姉の微笑み3_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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姉の微笑み3

15-06-14 10:09

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「姉の微笑み1」へ

 映子が見守る目の前で一気にパンツを脱いだ。ペニスは二度跳ねてそそり立った。
「すごい…」
息を呑んで見つめている。

「血管がいっぱいあるんだ…」
幹は限界まで硬度を増し、血流は逆巻く如く荒れ狂い、ずきずきと痛む。
「触る…」
映子の掠れた声。私に言ったというより自らに言い聞かせているような言い方であった。その手が伸びてきてそっと握られた。
「ああ…」
射精への兆候がはっきり表れた。
「筋肉…みたい…」
私は後ろ手をついて呻いた。
「感じるの?」
「お姉さん、もう出ちゃう…」
「どうすればいい?自分ではどうやるの?」
「擦る…」

いきなり映子が大きく扱いた。
「だめ!出る!」
「いいわよ、いいわよ」
映子の声は上ずって、昂奮のためか歪んできた。
「出る!」
勢いよく放出した。
「きゃっ}
精液が映子の頬に飛び散った。
 とてつもない快感に翻弄されて私はベッドに倒れ込んだ。なおもペニスは噴出を続ける。映子は瞬きもせずにその様子を見つめていた。
「こんなに出るんだ…」
「汚れちゃった…ごめんなさい」
「いいのよ…」
映子がタオルを出してくれたタオルで拭き取っているうちにペニスはすっかり萎んでしまった。
「さっきとずいぶんちがうのね。ふだんはそうなんだ」
まじまじと見つめられて、私は縮んだ状態が恥ずかしくなって下着をつけた。
 排泄した満足感はあった。なにしろ映子の手によって射精したのである。なおさらだ。だが、いま目の前には太股をあらわにした女臭漂う映子がいる。昂奮は持続していた。
「お姉さんも、見せてよ…」
私の言葉を予期していたのかもしれない。身を固くしたものの、さほど驚いた様子は見せなかった。
「いいけど…今日は無理。生理なの。知ってるでしょ?ほとんど終わってるから、明日ならいいわ。その代わり、感想聞かせてね。心理学で必要なの」
はぐらかされたという思いもあったが、
(明日、見せてくれる…)
はっきりした約束が性急な気持ちを静めた。でも、どうやって二人の時間を作ろう。また島崎が酔いつぶれてくれればいいが。……

つづき「姉の微笑み4」へ


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