私、大屋敷優。大屋敷学園に通う女子高生!・・・親のコネだけどね☆
3年生になって、次のテストでも下から数えた方が早い場合、追い出すって怒られたの。あーあー。本当にヤダ・・・。大屋敷学園は、私立の中のトップ校だから困るんだろうけど。
早川瞬・・・。3年生になって初めておんなじクラスになったけど、全教科100点。経済関係へと進むらしい。顔も凄く素敵で、一目惚れしてしまった。瞬に教えてもらいたいな・・・。
でも、無理だよね。女子に大人気だから私の相手なんて・・・。
俺、早川瞬。母さん曰く、将来のトップモデル。いや、んなことしねえよ!・・・ともかく、長かった6日間を終え、テスト2週間前のピリピリした休日を過ごす。俺の姉も再来週になんかの面接を受けるらしく、頑張っている。
「まあ・・・!理事長からメールよ!」
大屋敷理事長は凄い変わり者で、全校生徒(高等部、大学部)2600人の保護者(大学部の場合生徒)のメアドや電話番号を知っている。アホだ。
「『一人娘・優の家庭教師をしてほしい』ですって!」
「俺?姉貴じゃ・・・」
「私はそんな暇ないっ!」
キッと睨まれた。おお怖っ!流石今年の干支・蛇年生まれ!
「瞬、さっさと行きなさいよね~」
「・・・わかった」
優といえば、可愛くてスタイル抜群で・・・大バカ。あいつは大学部にコネで進む気だとメールに書いてあった。ドアホ!
「ここか・・・でっけえな・・・」
とりあえず、あがることにした。
「ふぇ!?い、今から!?」
『何か都合悪いか?』
「・・・べ、別に」
『父さんはこれから母さんと出掛けるからな。きちんと教えてもらえ』
またラブホに行くんだろう。お母さんの久々の夜勤明け休み。お母さんは市で一番大きい病院の看護婦。超多忙。
「まさか来るなんて・・・」
どうしよう。絶対顔真っ赤だよね・・・。
「入るぞー」
「ひゃ!?」
私は今からオナニーでもしようかと裸だった。
「開けないで!」
「ん?」
もう既に時遅し。私は顔を真っ赤にして瞬を追い出した。
「・・・いい体だな」
今日は数学を教えるだけだ。母さんと姉貴命令で7:00までいろと。・・・現在、4:30過ぎ。
「いいかー?」
「・・・」
「さっきはごめんって」
「・・・入って」
何だか可愛い声だ。
今日は数学。手が触れる。
「あ・・・」
真っ赤だ。覚えられるかな・・・?
「あのさ、数学終わったらお願いがあるんだけど・・・」
「・・・え?」
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