籠絡 ろうらく12_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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籠絡 ろうらく12

15-06-14 10:16

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「籠絡 ろうらく…」へ

『アオヤギ!?、、青柳理事長、、、!』
しわがれた低い声、白い口髭、ぼんやりと男の輪郭がかおりの記憶の中でよみがえっていった。

娘が通う施設でOのしでかした不始末。それを保護者に謝罪するためにはじめて顔を見せたのが、青柳だった。
もともとその施設の経営は別の人物が始めたものだったが、青柳に乗っ取られたのだと聞いた。
殊勝な面持ちでみんなの前で頭を下げていたあの男に、自分が今、素肌を晒していることがかおりには信じられなかった。
しかも縄で弄ばれて、悶えている自分が…。

「やめて!青柳さん!あなた…G園の理事長でしょう!! なんてことを…」声を震わせて、かおりが叫んだ。
「ふふふ、分かってしまったのなら仕方ないな」青柳は悪びれる様子もなく、落ち着いた口調で答える。
「な、何を…」ふいに青柳の気配がかおりの背後に迫った。
青柳に目隠しの黒い布をゆっくり解かれ、眩しすぎる光が一瞬、かおりの視界を妨げた。顔をそむけるかおり。
おぼろげにOの姿が見えた。撮影用のライトの横でOがビデオカメラの小さな画面を覗いている。
かおりの焦点が合い、にやつくOの表情がはっきり見て取れた。不快に歪むかおりの表情。
「あんた、でしゃばり過ぎたんだよ」自分の非を棚上げにして、Oはカメラのアングルをいじりながら片手間にそう言った。

「種明かしは、後でじっくりと。これから楽しませてもらうんだからな」青柳はOの言葉を制するように言葉を挟む。
「やめて!触らないで!!」かおりには受け入れがたい状況だった。
青柳の手がかおりの胸に伸びる。乳房は縄で大きく迫り出され、両方の乳首には赤い紐が根本から巻きついている。わずか数センチ、乳首の先端が見える。
「やっやめて!本当に、、あっ、あっ」かおりの表情を下から見上げながら、青柳がその乳首を口に含んだ。
温かい青柳の口の中で、乳首が転がされる。乳首は大きくなろうとした。そして行き場のない血流は、否応なく乳首の先へ先へと集まっていく。

『乳首が…伸びちゃう…やめて、、、やめて、、』
ジンジンとした甘い痺れと、ドクドクと乳首の先端が脈打つような感覚に、かおりは怯えた。
青柳の口の中で、乳首を締めている紐はたっぷりと水気を含み、鮮やかな赤をいっそう色濃くしている。
かおりの豊かな胸の先は、青柳の仕込みで形を変えていくだろう。少しでも刺激されれば、ビンビンに勃起してしまういやらしい乳首に…。

青柳は満足そうに、かおりの乳首の爆ぜそうな部分を執拗に指で捏ねていた。
「誰が見ても淫乱な乳首にしてやる」 青柳のその言葉に偽りはなかった。

つづき「籠絡 ろうらく 13」へ


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