初体験は熟れた女教師(2)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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初体験は熟れた女教師(2)

15-06-14 10:08

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「初体験は熟れた女教師(1)」へ

 怒涛の衝撃がまだ余韻として渦巻くまま、僕は浴室に連れて行かれた。
「洗ってあげるわ」
全裸にされ、瑠璃子もすべてを脱ぎ去った。圧倒的な女体の迫力。豊満な乳房は揺れ、初めて見る裸身に僕は声さえ洩らすことができないでいた。

「きれいにしようね」
ボディシャンプーが全身に塗されて瑠璃子の手があちこちに這いまわっていく。耐えがたい感覚に見舞われたのはペニスを洗われた時である。皮を捲り、亀頭を揉み込むようにされたとたん、敏感な先端は電流を流されたように痺れ、瞬く間に勃ち上がった。
「すごい…」
瑠璃子の目が血走った。早々にシャワーで泡を流した瑠璃子は、やおらマットに座るとやや上体を後ろに倒し、膝を立てて股を開いた。
「興味あるでしょう?見て。好きにしていいのよ」
黒々と繁茂した股間に不気味な裂け目が現れた。瑠璃子の目の動きに促されて僕は覗き込んだ。
 それからのことはよく憶えていない。ぬるぬるの性器に指を入れたり、オッパイを揉んでいるうちに、
「もうだめ、坂崎君」
掠れた声を発したかと思うと起き上った彼女に仰向けにされてのしかかられた。ほぼ同時にペニスは秘口に差し込まれた。あまりに性急なことで結合の実感はなかった。ただ、柔らかい圧迫にペニスが包まれている感じだった。狭い浴室で足も伸ばせない。押し殺した声を洩らしながら顔を歪めた瑠璃子は僕に跨って跳ねていた。ぴりぴりと痛痒いような快感が下腹部に起こったのは間もなくのことである。
「あ、出る!」
ふたたび全身が硬直して放出した。何がどうなったのか、分らないままの初体験であった。
 それから何度瑠璃子の元を訪れたことか。週に3回は通ったと思う。日曜日などは催すまま朝から夕方まで過ごしたこともあった。だから射精を覚えた中学生が妄想を描きつつオナニーに耽る習慣が僕にはなかった。欲望が高まれば瑠璃子がいたからだ。
 その二日後、塾をさぼって瑠璃子を訪ねた。約束はしていなかったのに彼女は驚きもせず、口元に妖しい笑みを浮かべながら僕を迎えた。
初めて咥えられたのはこの日である。シャワーを当てられているうちにグンと漲って、それを見た瑠璃子は、
「きれいな色」
そのまま跪いて頬張った。柔らかい…。温かい…。舌が亀頭をなぞってきて、あの痺れが広がった。
「ああ、先生…出ちゃう」
ツーンと突き上げがきて、ドクッ、ドクッ……。瑠璃子は吸い込むようにペニスを咥え続けた。亀頭はなぶられ、燃えるような快感が広がっていく。僕は膝が崩折れそうになるのを必死でこらえていた。
 ベッドに仰向けになった瑠璃子が足を開いて僕を見上げた時、自然と割れ目に顔を寄せていったのは、自分がされたことでそうするものなのだと理屈抜きで反応したのだと思う。どこが何やらわからない。ただ口を押し付けて舐め回した。
「ああ、いい…」
漂う生臭いにおい。(いいニオイだ…)と思った。とりわけ敏感な『マメ』を知ったのは偶然である。舐めているうちに必ず声を上げてのけぞる部分に気が付いた。割れ目の上部の小さな突起。そこに舌先を当てて小刻みに動かすと、
「ヒイッ!」
突然の悲鳴にびっくりして口を離すと、
「もっと舐めて!もっと!」
ぱっくり紅い口を見せた股間を押し上げてくるのだった。気持ちがいいのだと思いながら、反応の凄まじさと歓びがどうにも結びつかなかった。
 そうやって瑠璃子の求めに応じているうち、やがてぎこちなくも愛撫の真似ごとが出来るようになって、柔肌の心地よさも知り、乳房を揉んだり、乳首を舐めたりして瑠璃子の狂態を引き出した。だがまだ15歳の中学生である。火がついた熟れた体を完全燃焼させるにはやはり物足りなかったにちがいない。頂に近づいてくると瑠璃子はいつも自分が主導をとった。僕を寝かせて顔を跨ぐと陰毛の間の突起を剥き出し、
「ここ、舐めて」
そして身震いが始まると素早く下降してペニスを合体させた。締め上げ、わずかな抜き差しでのけ反った。僕も一緒に噴きあげた。
 二か月ほどして瑠璃子が仰向けになって膝を抱え、
「一人で入れてみて…」
言われた時、反射的にペニスがピクンと跳ねたのを憶えている。男の本能の片鱗だったのだろうか。一段と昂奮したのである。すでに手なれたコンドームを着け、宛てがってのしかかる。埋め込まれていく自分のペニスを確認しながら、一人前の男になった満足感めいた言い知れぬ歓びを感じたものだった。
「悠介…」
いつからか僕を名で呼ぶようになっていた瑠璃子が顎を上げて呻くのを見ながら闇雲に動いて果てた。
 横溢する性欲は日に日に高まっていった。伸び盛りの体はフル稼働で精液を生産し、実戦で鍛えられた一物は先端を完全に剥き出して逞しい漲りをみせるようになっていた。たまたま三日も空いて訪ねた時など、瑠璃子はペニスに頬擦りをしていとおしむように舐め回したものだ。
「早くちょうだい、早く」
燃え盛る体を制御しようのない様子でシャワーもそこそこに一つになる。昂まりは僕も同じで、こんな時、一度射精してもほとんど硬度に変化なく擦り立てられて間もなく復活した。納まったまま二度射精できるようになっていたのである。
「すごい!すごいわ悠介!
跳びはね、のけぞって、しなったペニスを膣で削ぐように瑠璃子は動いた。
 卒業が近づいた頃、瑠璃子は浴槽で僕を抱きしめて涙ぐんだ。
「高校に行っても、また来てくれる?」
「はい…」
「彼女ができたらあたしのことなんか忘れちゃうかな」
「先生、好きです」
「瑠璃子って呼んでもいいのよ」
そしてペニスをきつく握りしめた。芝居がかったやりとりだったが、偽りはなかったと思う。ところが、高校の入学式が終わった日の夕方、勇んで会いに行くと、ドアから顔をみせたのはがっしりした体格の男だった。
「何かな?」
「あの、先生は…」
気圧されて言葉が出なかった。
「あら、坂崎君じゃない。どうしたの?」
奥から瑠璃子が戸惑った顔を覗かせた。目には明らかな動揺の色が見られたが、笑顔を作ってことさら大きな声が不自然に聞こえた。
「この子ね、中学の教え子なの。よく先生の家がわかったわね」
唖然としていると、
「そうか、高校に入ったのね。おめでとう。この子、音楽が好きでね。すごく真面目な生徒なのよ」
男に向けた微笑みは艶やかで明るく、だが、僕にとってその眼差しはとても冷やかにみえた。
「せっかく初めて来たんだから、上がっていく?」
「いえ、今日、入学式だったので…」
「そう。報告にきてくれたのね。がんばってね」
ぺこんと頭を下げて踵を返すと、瑠璃子に呼び止められた。
「もう、中学生じゃないんだから、勉強は教えられないのよ」
僕は振り向かずに走り出した。その時の気持ちが妙に醒めていたのはなぜだったのか、自分でもわからない。

                              了


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