携帯電話 4_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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携帯電話 4

15-06-14 10:15

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「携帯電話」へ

メル彼のメールの後で男の電話に出ると男は見ていたかの様に私に『濡れてるんだろ?』といやらし笑い声をさせながら『明日、出勤の時にその汚れたパンツをドアのノブに掛けて置け』と私に指示しました

私が『…そんな事は出来ません』と断ると男は『じゃ郵便箱に入れて出勤しろ』と言って一方的に電話を切りました

私は仕方がなく洗濯済みの別のショーツを紙袋に包み郵便箱に入れて出勤しましたが、私は電車に乗ってから「しまった!!」と思いました
もし男が私を知っていなかったら部屋や私を特定されてしまうと…でも、男の指示どうり入れていれば男も満足してそれ以上は無理な事は言って来ないと思っていました
私が帰宅してマンションの郵便箱の前を通り過ぎて、あっ!!そうだ…郵便箱の中が気になって…ちょっとまだ有る事に期待して恐ろ恐ろ郵便箱を開けましたが郵便箱の中は何も入っていない空っぽになっていました
男が来たんだ…と普段気にもならないマンションのロビーに響く私のハイヒールの足音にも、まだ男がマンションにいるかもと神経質になっていました
そんな夜…

つづき「携帯電話5」へ


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