この話はつづきです。はじめから読まれる方は「籠絡 ろうらく…」へ
Oに跨ったまま一気に昇りつめてしまったかおりの緊縛を青柳が解いた。
Oの放った青臭い精子がどくどくとかおりの中からあふれ出てきている。
「いつもナカに出してもらってるのか」
青柳のダイレクトな質問にうつろな眼差しのかおりが掠れた声で「はい」と答えた。
無論、かおりが膣内射精を望んでいるわけではなかったが、けだるさの中、そう答えたのだ。
ごろりと仰向けにされたかおりの白い腹が時折、小刻みに震えている。
頬を紅潮させ、熱い吐息を洩らしているかおりの眼前に青柳のペニスがあった。
『この上まだ何かされなければならないの?』そんな思いが頭をよぎったが、複雑な思考を巡らせる理性はとうに飛んでしまっている。
かおりは青柳の年季の入ったペニスを咥えた。
Oのようにすぐに反応を示さないことが、かおりには好都合のように思えた。しかし、程なく青柳のペニスもかおりの口の中で反応を示し始める。
整った顔立ちの、身持ちの堅い人妻が懸命に他人のペニスに奉仕している様は青柳の性癖を十分に満足させていた。
青柳の分身が初老の男のモノとは思えないような変化をもたらす。
Oが背後からかおりの尻を抱えた。
青柳のペニスとOのペニスを上と下の口で受け入れる…
かおりにとっては一度に2人の男性器を受け入れることなど想像できないことだ。しかも、いずれも夫以外の男に…である。
かおりの想像以上にOの回復は早かった。
『こんなはしたない姿、誰にも見せられない…』
かおりの脳裏に子供や夫の顔が浮かんだ。背徳心が心を締め付ける…。
と同時にその思いは被虐的な悦びを燃え上がらせる燃料にもなった。『許して、あなた…許して…』という心の叫びがフェードアウトしていく。
「串刺しにしてやるよ」
Oの声なのか青柳の声なのか…そんなことは、かおりにはもう、どうでもよかった。
『思い切り、犯して下さい!太くてたくましい、、ああ、いっそひと思いに!』
かおりはOが挿入しやすいように、自ら腰を上げてみせた。
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