していました
美咲は光に透ける様な明るい髪の色を緩くざっくりと巻いたロングヘアーを靡かせて、大谷はバストはDかEくらいかな?上がったヒップラインの曲線を思い出して、中でもスラリとスリットから伸びた足は綺麗だったなと美咲が男好みの男滴だなと思った

大谷はその夜、想像が的中していたと実感した
大谷がTVを見ているとカッカッと足音がして大谷はTVを消音にして壁に張り付いた
TV番組から22時を回った頃だったかな?美咲の声だ!!『大丈夫ですか?部長わざわざ送って頂いて…』

男は上機嫌で酔っている様でした
『駄目ですよ ありがとうございました』

男は閉まらない様にドアを押さえてる様でしたが美咲は『この辺り初めてだからキョロキョロしちゃって』と男をあしらっていました
男は『ゴメン!ゴメン!結構炭酸の酒って回るよね 悪酔いしちゃった』

美咲は男に『いいものあげます手を出して』とドアを押さえた男の手を取り男の手に自分の手をそっと添えて 『あっ 出し過ぎちゃった!』
男『うまっ!』

『引越したばかりでまだダンボールが散らかったままで今度、部屋でお祝いしましょ』

『帰れますか?』

『大丈夫、大丈夫…』
隣のドアが閉まる音がして美咲が部屋に入ってくる足音が聞こえました
美咲はカーテンを閉めると大谷には美咲がスーツを脱いでいるのが手に取る様にわかりました

大谷はやはりな大谷には給湯器や水洗の音で美咲がトイレや入浴をしているのもわかっていました

翌日、大谷が管理人にいると美咲が来た!!

大谷が管理人室の小窓を開けると美咲は『挨拶が遅くなって申し訳がありません 107号の山本です…事情があって今は別居していますが夫や誰か訪ねてくるかもしれませんが教えないで下さい』

『大丈夫ですプライバシーがありますから誰にも教えません』

『訪ねて来てご近所のご迷惑をかける事もあるかもしれませんが…隣の部屋の方にも宜しくお伝え下さい』

『あっ!!それも大丈夫です 隣の部屋は私が使ってますから…』

『そうなんですか!!
助かります 大きな音をさせるかもですけど言って下さいね』

『お互い様ですからこちらこそ宜しくお願いします』

と言いながら大谷は美咲が前屈みに小窓を覗き込む、美咲の開いた胸元を覗き込みながらこの前はDかEかと思っていたけど最低でもE以上はあるなと美咲が着痩せするタイプだと思いながら…

美咲から見えない棚の下でファスナーを下ろして一物を出して握った
『ゴミ出しの日やこのマンションのルールを書いた紙を部屋に入れてありますけど目を通して貰いました?』

『バタバタしててまだ…』

『わからない事があったら何でも言って下さい管理人ですから…』
『ありがとうございます』

つづき「妻味喰い 美咲2」へ


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