籠絡 ろうらく15_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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籠絡 ろうらく15

15-06-14 10:15

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「籠絡 ろうらく…」へ

かおりの濡れそぼったヴァギナに、ようやくOのペニスの先端が接合を果たした矢先に青柳が吊り縄を放した。
勢いよく尻もちをつくような形で、かおりはOの上に。

ズンッと太い杭を打ち込まれた感覚。同時にOのカリ高な亀頭が子宮を叩いた。
「あっ」と短く声を上げたかおりの表情がだらしなく緩んでくる。味わったことのない快感に支配されていくのは明らかだった。
総毛立つような快感の波は、縛られた両方の乳首にも伝わった。締め付けの力が強く感じられる。
巻きついた紐を押しやろうとする力が乳首にみなぎっていた。

小刻みに震えるかおりに「乳首がビンビンになってるぜ、いい眺めだ」とOが言った。
「気持ちいい、、当たってるの、、子宮に、、子宮にぃ、、」Oの言葉など耳に入らないのか、かおりはうわごとのように呟いている。
「旦那のじゃ、奥まで届かない?ま、Oのは格別だからな」ニヤニヤしながら青柳が言葉をはさんだ。
「自分で腰を振りなさい。自分で好きなだけ、Oのフトマラを味わいなさい。さあ、遠慮するな」青柳がかおりに命じた。
青柳の言葉に促されて、かおりが前後にゆっくりと腰を動かす。ヌチャヌチャと粘り気のある音がしている。

「ああいい感じだよ。締まってるよ、青柳さん。こいつの襞、まるでイソギンチャクみたいに動いてる」
Oが息を整えながら、かおりの膣内の様子を青柳に報告した。
「そんなにいいのか。ミミズ千匹とか、数の子天井ってやつだな」いやらしい視線をかおりの股間に落としながら、青柳がウンチクを垂れる。

かおりは自ら腰の動きを速めていった。グリグリと自分の恥骨とOの恥骨を押しつけるように、かおりの腰つきが妖しく動いている。

「んあっ あっ あぁ っはぁん」Oが腰を突きあげる度に、かおりは嬌声を上げた。
乳首同様、すでに開発済みの肥大したクリトリスに圧がかかる。その刺激にもう耐えられそうもなかった。
「もういきそう、いっちゃいそうです」絶頂を迎えることを言葉にすることもOに犯されて以来身についてしまった。
2度、3度とOに突きあげられて、ついに…。全身の筋肉をこわばらせ、かおりは昇りつめた。
一気に力が抜け、後ろ手に縛られたままかおりの上体だけが折れてOに重なる。
かおりは目を閉じ、眉山をぐっと寄せて静かに呼吸を整えていた。さざ波のように快感が寄せては返す。下腹や太股がそのたびに震えた。
『しばらくこのままでいたい』そんな感情さえ、かおりの心に芽生えている。

青柳がかおりの体に施された縄を解いていく。
かおりの白い肌に残る赤く縄の跡。汗に濡れた黒髪のおくれ毛が、白いうなじに映えている。
上気して赤く染まったかおりの頬に青柳の冷たい手が触れた。

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