愛染の鳥籠[終]_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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愛染の鳥籠[終]

15-06-14 10:15

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「愛染の鳥籠[1]」へ

さっきも言った通り、僕にはもともと少女趣味があってね、だから非力な女子高生ばかりを狙っては、その体内に僕の遺伝子をたっぷり注入してやったんだ。

ゆっくり時間をかけて、子宮の奥へ奥へと、逆流してこないように粘り強く満たしてあげたのさ。

それなのに、それなのにあいつらときたら、僕のことを差別するような目で見やがって!

僕が何をしたっていうんだ!

ふしだらな服装、異性との不順な交遊、汚らわしい色気、そういう風紀の乱れを正す意味も込めてレイプしてみせただけじゃないか!

淫らなフェロモンを振り撒いているのは、あいつらのほうさ!

口では「嫌だ、嫌だ」と言っていたくせに、快楽の前ではただの『牝』に変わり果てて、何度も意識を失いかけていたのさ!

あどけない顔がぐにゃぐにゃとグロテスクに歪んで……、内臓の奥から搾り出すように割れ目から愛汁を溢れさせて……、痛みが快感だと錯覚していただろう……。

……。

……。

すまない……、取り乱してしまった……、気にしないでくれ……。

僕は最低な父親だな。

ほんとうは自分でもよくわかっているんだ。

だけど、気持ちがどうにも止まらないんだよ。

僕の未来には彩花しかいない。

彩花じゃなきゃだめなんだ。

「パパのお嫁さんになるんだ」なんて、まだ小さかった君は僕に言ってくれたよね。

免罪符、とは言わないけど、あの出来事をずっと引きずっている僕は今日、ようやく君と結ばれるんだ。

この世でもっとも不適切な関係、親子の不貞、そんな背徳が僕の心を黒く塗りつぶすほどに、もっと彩花を知りたくなる。

そんなに怖がらなくてもいいよ。

だって僕と君は、父親と娘である前に、男と女なのだから。

来年の春にはいよいよ彩花も大学受験、それが済んだら成人式、そうしてだんだん大人になって、いつかは僕にふさわしい花嫁になっていくんだね。

もう時間がない。

君をさらって逃げて来たこの別荘にも、近いうちに警察の人間がやって来るだろう。

おそらく僕が犯した女子高生のうちの誰かが、勇気を出して被害届を出したのかもしれないな。

指名手配か。

贖罪の時が来たようだ。

こんな父親で、すまない。

彩花、セックスしよう。

まずはベッドの上に、君が先に乗るんだ。

そうだよ。

そうしたら制服は着たままで、下着だけを脱いでこっちに寄越すんだ。

慌てなくていいよ。

ゆっくりでいいんだ。

そうか、ブラジャーのカップは『D』になったのか。

お揃いのピンク色のショーツだって、ほうら、こんなにも手に温かい。

いいかい、こうやって下着を軽く揉んであげると、染みになっている部分から甘酸っぱい匂いが立ってくるんだよ。

おしっことか、おりものとか、愛汁の匂いがね。

体を開いて、脚を開きなさい。

彩花のおっぱいとおまんこを、僕に見せるんだ。

いい子だ。

杏仁豆腐みたいに、しっとり白い肌だね。

小粒な乳首が紅潮して、ぷっくりと凝り固まって、とてもおいしそうだ。

下の口はどうだ、ぱっくりと羽二重に貝割れして、肉厚な陰唇のあいだから、フリルの飾りみたいな薄い陰唇がひらひら顔を覗かせているぞ。

クリトリスはまだ皮を被っているから、どこにあるのかわからないな。

彩花、自分の指でそこを左右に広げて、クリトリスを僕に見せておくれ。

いいぞ、その調子だ。

それにしても今日の君は、いつになく僕の指示に従順じゃないか。

そうか、わかった。

言うことを聞かないと、あの頃のように僕がまた、ママに暴力を振るうと思っているんだろう?

勘違いをしないでくれ、あれはぜんぶ愛情の裏返しの仕業なんだよ。

良くも悪くも、僕はもうむかしの僕じゃない。

君は黙って操(みさお)を差し出せばいいんだ。

ほらもっと、熟れかかった穴の奥に潜ませているもう一人の自分を、その細長い指で乱暴に掻き出してあげなよ。

もっとだ。

ぐずぐずに溶けた膣肉が震えるくらいに、そうだ、彩花は女の子なんだから、子宮から美しくならなきゃだめだ。

僕に触って欲しいんだろう?

肩の力を抜いて、深呼吸してごらん。

僕の指を感じるんだ。

ほうら、もうこんなに濡らして、すくっても、すくっても、ぜんぜん間に合わない。

気持ち良くなってきただろう?

して欲しいことがあったら、恥ずかしがらずに言うんだ。

中に入れてみようか?

ほら、ほら、人差し指が入った。

中が熱いよ、彩花、くちゅくちゅいってる。

今度は中指も、すごい、二本目が入っていくよ。

彩花の窮屈な膣の中で、こんなにも自由に指が動くなんて。

このへんで一度、逝っておこうか?

いくよ?

薬指も入れてあげるよ。

大丈夫、痛くしないから、安心して逝っていいよ。

彩花、すごい、たくさん濡れて、もう、指がふやける、逝って、もっと声を、ああすごい、こんなに、彩花が悦んで、ああ、愛してるよ……。

……。

うわあ、大変だ、あちこちびしょびしょだ。

彩花、上手に逝けたじゃないか、きゅうきゅうと僕の指を締める、君自身の穴が、痙攣しながら発火して。

パは嬉しいよ。

なんて香(かぐわ)しい体なんだ。

そこに顔をうずめてあげる。

ううん……、じゅるじゅる……、ごくん……。

ちゃぷちゃぷ……、ぐびり……、ぺちゃ……、こくん……。

甘い蜜が、飲むほどに、内臓に染みる。

ここを舐められるのは、初めてかい?

ちゅくちゅく……、うふう……、んぐん……。

舌に甘酸っぱくて、奥歯までぬるぬるだ。

お尻の穴まで、愛液で光っている。

僕だって、ほら、もう出来上がっているんだ。

彩花が欲しい、血の繋がった女子高生の彩花が欲しい、そうやって勃起してるんだ。

今日ほど、君の父親で良かったと思える日はない。

僕らは結ばれるんだ、そうさ、僕らは二人で一つになる。

いいのか、彩花に入れていいのか、入れて欲しいか?

少しずつだ、僕は太くて長いから、彩花を壊すかもしれない。

妊娠させてしまうかもしれない。

君は卵を産むんだ。

そうして僕らは生まれ変わる。

平等な命の名の下(もと)に、新しい親近関係を築いていく。

やっと彩花の中に入れる。

ここか?

ここに欲しいか?

彩花の柔らかい肉に、僕は、埋もれて、入る、入っていく、ピンク色の粘膜が、糸を引いて、熱くてたまらない、奥まで、挿してやる、うっ。

……。

どうだい、彩花の中に、パパがいるだろう?

お腹が膨らんでいるみたいだろう?

ほら、ほら、こうやって、抜き差しすれば、子宮が、突き上げられて、生きた心地が、満たされて、気持ちいいだろう?

……。

唇を重ねよう。

なんて可愛らしい唇なんだ、汚れのない、天使の唇。んむ……、ちゅ……、はうぐ……、ちゃぷ……。

彩花ああ、はむん、ああ、彩花、唇も、性器も、深く繋がっているよ、ああ、ああ。

綺麗な髪だ、綺麗な乳房だ、手足だって、こっちの膣の中まで綺麗な、彩花はパパの体で、女の子になるんだ。

一緒に逝こう、もうすぐ、出してやる、うう、ああ、逝くぞ、彩花、二人で、ううっ、彩花の中に、奥に、ぜんぶ繋がる、精子と、卵子が、溶ける、溶けるんだ、彩花ああ……。

……。

……。

どうかしてる……、僕はほんとうに……、君を犯してしまった……。

ごめん、ごめんよ、彩花。

哀しい思いをさせて、心も、体も、汚してしまった。

こんなふうに出会わなければ、僕らはきっと、普通の恋人同士のように、幸せになれたはずなのに──いいや、こんなことを言うのは、もうよそう。

僕はもう十分いい夢が見れた。

僕の体は病魔に冒されている、それだけは止めることができない。

だけど最期に、こうやって彩花の体を抱くことができて、この世に未練もなくなったよ。

僕と君は、親鳥と雛なんだ。

巣立ちの時が来たようだ。

彩花、こんなパパのために、泣いてくれるのかい?

「ありがとう」

「「僕は生まれ変わって、君のお腹に宿るんだ」」

「「「そしてまた親子として対面できた時、こうやって愛の営みができたらいいな」」」

「「「「さようなら、彩花」」」」

おわり


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