携帯電話 7_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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携帯電話 7

15-06-14 10:14

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「携帯電話」へ

真美は玄関先で腕に垂れた肩紐を直しながら寒くもないのに鳥肌が起っていて…

ドアを少し開け頭を廊下に出し耳をすましました
シーンとしたマンションの静寂に真美は誰にも見られなかったと安堵しながらドアを閉め改めて自身の姿を見ました

夏にキャミとショパンだけでゴミを出しに行って冒険した事はありましたが、赤いスケスケの生地を通して見える下着と肌は艶で私が誘ってる様でエッチでした

小心者の真美が下着姿で部屋の外に出る様な大胆な事をするなんて自身でも思いも依らない事でした

真美は喉の乾きを感じながら下は潤っているのに…と流し台の蛇口を捻りコップの水を一気に飲み干しました
真美がコップの水を飲みきる前に、私の携帯から着信のメロディが流れて!唇から溢れた水が喉を伝って私の谷間に滴りました
ビクッ!!『もしもし』
電話は男からでした!!『どうだった?…気持ち良かった?まだ着替えてないよね?』

『こんな時間にまだ寝ないで見ていたんですか?』
『君の部屋の電気が点いてたからね…それにいつでも君を見てるよ』(笑)

《長くなるので中略します》

男は私の謎を解きながら私の心の中のボタンを一つまた一つと外していきながら私の精神的な身ぐるみを剥いでいき……
私に『今から逢いに行くからドアの鍵を開けてそのままの格好で目を閉じて待てて』と命じて『決して目を開けて見みては駄目』と念を押しました

つづき「携帯電話8」へ


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