この話はつづきです。はじめから読まれる方は「お局様はマゾ奴隷」へ
廊下で咽び泣く西尾佳織を見下ろし高森玲那は呟いた
「これで終わったと思わないでね、貴女も満足してないと思うけど」見下す高森玲那に佳織は戦慄き顔を歪めながら言った
「…まだ、まだ私に何をさせる気なの!…貴女の望事は…して来たつもりよ!」震える身体が艶めかしく見えた
「マゾはイヤと言うのはして欲しいって言う意味よね!、佳織、貴女はまだまだ辱めを与えて欲しいわよね?」高森玲那の問い掛けに西尾佳織は口を噤んだ、高森玲那は佳織の前に腰を下ろしうなだれる顔を持ち上げる為に指先で佳織の顎を抓み挙げ
「どうなの?お返事は?お返事はどうしたのかしら!」玲那の射る様な眼に佳織は震えながら口を開いた
「…は、はい…」
「はい?、はいじゃ判らないわよね?キチンと言いなさい!」玲那の言葉に佳織は生唾を飲み込み
「…佳織を…虐めて下さい」
「佳織って誰なの?フルネームで言いなさない」
「西尾佳織を…虐めて下さい…ぅぅぅ…」佳織の泣き声が廊下に微かに響いた、高森玲那はツンと澄ました表情で
「フフフ、判ったわ虐めてあげる、沢山虐めてあげるわ」そう言うとスッと立ち上がり佳織を残したままオフィスへと消えていった、廊下に残された佳織は怖ず怖ずと立ち上がり捲れ上がったミニスカートの裾を直し乱れた髪と化粧を簡単に直しオフィスへと戻った
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