お局様はマゾ奴隷_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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お局様はマゾ奴隷

15-06-14 10:15

シティーホテルの一室に西尾佳織は後輩で部下の高森玲那に呼び出され或る追求を受けていた

「西尾主任この写真に写っているのは貴女ですよね?」高森玲那の冷徹で吸い込まれそうな瞳が西尾佳織を射る様な眼で睨んでいた

「ええ、確かに写ってるのは私ね、だからどうかしたの?」西尾佳織も負けじと高森玲那を睨み返した、2人の間に一瞬の間が空き高森玲那が1つ溜め息を吐き更にもう一枚の写真をテーブルの上に乗せた
「当然これも主任ですよね!」置かれた写真に西尾佳織は絶句し息を飲んだ
「……コレは…何故…」西尾佳織の身体がブルブルと震え出した
「高森さん、貴女何故こんな物を持っているの?」狼狽し震える声で西尾佳織は言葉を発した、喉の奥がカラカラに乾き切っていた、高森玲那はニヤリと生意気な笑みを浮かべ更に西尾佳織を追い込んでいった
「西尾主任、人間悪い事は出来ないですよね」そう言いながらA4サイズのコピー用紙をテーブルに並べて置き
「先々月の仕入れと支払い金額です、こちらが会社に提出された台帳です、そしてもう一枚のコレは仕入れ先の台帳です」高森玲那は細く綺麗な指先で或る部分の数字を指していた、西尾佳織の心臓は今にも張り裂けんばかりに激しく鼓動していた
「もうお分かりですよね?、主任が提出した書類と業者が振り込んだ先が明らかに別口座ですよね?、つまり主任は背任行為をしている事に成りますよね?違います!」高森玲那の鋭い眼差しに西尾佳織は身体を震わし声を上擦らせた
「そ、それで、コレをどうする気なの?、会社に言うの、それとも警察に突き出すの!」西尾佳織はある程度覚悟が出来ていた、自分自身こんな事がいつまでも続くと思っていなかったからである
「会社?警察?、そんな事わたしには関係ないわ、其れよりこの写真をどうするかよね?」高森玲那は妖しく意地悪く微笑み
「この写真、ネットにバラ撒くのも良いし、会社のオンラインに載せて会社中駆け巡らせるのも悪くないわよね?、主任はどちらが良いですか?」高森玲那は椅子に持たれ腕を組み勝ち誇った様に微笑んだ
「…高森さん、貴女は私に何を求めているの?、お金なの!」
「お金?、そんな物欲しくないわよ!、只欲しいのは、あなたの躰よ!」

つづき「お局様はマゾ奴隷(2)」へ


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