携帯電話 6_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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携帯電話 6

15-06-14 10:15

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「携帯電話」へ

翌日の朝も私が最寄り駅のホームで電車を待っていると男から電話が掛かってきました

男は嬉しそうに『やれば出来るじゃない…いやらしい君には物足りなかったかな?』とご褒美に私が帰るまでに買った物を私の部屋のドアノブにぶら下げておくから気に入って貰えたら嬉しいなぁっと言っていました

私がマンションに帰ると私の部屋のドアノブに確かに紙袋がぶら下がっていました

その日の夜も電話が鳴って男から電話が…『どう?気に入ってくれた?』

『気に入るも気に入らないもこんなのを着た事もないし使いません!!』

(紙袋の中には真っ赤なスケスケのベビードールや玩具が入っていました)

男は私の言葉を無視する様に『ご褒美なんだから使って貰わないと困るなぁ…』と言いながら私に……

男は昨日の『私の汚れたパンツをランドリーにある忘れ物箱に置いて来た』と言いました
私はマンションの住人が寝静まるのを待って男が言うがままに真っ赤なスケスケのベビードールに着替え、辺りの様子を伺いながらドアを開け廊下に出てエレベーターで一階のランドリーまで取りに下りました

下着を着けているとは言え私にすれば恥ずかしさは全裸と変わりません…途中で誰かに会わなければと私の鼓動が聞こえてきそうな恥ずかしさでした

私は部屋に戻ると肩で息をしながらハァハァと息を弾ませながら急に足が小刻みに震えてきました

つづき「携帯電話7」へ


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